〈さっぱ〉はお店のおばちゃんの勧めに従って、空炒りすることにした。
まず、玉ねぎを千切りにして、カンタン酢で和える。
続いて大きい方を4尾フライパンで空炒りする。
空炒りといってもどの程度やればいいのかがわからない。
煮干で田作を作る要領で、カラカラになるまで炒った方がいいのか?
それだと硬くなり過ぎかもしれない。
テキトーに温める感じで火から下ろして、玉ねぎの上に乗せ、カンタン酢をそそぐ。
玉ねぎを〈さっぱ〉の上にも乗せて、冷蔵庫へ。
6時間ほどして夕食に食べてみた。
空炒りというか焼いている感じ。
玉ねぎの千切り。
できあがり。
硬いがなかなかおいしい。
ツレアイは、もう少し柔らかい方がいいと言う。
確かに硬い。
ネットで広島の郷土料理を調べてみる。
〈さっぱ〉の煮干で出汁をとる方法の記事を見つけた。
その中に、出汁をとった〈さっぱ〉は引き上げて、酢の物にしてもおいしいとある。
これやな!
さっそく夜中に〈さっぱ〉で出汁をとってみた。
今回も大きい方の〈さっぱ〉を4尾使用。
匂いを嗅ぐとほんのりと甘い。
いい出汁がとれたようだ。
出汁をとっている間に、玉ねぎとニンジンを千切りにして、カンタン酢で和えておく。
出汁から引き上げた〈さっぱ〉は、水分を切って玉ねぎの上に乗せて、カンタン酢で和える。
冷蔵庫に保存。
翌日の夕食まで20時間ほど漬け込んだ。
ニンジンの千切りも入れてみた。
これを冷蔵庫へ。
20時間後。唐辛子を入れるのを忘れていた。
こちらのやり方の方が柔らかくていいようだ。
出汁は味噌汁に使う。具は大根と揚げ。
こちらもおいしい。
あとは、小さな〈さっぱ〉の素干しをどう使うか。
遠足友達のK氏がやってきたので、〈さっぱ〉の大小をそれぞれ半分お土産として渡した。
と、こんなことばかりやっているわけではない。仕事にも励んでいる。