一月七日の人日には七草粥を食べる。
もう40年ほど続いているだろうか。
たしか子どものころも母親が炊いてくれていた。
ワタシも息子が物心ついたころから、毎年炊いている。
ただ粥から炊くことはあまりない。
前日のご飯の残りを使った雑炊である。
七草(七種とも)はセットで正月の三日ころから
スーパーの店頭に並び始める。
むかしに比べると値段もずいぶん高くなって、
税込500円を超える。
前日にさっと茹でておいて、翌日の朝食。
七草の名前だが、五七五七のリズムで
覚えれば忘れることはない。
セリナズナ
ゴギョウハコベラ
ホトケノザ
スズナスズシロ
この中でホトケノザは小鬼田平子のことで、
以前住んでいたすぐそばの神田川沿いに
いつも可憐な小さな花をつけていた。
どこででも見かける植物だ。
ナズナもよく見かける植物である。
別名ペンペングサと呼ばれるが、
ムギ栽培の伝来と共にこの列島渡来した
史前帰化植物と考えられているから
なかなか由緒ある種である。
そんなこんなで、今年も七草粥をいただいた。