散歩と俳句。ときどき料理と映画。

宗印禅寺から高尾へ 4

ふたたび平山城址公園駅に戻る。
駅の電光掲示板を見ると10時55分発の
高尾山口行きが掲示されている。
時刻は10時52分。あと3分で出発。
思い切って高尾山口まで行くことにした。


運賃は180円。
高尾山口は8つ先になる。
電車に乗り込んでネットで調べると所要時間は21分とのこと。
なんだこんなに近いのか。
これならウチから高尾山まで1時間もかからない。
運賃だって往復で360円じゃないか。
堀之内から調布まで戻り、そこで乗り換えて
高尾山口というルートにこだわり過ぎていたな。
これもネットで調べてみる。
運賃は片道520円。往復で1040円。約3倍。
所要時間は46分だから変わりはない。
といってしょっちゅう高尾山まで遊びに行くわけではないが。

高尾山には登らずに、駅の周辺で蕎麦でも食べて帰ろう。
高尾の蕎麦が特別うまいわけではないが、
ワタシは高尾山で蕎麦を食べるのが好きなのである。

最近新しくなった高尾山口駅の駅舎は隈研吾の手による。つまらんデザインである。

いろいろ調べ物をしているうちに電車は高尾山口に到着。
日曜というのにそれほど混んではいない。
ただ外人の姿が多い。
ロープウエイで登ればきっと人出は多いのだろう。

まずワタシの好きな〈TAKAO 599 MUSEUM〉を覗く。
植物や昆虫の標本を見たあと蕎麦屋を探す。

〈TAKAO 599 MUSEUM〉は入場無料。

探すといっても周辺は蕎麦屋だらけである。
現金の持ち合わせのほとんどないワタシは
PayPayを使える店を探すのである。
こういう観光地は〈現金のみ〉という店が多い。

〈クレジットはタッチ式の決済のみ利用可〉という店を発見。
入って店員に〈PayPay使える?〉と聞くと
〈使えますよ〉と元気な返事である。

メニューを見る。
ビールが750円、高いな。観光地値段。
最初から日本酒というわけにもいかない。
ビールを頼み、つまみは好きでもない〈山菜つまみ〉500円。
いちばん安いやつである。
板わさでもあれば頼むのだが。
届いた〈山菜つまみ〉は塩っぱい上に結構な量。
ビールのお供に来たのが〈沢庵〉。
塩気の多いものばかりである。

ワタシの正面、店の裏手にあたる席はガラス戸になっていて、
緑が濃く湧水も流れていて眺めはいい。
テーブル席ではなくこの小上がりにすればよかったか。

ビールを飲み終えたところで、清酒に切り替える。
1合瓶に入った〈高尾山〉が650円。
これも高いな。前は550円ほどではなかったか。


折角高尾まで来たのだ、あまり値段のことをグチグチ考えるのも
止めておこうと思うが、ビンボー人には切実な問題なのだ。
酒と一緒に頼んだ〈ざる蕎麦〉が到着。
これは780円と観光地にしては良心的である。
高尾山ではふだんは〈とろろ蕎麦〉を頼むのだが、今回は〈ざる蕎麦〉。
気持ちが弱っているのかもしれんな(笑。

ささっと切り上げて帰路につく。
帰りはやはり平山城址公園駅からシルバーパスでバス便。
ウチに辿り着いたのは14時半。
あっというまの遠足だった。

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