散歩と俳句。ときどき料理と映画。

相模原市古淵へ  鹿嶋神社、そして昼酒

大日堂を出て少し先に鹿嶋神社がある。これも駅前の地図で確認しておいた。

鹿嶋神社拝殿。

神社の境内に鐘楼とはめずらしいのではないだろうか。

鹿嶋神社は全国に600社ほどあるらしいが東日本に多いようだ。ここの鹿嶋神社の創建は不明。〈新田貞義が鎌倉攻めのおり祈願のために建立〉とか〈淵辺義博の子が建立〉とかまあテキトーなものである。ここに樹齢1000年を超える大ケヤキがあると解説板には書いてあるのだが、それらしい大木はみあたらない。その大木の根元に〈カナメ石〉と呼ばれる石の解説もある。〈カナメ石〉はたしかにあるのだが、やはり大ケヤキはない。すぐ近くに〈二代目御神木〉と書かれた立て札と、囲いの中にまだ若いケヤキを見つけた。すると大ケヤキは枯れてしまったのだろうか。

〈カナメ石〉は、境川のほとりにあった〈田の神〉とも言われているらしい。

二代目襲名。

境内のはずれの境内社稲荷神社鳥居の横に地神塔がある。〈嘉永三戌八月〉と刻まれているから1850年か。地神塔は多摩地区や相模原の神社や寺で時折みかける。北新宿にいたころはあまりお目にかからなかった石塔である。

地神塔。


境内社の香取神社。

こちらは稲荷神社。なかなか立派な構えである。

鹿嶋神社の前の屋敷の蔵と満開の河津桜。

鹿嶋神社を出て古淵駅に戻ったのが12時。橋本まで戻ってどこか蕎麦屋でも探して昼飯にしよう。
スマホのマップで調べると橋本駅の南口に蕎麦屋がある。ちょうど昼飯どきである。混んでいるかもしれないなと思いながら行くと、客はひとりもいない。よほどまずい蕎麦を食わせる店なのか。少し不安になる。
店頭に貼り出してある〈おしながき〉を見ると、もりが600円、日本酒が450円と安い。この値段なら少々まずくても文句はない。

日本酒を常温で頼み、つまみは450円のしらすおろし。店主ひとりで切り盛りしている店のようだ。いや、切り盛りもなにも、ワタシが店にいた40分ほどで客はひとりも来ない。切り盛りのしようがない。

最後に頼んだもり蕎麦は意外においしい。勘定のときに店主に〈蕎麦おいしかったですよ〉と声をかけると〈そうなんですよね〉と他人事のような返事。おかしな店である。

午後2時には帰宅。10km歩いたが意外と疲れていない。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「遠足未満散歩以上」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事