洋上風力発電と漁業 海外と日本の経験

Offshore wind farms and fisheries
”洋上風力発電と民主主義”

道機船連は洋上風力発電有望区域に重要資源の産卵場が含まれていることを指摘し強い懸念を表明する

2023-05-12 05:58:30 | 日記

 

2023年05月12日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[道機船連は洋上風力発電有望区域に重要資源の産卵場が含まれていることを指摘し強い懸念を表明する]

2023年5月12日付北海道新聞は、経済産業省と国土交通省は、道内で洋上風力発電の受け入れ準備が進んでいる石狩市沖、岩宇・南後志地区沖、島牧沖、檜山沖、松前沖の5区域を、整備に向けて関係者が具体的な検討に入る「有望区域」に選定することが11日、複数の関係者への取材で分かったと伝えた。

道内で洋上風力の有望区域選定は初。選定後、最短約1年で指定される「促進区域」になれば、実際に整備が可能となるとしている。

この件について北海道機船漁業協同組合連合会は、当該調査海域に、重要なスケトウダラ資源再生産のための産卵場が含まれていることを指摘し、強い懸念を表明する。

また、成魚の資源利用者は、調査海域漁業者ばかりでなく、北海道の日本海側全体に及び、広域の多くの漁業者となる。

現在、北海道日本海側資源(日本海北部系群)は、低位な資源評価から、世界中のスケトウダラ漁場において資源開発率(漁獲割合)が10%-20%に設定されているにもかかわらず、この漁場のみ5%を切る極めて低い総許容漁獲量設定で資源回復に関係漁業者は取り組んでいる。

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