斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

沖縄バスのワンステップバス

2007年05月05日 13時45分01秒 | バス
 沖縄のバス事業者では乗客減に伴って経営が悪化してしまい、老朽化した730車を置き換えるべく中古車を導入するようになっていました。しかし、今では730車の置き換えが落ち着き、今度は初期に導入された中古車を置き換える動きまで出ている状態です。
 よって、最近叫ばれているバリアフリー化には程遠い状態が続いています。しかし、わずかながらバリアフリー化の動きがあります。

 沖縄バスでは2004年に県などの補助金によって
 大型ワンステップバス
 を導入し、糸満~新里を結ぶ36系統に導入されました。それ以降、毎年1台ずつ増備され、現在は
 4台
 がいます。それらの車両たちを紹介していきます。




 沖縄200か 305
 2004年2月に導入された沖縄バス初のバリアフリー対応のワンステップバスです。形式はKL-MP35JKとなります。導入当初は新聞でも取り上げられるほど注目を集めており、試乗会まで開催されました。
 車内は車椅子が1台搭載できるように配置されているほか、本州でも見られるほど標準的なレイアウトになっています。
 2004年2月より36系統で走り始めましたが、2006年辺りに36系統による運行が終了し、77系統に転用されて現在に至っています。



 沖縄200か 376
 2005年2月に入った2台目のワンステップバスです。この車両の導入に伴って石川~読谷を結ぶ48系統にもワンステップバスの運行が開始されました。36系統と48系統とともにマイナーな系統ですが、生活との密着性は高いです。
 仕様的には2004年式とほぼ変わりません。運行開始当初から現在まで一貫して48系統で運用されていますが、那覇に姿を現さないこともあってあまり目立ちません。



 沖縄200か 459
 2006年2月に入った3台目のワンステップバスです。この車両の導入に伴って沖縄本島で最長距離路線である77系統にもワンステップバスが運行開始されました。ワンステップバスは那覇配置で、朝に那覇を出て77系統で2往復して戻る運用になっています。
 この車両よりPJ-MP35JKとなり、車外では灯火器基準改正に対応したものになっています。車内は特に変化はありませんが、ポールが橙色になっています。4台いるワンステップバスの中で唯一系統番号板の表示がありません。
 新製当初から一貫して77系統で運用されています。



 沖縄200か 522
 2007年2月に入った最新かつ4台目のワンステップバスです。77系統で運用されています。
 仕様の変化は特にありませんが、後部のナンバー灯が459とは違うぐらいです。

 沖縄バスではこのように地味ながらワンステップバスを継続導入し、バリアフリー化を進めています。他に那覇バスでは7・10系統用に日野ボンチョを入れ、ノンステップ化を果たしています。将来的にどのような流れになるのか見逃せないところです。

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