斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

長崎自動車 ワンステ大量投入他

2015年10月14日 22時03分14秒 | バス
 長崎自動車では2005年の初投入以来、ノンステを投入してきていたのですが、2014年より
 ワンステ
 の投入に戻り、2015年は大量投入がなされています。そのワンステを見てみましょう。



 2014年に投入された
 エルガ
 のワンステです。ワンステの投入は9年ぶりとなりますが、前回は中扉が4枚折戸でしたが、今回は引戸になった事がポイントです。そして、クーラーも2010年以来サーモキング製に戻っています。何気なくセーフティウィンドウ付きですね・・・。
 そのエルガワンステですが、社番は1401~ではなく、1450~になっている事がポイントです。例年なら01~なのですが、社番が1401~になっている1994年式が残存していたため、重複を避けるためだったようです。1994年式は40台がいたため、50~のスタートになったようです。
 写真は上から
  1454 長崎200か 907
  1454 長崎200か 913
 です。因みに2014年式はエルガのみです。











 こちらは2015年に投入された
 エルガ
 のワンステです。今回は25台という大量投入となりました。近年は10台前後だっただけに久々の大量投入です。基本的に2014年式とほぼ同じです。でも、社番は1995年式が残存している関係で1561~の付番となり、ワンステは1569~1593のようです。写真は上から
  1575 長崎200か1022
  1576 長崎200か1027
  1579 長崎200か1014
  1582 長崎200か1009
  1584 長崎200か1008
  1585 長崎200か1019
  1588 長崎200か1011
  1590 長崎200か1024
  1591 長崎200か1028
  1592 長崎200か1029
 です。社番とナンバーの順番が一致していないのですが、長崎自動車は営業所によってあらかじめ社番を振り分けているためです。



 そして、2015年には
 ブルーリボンⅡ
 も並行投入されました。ブルーリボンⅡの投入は2年ぶりですが、今回はワンステでの投入になっています。ブルーリボンⅡノンステは多数投入してきているのですが、ワンステは意外と今回が初めてとなります。更にブルーリボンⅡながらクーラーがサーモキング製になっている事もポイントです。サーモキングのブルーリボンⅡは全国的にも希少な存在ですが、新たな仲間が加わった感じですね・・・。社番は1995年式が残存している関係で、3510~となり、5台が投入されています。写真は上から
  3510 長崎200か1001
  3512 長崎200か1005
 です。


 こちらは2015年に投入された
 ガーラ
 です。貸切用で、写真は1566です。2015年式は貸切車が先に投入されたので、1561~1568が貸切用のガーラになっています。


 こちらは2000年式の
 エルガミオ
 ですが、元京急バスの車両です。まさかの中古車ということになります。どうやら、東長崎地区の県営バスの撤退に伴う路線移譲を受けての投入だったようです。社番は2023で、2000年式の2022までの続番という形のようです。

 これまでノンステを入れながらしていきなりワンステに戻ったのは驚きでした。どういう経緯でワンステになったのかを考えると謎ですが・・・。
 以上です。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (斬剣次郎)
2015-10-16 00:21:08
 浅香様
 コメントありがとうございます。

 遅くなりましたが、当該記事に返事いたしましたので、ご確認をお願いいたします。
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Unknown (斬剣次郎)
2015-10-16 00:20:30
 きみぴょんず様
 コメントありがとうございます。

 ワンステの大量投入の背景の考察頂きありがとうございます。2000年代前半に長崎自動車の経営が傾き、その関係で新車投入を抑制していた。その関係で、多数残存している古参車の代替を一気に進める必要が生じ、ワンステにすることによって1台当たりのコストを下げて大量投入に踏み切ったという見方ですね・・・。
 なるほどと感じました。確かに今年は例年にない大量投入でしたからね・・・。長崎自動車は今未だツーステが多く残っているという印象でしたからバリアフリー化を急ぐ必要が生じたとみても無理ないですね・・・。
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Unknown (斬剣次郎)
2015-10-16 00:16:12
 UA-314様
 コメントありがとうございます。

 ワンステの大量投入ですが、ノンステでも問題なく投入してきていただけに驚きでした。でも、モデルチェンジとは関連性は低いと考えています。ノンステならノンステを特別仕様で入れるなどJ-BUSとの密接な関係があるので、難しくもないのですが・・・。
 多数の古参車を代替するに当たってワンステにすることによってコストダウンしているのかもしれませんね。きみぴょんず様のコメントも一つの見方かと思います。
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Unknown (浅香)
2015-10-15 21:35:15
この記事とは無関係なのですが、

http://blog.goo.ne.jp/yoichiro1221_train223kei/e/1bca1ff391f2639b8ab011c01c023acf

こちらの記事で、側面幕の画像を資料として使わせていただきたいのですがよろしいでしょうか?
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謎を解くカギ (きみぴょんず)
2015-10-15 19:26:55
まず、多少長くなりますが、御了承下さい。(もともと長崎の出なもので)

長崎バスは出資してた会社(長崎オランダ村・長崎バイオパーク・ハウステンボス)が2000年代に次々に倒産して、本体も経営が傾いた時期がありました。(2003年・04年と新車を1台も買わなかったのはそのため)
そこから会社が立ち直るのに数年かかったこともあって、新車の投入ペースを落として旧年式車を延命させてきましたが、そうこうしているうちに今度は1994年から96年までに投入した約150台の路線車が経年20年になることもあって、置き換えのための今回の大量導入につながったと思われます。

そしてまた、長崎バスのノンステップ車は床高さを通常より上げた特注仕様での導入なので、バリアフリー化を急ぐためにあえてワンステに戻した可能性も考えられます。
長崎バスは今月運賃を値上げしましたが、会社側のニュースリリースにも「新車導入によってバリアフリー化を促進するため」と書いてありましたのでね。
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Unknown (UA-314)
2015-10-15 18:37:26
済みません。下の投稿は私です。名前を書くのを忘れて投稿してしまいました。
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Unknown (Unknown)
2015-10-15 09:21:11
長崎バスは昔からいすゞ 日野のヘビーユーザーなので現在のJ-BUSとはわりと親密な関係なので今回のモデルチェンジの情報が早期に得られた為ではないかと、地形的に坂が多く、道幅も狭いので、MT仕様が無くなる前の駆け込み購入の措置と考えます。三菱ふそうもLKG規制車は皆無ですし、これは私の憶測なので間違えかもしれませんが、その点は御容赦下さい。しかし、今後の新車はAT AMT仕様のみなのでどうするのか大変興味深いです。
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