斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

JR長岡京~阪急西山天王山~京阪淀駅

2013年12月25日 22時08分02秒 | バス
 阪急の西山天王山駅開業と同時にバスでも新たに
 JR長岡京~京阪淀駅
 の路線バスが運行を開始しました。もちろん、西山天王山駅経由です。この路線は90系統で、阪急バスと京阪バスの共同運行という形となっています。平日朝夕は1時間に2本、それ以外は1時間に1本が設定されています。





 京阪バスは
 京田辺
 が担当しています。担当営業所は場所柄男山と予想していた方々が多かったみたいですが、京田辺担当となったのは以外という感じでした。行先表示は起点では経由地表示に阪急西山天王山が付きますが、途中から阪急西山天王山が消えるという形になっています。京阪バスでは循環系統を除いて原則的に途中で表示が切り替わる事は無いので、阪急バスに合わせた形なのでしょうか・・・。
 初日はN-3881が充当され、祝開業がついたよだれかけを付けて走っていました。ちなみにこのよだれかけを付けたのはN-3875とN-3881の2台を確認しています。


 こちらは90系統に充当されたW-1117です。W-1117は今回のダイヤ改正に合わせて門真から転入して来たものです(門真管内の減便で余剰となったものでしょうか・・・)。京田辺にエアロミディの中型ワンステが配置されるのは今回が初めてになりますね・・・。


 JR長岡京駅で阪急バスと共に休憩するN-3881です。JR長岡京駅に京阪バスの車両が来るのは今回が初めてなのでしょうか・・・。阪急バスエリアなだけに違和感あります・・・。




 阪急バスは
 大山崎
 が担当しています。表示は京阪バスと同じなのですが、表示内容が阪急バスのLED表示としては珍しく、経由地表示が行先と並んで表示されています。つまり、90系統の表示は京阪バスの考え方と阪急バスの考え方を混ぜ合わせた形になるんでしょうね・・・。
 阪急バスが淀川を渡って京阪電鉄の駅に乗り入れるのは初めてになると思われます。京阪バスが淀川を渡って阪急の駅に乗り入れる例はあっても、その逆は無かっただけに凄く新鮮に感じたものです。特に阪急車による京阪淀駅表示ですね・・・。
 初日は2997が充当されていました。





 90系統の阪急担当便はツーステも充当されるので、幕も用意されていました。幕については阪急バススタイルのものになっていますが、番号のカラーは京阪バスに合わせてなのか、赤になっています。LEDと同じく、途中で表示が切り替わっていると思われます。
 尚、京阪バスの方は京田辺の幕車が消滅しており、幕は用意されていないはずです。





 90系統の時刻表ですが、共同運行とはいえ、阪急バスエリア(JR長岡京駅~落合橋)は阪急バススタイル、京阪バスエリア(洛西浄化センター~京阪淀駅)は京阪バススタイルとなっています。したがって、それぞれの時刻表には京阪バスと阪急バス担当便の記載があります。それだけでなく、90系統が通る停留所には2事業者の記載がなされていました。



 京阪バスと阪急バスでは90系統の運行開始に合わせてそれぞれの車両に対してPRのよだれかけがなされていますが、大津でもN-6220・6234によだれかけが付いていました。写真はありませんが、他にもW-1999も付いているのを確認しています。








 阪急西山天王山駅の開業に合わせて阪急バスの一部路線が阪急西山天王山駅に乗り入れるようになりました。そのため、西山天王山駅には阪急バスがたくさん来ています。それだけでなく、JR長岡京駅から大山崎営業所への回送バスも駅前を通って行くのを見かける事が出来ます。
 今回のダイヤ改正で、阪急バスの表示が少し変わりました。これまでは阪急長岡天神・JR長岡京と表示されていましたが、改正後は阪急長岡天神►JR長岡京と点が矢印に変わりました。つまり、どちらが先に通るのかわかるようになりました。下の写真は改正前の表示です。

 90系統の運行開始により、京都府内で淀川を渡って阪急と京阪を結ぶ路線が出来たわけでなく、阪急バスと京阪バスが共同というこれまでにないケースが生まれました。今後、どうなるか見ものです。
 以上です。

最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (4610m)
2013-12-26 01:11:02
淀川を渡って京阪駅までやってくる阪急バスといえば、サントリー京都工場の臨時送迎バスがありましたね。夏休みとかに走ってました。

洛西地区の阪急バスでもヨダレ掛けをつけてるのを見ましたよ。
返信する
Unknown (まっちゃん)
2013-12-26 04:39:18
おはようございます。

随分昔の話しですけど・・・
阪急バスが京阪守口市駅に乗り入れていましたよ。。。
大阪モノレールが門真市まで開業する前でしたが・・・
吹田~八尾線の残党として細々と営業していた「52系統」です。
当時(今のJRが国鉄だった頃)国鉄、阪急、京阪、近鉄の計4社が共同運行
してました。
阪急バスも国鉄吹田から国鉄千里丘を経由して、その当時は地下鉄守口まで乗り入れていましたがその後、京阪守口市駅まで延伸しました。
担当は柱本でした。

重箱の隅をつつく様で申し訳ないです。
返信する
戦後までは、同じ“京阪→阪急”だったんですがねぇ。 (Masaya)
2013-12-26 07:44:07
おはようこざいます。
この度開業した西山天王山駅、駅の作りは、私から見て“理想”と言えますね。バスとの乗り継ぎと言う点で、こう言う作りこそが必要だと思うんですよ。

……さて、ここは阪急京都線の駅ですが、元々は、京阪が開業させた路線なんですよね。

戦時中に阪急と統合され、新京阪のエリアは阪急に残った――と言う歴史があるから、今回、京阪&阪急両バスが乗り入れるのは、必然では――と私は思うんですがねぇ。

長くなりましたが、それでは、またです。
返信する
Unknown (斬剣次郎)
2013-12-27 00:40:37
 4610m様
 コメントありがとうございます。

 サントリーのバス、長岡京駅だけでなく、臨時として京阪駅まで行っていたんですね・・・。とはいえ、特定扱いですがね。
返信する
Unknown (斬剣次郎)
2013-12-27 00:43:32
 まっちゃん様
 コメントありがとうございます。

 補足ありがとうございます。昔に守口市駅へ乗り入れていたんですね。現在は廃止されたのことなので、今回の新路線はそれ以来となりますね。
 吹田駅~千里丘駅~京阪守口市駅が4社の共同運行だったんですね。今では考えられないような気がします。
返信する
Unknown (斬剣次郎)
2013-12-27 00:47:06
 Masaya様
 コメントありがとうございます。

 戦時中に京阪と阪急が統合され、京阪神急行電鉄となっていた事から、ある意味つながりがあるのかもしれませんね・・・。現在の阪急バスの茨木地区は元々京阪バスの路線でしたし・・・。
 西山天王山駅の鉄道と高速バスの乗り継ぎはある意味理想ですね。八潮駅のように道路を歩く必要がない点は評価に値します。
返信する
Unknown (Unknown)
2015-10-13 23:01:59
申し訳ありません。側面幕を資料として使用させていただきたいのですが、よろしいでしょうか。
返信する
Unknown (斬剣次郎)
2015-10-16 00:12:17
 浅香様
 コメントありがとうございます。

 返事が遅くなって申し訳ありません。
 「側面幕を資料として使用させていただきたい」のことですが、どのようにご使用されるのでしょうか?
返信する
Unknown (浅香)
2015-10-16 07:10:47
阪急バスの特に「色」の付いた行先番号のタイプの黒い方向幕がかつて使用された北九州市交通局の方向幕とよく似ています。 その比較のために使わせていただきたいのです。
返信する
Unknown (斬剣次郎)
2015-10-16 22:47:27
 浅香様
 コメントありがとうございます。

 言葉足らずで申し訳ありませんが、こちらが確認したいのは資料作成(外部で配布するものとか)やブログなどで拙ブログにある画像を使用したいのでしょうか?ということです。理由は了承しました。
返信する

コメントを投稿