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斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

北鉄奥能登バスの車両たち

2015年10月04日 19時38分42秒 | バス
 先日に北鉄能登バスの車両を取り上げましたが、今度は能登半島の奥の方をエリアに持つ
 北鉄奥能登バス
 の車両たちを見てみましょう。北鉄奥能登バスの車両は大まかに金沢地区からの移籍車、自己発注車、中古車の3つに分けられ、それぞれ社番で判別できます。そして、ナンバーも能登バスは希望ナンバーで社番に合わせているに対し、奥能登バスは一部を除いて一般払い出しナンバーという相違点もあります。まず、北鉄グループの自己発注車、中古車の順に取り上げてみます。


 こちらは
 日デRN
 です。北陸鉄道からの移籍車で、2000年式の50-578です。門前に所属し、撮影時は門前ローカル線に充当されていました。日デRNは能登バスでは多く見かけたのですが、奥能登バスではほとんど見かけませんでした。




 こちらは
 日野HR
 です。中型ロングで、北陸鉄道からの移籍車です。写真は上から2000年式の20-583、2001年式の21-598、2002年式の22-612です。一時期は大量に投入された中型ロングですが、少しずつ奥能登バスへ移籍しているようですね・・・。奥能登バスの大型車はほとんどいないので、貴重な大型車としても使われているようですね・・・。





 こちらも
 日野HR
 ですが、中型ノンステとなっています。いずれも北鉄奥能登バス(当時は能登中央バスもしくは奥能登観光開発)が投入した車両で、登録ナンバーと同じ番号を社番としている事がポイントです。写真は上から23-214、25-344~346です。基本的に北鉄グループと共通となっているようですね・・・。




 こちらは
 日デRM
 です。金沢地区からの移籍車で、上から2002年式の82-614、2003年式の83-631、83-632です。車両によってバンパーの色が異なっていたりしているのですが、移籍時期の関係だと思われます。前者は車体更生を行った後で、後者は従来のままという感じでしょうか・・・。




 こちらは
 三菱ふそうエアロミディ
 で、小型ノンステです。2005年式の35-182~185の4台がいて、門前、輪島などに分散配置されています。おそらく、奥能登バスが自ら投入されたものだと思われます。コミュニティバス用ではなく、一般路線で活躍しているようです。


 こちらは
 三菱ふそうエアロミディ
 で、2007年式のPA-MKです。北鉄奥能登バスが直接投入されたものだと思われます。



 こちらは
 日野レインボーⅡ
 のノンステです。最近投入が進んでいるタイプで、写真は上から2012年式の22-937、2014年式の24-247です。いずれもノンステとなっています。いずれも北鉄奥能登バスの自己発注車となります。




 次に中古車です。
 こちらは
 元関東鉄道バス
 のエアロミディで、上から1996年式の76-830(1714TRなど)、下が1997年式の77-831(1737MK→1737YT)です。関東鉄道バス時代は福祉循環バスや特定などで用いられていましたが、奥能登バスでは路線車として使われているようですね・・・。


 こちらは
 三菱ふそうエアロミディ
 で、小型かつトップドアのワンステという仕様になっています。どこから来たのかは不明ですが、一応七尾バス→北鉄能登バスが投入したもので、のちほど奥能登バスへ移籍しています。そのため、ナンバーが希望ナンバーになっている事がポイントです。1998年式のKC-MKです。
 にしても、濃い仕様ですね・・・。


 こちらは
 元広島第一タクシー
 から来たと言われているエアロミディの小型ノンステです。ノンステとはいえ、一般塗色なんですね・・・。


 こちらは
 元新京成バス
 の日デRMワンステです。奥能登バスでは珍しい富士8Eですね・・・。ワンステであるにもかかわらず、一般塗色である事がポイントです。2002年式の12-259です。




 こちらは
 元広島第一タクシー
 から北と言われているエアロミディの中型ワンステです。出自が同じと言われていながら、投入時期によって塗色が低床塗色と一般色と異なっています。とはいえ、同じ2003年式のKK-MKで、中は同じなんですがね・・・。でも、下の36-990は2006年式のPA代で、スモークガラスになるなど仕様がやや異なっています。


 こちらは
 元藤田合同タクシー
 のエアロミディワンステです。元々金沢地区に投入されていたものが最近になって奥能登バスへやってきたものです。


 こちらは
 元明石市交通部
 の日デRMノンステで、2004年式です。輪島地区で活躍しているようですね・・・。


 こちらは
 元岐阜バス
 の日野HRの9mノンステです。岐阜バスではPB-HRの廃車が進んでおり、そのうちの1台が奥能登バスにやってきた形ですね・・・。同型車が能登バスにも行っています。


 こちらは
 元北紋バス
 のエアロミディノンステです。2005年式のPA代ですが、北紋バスでは使いづらかったようで、早々と手放しし、奥能登バスにやってきた形ですね・・・。






 奥能登バスは金沢~輪島・珠洲間などの
 特急バス
 を運行している関係で高速車も所属しています。エアロバスを中心に最新はエアロエースも在籍しています。写真は上から
  31-588 2001年式 KL-MS86MP
  32-605 2002年式 KL-MS86MP
  36-672 2006年式 PJ-MS86JP
  37-715 2007年式 PJ-MS86JP
  39-848 2009年式 BKG-MS96JP
 です。

 北鉄奥能登バスは中型車と小型車が主体とはいえ、多彩な車両がいますね・・・。
 尚、営業所内での撮影は事務室の許可を頂いております。
 以上です。


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2 コメント

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自社発注のエアロミディ (きみぴょんず)
2015-10-11 18:38:05
これはもともと奥能登観光開発がのと鉄道能登線の廃止代替で買った車両でして。
当初はこの車両でも乗客をさばき切れると高をくくっていたらしいですが、いざバス転換されるとこの車両では積み残しが続出してクレームが殺到、それで親会社や移籍の中型バスをかき集めて現在の体制になったという話です。

もともと乗客の移動距離の長い能登線の廃止代替に立席定員をとらない小判のナンバーがついてるバスを投入する時点で、奥能登観光開発が需要を読み間違ったのは間違いないのですがね。
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Unknown (斬剣次郎)
2015-10-13 00:31:43
 きみぴょんず様
 コメントありがとうございます。

 あのエアロミディMEは能登線代替バス用として購入されたんですね・・・。しかし、路線長が長い上に鉄道線の代替バスに小型バスとはさすがに読みを間違えたとも言われても無理ありませんね・・・。でも、能登線代替バスから完全に引いたわけでもなく、中型バスが主体ながらも充当されているのを見かけました。
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