元京阪バス
の車両は全国的に流れ、第二の人生を過ごしている姿が見られます。沖縄県もその一つで、本島の4事業者全てに投入され、那覇ではよく見かける存在になっています。そんな沖縄本島に流れた元京阪バスの車両を紹介します。台数が一番多い沖縄バスから進めます。
沖縄バスに元京阪バスの車両が投入されたのは2003年の
エアロスターK
です。1990年式の車両が5台ほど沖縄バスに入り、全て32番コンベンションセンター線に投入されています。ただ、32番コンベンションセンター線が運行を開始したのが2006年なので、それ以前は20番や28番など他路線に投入されていました。32番に集約されたのは座席が少ないせいなのかもしれません(座席配置が京阪バス時代のままであるため)。
京阪バスの1990年式の車両は全車が山科及び大津に配置されていたのですが、沖縄バスに流れた車両は元山科の車両でしょう。何故なら、2003年に大阪地区から多数の日野HTが山科に転属した時に代替で1990年式のエアロスターKが廃車されているためです。
次に入ったのが
エアロミディ
です。1993年式の車両で、2007年の87番てだこ線の運行開始に合わせて投入されたものです。87番てだこ線が運行を開始したのが12月で、元京阪バスの車両が登録されたのが冬か春です。その空白はおそらく、留置か8番に入っていたものだと思われます。エアロミディは座席配置を公式側は1人掛け、非公式側は2人掛けに変更されています。
エアロミディは7台ほど投入されたようですが、2011年から87番用として元名古屋市交通局のエアロミディが入った事により廃車が発生しているみたいです。
87番てだこ線用として投入されたエアロミディですが、うち1台が20・120番名護西線に転用されました。転用にあたって座席をハイバックシートに取替されています。更に公式側で前から2つ目までの座席が撤去され、荷物置き場に変わっています。エアロミディが長距離路線に入ること自体が違和感あります・・・。
こちらは
エアロミディの小型ワンステ
です。Sタイプとなります。この車両は2010年に投入されたものですが、読谷に配置され、48番石川~読谷線に投入されています。とはいえ、Sタイプが中古車として出回ること自体初めて聞きました・・・。座席の取替は行われていないようです。
このエアロミディですが、幕の中古車で珍しく、側面行先表示器が活かされています(沖縄バスなので手動式のはず)。その代り側面のサボ受けがありません。
次は琉球バス交通です。琉球バス交通の元京阪バスの車両は全て
ブルーリボン
です。1992年式のU代で、車内の座席配置は京阪バス時代のままです。数台を確認していますが、いずれも那覇~具志川方面の路線に投入されています。
しかし、琉球バス交通ではかってP代の車両もいました。1987年式の数台が琉球交通(当時)に投入されました。当時の他事業者からの中古車は座席の取替が行われていましたが、元京阪バスの車両は取替が行われていませんでした。基本的に那覇~具志川方面に投入されていたのですが、543号車のみ一時期名護に配置され、北部支線で活躍していました。
次は那覇バスです。那覇バスには市外線用として
ブルーリボン
が投入されています。416号車と417号車の2台のみです。琉球バス交通と同じく座席配置の変更は行われていません。尚、416号車がA-3688で、417号車がA-3673です。416号車は新川配置で97番琉大(首里線)、417号車は西原配置で33・46番糸満西原線に入っています。
写真は417号車ですが、リアに京阪バス時代のバックアイ(クラリオン製)が残っています。
最後に東陽バスに投入された
レインボー
です。大阪地区で廃車された1993年式の車両ですね・・・。座席は2人掛けシートの増設などの配置変更が行われています。全て馬天に配置され、91・191番城間線に充当されています。下の写真は30番泡瀬東線に充当された時のものですが、今は東陽バスの中型車が那覇にやって来なくなったようです。
沖縄本島の4事業者全てに元京阪バスの車両がいることになりますが、2010年に沖縄バスに投入された1台を最後に投入されていません。というか、京阪バスの車両の流れが大阪地区→京滋地区→京阪京都交通と変わったため、暫くは見られないでしょう・・・。
P.S. 今朝、B-1905が31A号経路に充当されているのを確認。その運用は通常A-3756が入るんやけど、エアロスターMが入るとは・・・。
の車両は全国的に流れ、第二の人生を過ごしている姿が見られます。沖縄県もその一つで、本島の4事業者全てに投入され、那覇ではよく見かける存在になっています。そんな沖縄本島に流れた元京阪バスの車両を紹介します。台数が一番多い沖縄バスから進めます。
沖縄バスに元京阪バスの車両が投入されたのは2003年の
エアロスターK
です。1990年式の車両が5台ほど沖縄バスに入り、全て32番コンベンションセンター線に投入されています。ただ、32番コンベンションセンター線が運行を開始したのが2006年なので、それ以前は20番や28番など他路線に投入されていました。32番に集約されたのは座席が少ないせいなのかもしれません(座席配置が京阪バス時代のままであるため)。
京阪バスの1990年式の車両は全車が山科及び大津に配置されていたのですが、沖縄バスに流れた車両は元山科の車両でしょう。何故なら、2003年に大阪地区から多数の日野HTが山科に転属した時に代替で1990年式のエアロスターKが廃車されているためです。
次に入ったのが
エアロミディ
です。1993年式の車両で、2007年の87番てだこ線の運行開始に合わせて投入されたものです。87番てだこ線が運行を開始したのが12月で、元京阪バスの車両が登録されたのが冬か春です。その空白はおそらく、留置か8番に入っていたものだと思われます。エアロミディは座席配置を公式側は1人掛け、非公式側は2人掛けに変更されています。
エアロミディは7台ほど投入されたようですが、2011年から87番用として元名古屋市交通局のエアロミディが入った事により廃車が発生しているみたいです。
87番てだこ線用として投入されたエアロミディですが、うち1台が20・120番名護西線に転用されました。転用にあたって座席をハイバックシートに取替されています。更に公式側で前から2つ目までの座席が撤去され、荷物置き場に変わっています。エアロミディが長距離路線に入ること自体が違和感あります・・・。
こちらは
エアロミディの小型ワンステ
です。Sタイプとなります。この車両は2010年に投入されたものですが、読谷に配置され、48番石川~読谷線に投入されています。とはいえ、Sタイプが中古車として出回ること自体初めて聞きました・・・。座席の取替は行われていないようです。
このエアロミディですが、幕の中古車で珍しく、側面行先表示器が活かされています(沖縄バスなので手動式のはず)。その代り側面のサボ受けがありません。
次は琉球バス交通です。琉球バス交通の元京阪バスの車両は全て
ブルーリボン
です。1992年式のU代で、車内の座席配置は京阪バス時代のままです。数台を確認していますが、いずれも那覇~具志川方面の路線に投入されています。
しかし、琉球バス交通ではかってP代の車両もいました。1987年式の数台が琉球交通(当時)に投入されました。当時の他事業者からの中古車は座席の取替が行われていましたが、元京阪バスの車両は取替が行われていませんでした。基本的に那覇~具志川方面に投入されていたのですが、543号車のみ一時期名護に配置され、北部支線で活躍していました。
次は那覇バスです。那覇バスには市外線用として
ブルーリボン
が投入されています。416号車と417号車の2台のみです。琉球バス交通と同じく座席配置の変更は行われていません。尚、416号車がA-3688で、417号車がA-3673です。416号車は新川配置で97番琉大(首里線)、417号車は西原配置で33・46番糸満西原線に入っています。
写真は417号車ですが、リアに京阪バス時代のバックアイ(クラリオン製)が残っています。
最後に東陽バスに投入された
レインボー
です。大阪地区で廃車された1993年式の車両ですね・・・。座席は2人掛けシートの増設などの配置変更が行われています。全て馬天に配置され、91・191番城間線に充当されています。下の写真は30番泡瀬東線に充当された時のものですが、今は東陽バスの中型車が那覇にやって来なくなったようです。
沖縄本島の4事業者全てに元京阪バスの車両がいることになりますが、2010年に沖縄バスに投入された1台を最後に投入されていません。というか、京阪バスの車両の流れが大阪地区→京滋地区→京阪京都交通と変わったため、暫くは見られないでしょう・・・。
P.S. 今朝、B-1905が31A号経路に充当されているのを確認。その運用は通常A-3756が入るんやけど、エアロスターMが入るとは・・・。
コメントありがとうございます。
千葉と茨城県の境目辺りの零細事業者でしたら、ニュー東豊バスでしょうか(土浦ナンバーですが)。一般路線撤退後も貸切で運行を続いているようですし。