徳島県鳴門市でバス事業を行っている
鳴門市営バス
についてレポートします。鳴戸市営バスは正しく鳴門市企業局運輸事業課で、公営バスです。徳島県には徳島市交通局、小松島市運輸部、鳴門市企業局運輸事業課の3公営がありますが、鳴門市営は徳島駅に姿を見せない事もあり(一応競輪輸送で来ます)、地味な印象があります。
しかし、地味ながら香川県そしてかっては淡路島へ足を延ばすなど県をまたがる路線を持っています。
鳴門市の中心部を巡回する
市内循環バス
です。鳴門駅前を起終点に市内を循環する路線で、鳴門市営バスの路線で一番本数が多いです(30分ヘッド)。運賃も100円で、車両もポンチョが充当されるなどコミュニティバス的な感じが強いです。因みに鳴門市営バスの一般路線の初乗り運賃は110円と低く、対キロ運賃ながら全体的に安い運賃設定になっています。
鳴門市営バスが運行する
一般路線
です。上から
・北泊線 岡崎~鳴門駅前~北泊
・引田線 鳴門駅前~引田駅前・翼山温泉
・大麻線 鳴門駅前~板野駅南
です。一般路線はこれらの3路線しかありません。かっては他に多くの路線がありましたが、縮小が進んだ結果、3路線しか残っていません。北泊線と引田線はほぼ1時間1本、大麻線は2時間ヘッドで運行されています。
路線は鳴門市営バスが保有しているものの、地元タクシー会社に運行委託の上で運行している路線があり、これらは
地域バス
と呼ばれています。地域バスは里浦粟津運動公園線と高島線の2路線で、かっては鳴門市営バスの一般路線でした。地域バスはジャンボバスやマイクロバスが使用されています。
次に鳴門市営バスの車両です。大型車はエアロスターK、いすゞLV、日デUAがいます。いずれも短尺車です。エアロスターKは1990年式の2台いて、大型車としては最古参車にあたります。因みにエアロスターMの第1号車は鳴門市営バスに納車されたとか・・・。いすゞは1992年式と1996年式の富士7E各1台と1999年式の純正車体が1台います。日デは1998年式のKC-UAの1台だけです。少数派ですが、競艇輸送をメインに一般路線にも入ります。
中型車は三菱ふそうエアロミディ、日野レインボー、いすゞジャーニーが在籍していますが、数年にわたって投入されていることもあり、そこそこの台数がいます。特にエアロミディは1989年式のP-MK117系と1991年式のU-MK117系で、古参格となっています。日野レインボーはU代とKC代の両方、いすゞジャーニーはU代のみです。
2007年に鳴門市営バスとして初めてとなる
ノンステ
がポンチョとして投入され(2台)、市内循環バスに充当されています。ポンチョは水色の一色で、いつでもラッピング出来るようにしているようです。しかし、実際は2台とも原色のままで走っています。
2009年に
エルガミオノンステ
が2台投入されました。エルガミオは一般路線用ということで、一般塗色となっているのがポイントです。とはいえ、ノンステの文字が目立たないところにありますね・・・一応、一般路線に入っているようです。このエルガミオが現時点で最新の車両です。
鳴門市営バスは貸切用として
いすゞ+富士
を5台ほど所有しています。これは元々観光バス用として投入されていたのですが、既に観光バス事業を停止しており、ほぼ競艇輸送専用車になっています。写真は競艇開催日ということで、車庫から鳴門競艇場へ回送しているところを撮影したものです。
以上ですが、鳴門市営バスは2012年度限りで路線バス事業を終了することを表明しています。2011年度限りで苫小牧市、明石市、呉市がバス事業を終了することになっており、鳴門市はそれに続くものとなります。尚、市内循環バスは2011年度限りで地域バス化される予定になっています。
車庫内で撮影したものは事務所の許可を得ております。
鳴門市営バス
についてレポートします。鳴戸市営バスは正しく鳴門市企業局運輸事業課で、公営バスです。徳島県には徳島市交通局、小松島市運輸部、鳴門市企業局運輸事業課の3公営がありますが、鳴門市営は徳島駅に姿を見せない事もあり(一応競輪輸送で来ます)、地味な印象があります。
しかし、地味ながら香川県そしてかっては淡路島へ足を延ばすなど県をまたがる路線を持っています。
鳴門市の中心部を巡回する
市内循環バス
です。鳴門駅前を起終点に市内を循環する路線で、鳴門市営バスの路線で一番本数が多いです(30分ヘッド)。運賃も100円で、車両もポンチョが充当されるなどコミュニティバス的な感じが強いです。因みに鳴門市営バスの一般路線の初乗り運賃は110円と低く、対キロ運賃ながら全体的に安い運賃設定になっています。
鳴門市営バスが運行する
一般路線
です。上から
・北泊線 岡崎~鳴門駅前~北泊
・引田線 鳴門駅前~引田駅前・翼山温泉
・大麻線 鳴門駅前~板野駅南
です。一般路線はこれらの3路線しかありません。かっては他に多くの路線がありましたが、縮小が進んだ結果、3路線しか残っていません。北泊線と引田線はほぼ1時間1本、大麻線は2時間ヘッドで運行されています。
路線は鳴門市営バスが保有しているものの、地元タクシー会社に運行委託の上で運行している路線があり、これらは
地域バス
と呼ばれています。地域バスは里浦粟津運動公園線と高島線の2路線で、かっては鳴門市営バスの一般路線でした。地域バスはジャンボバスやマイクロバスが使用されています。
次に鳴門市営バスの車両です。大型車はエアロスターK、いすゞLV、日デUAがいます。いずれも短尺車です。エアロスターKは1990年式の2台いて、大型車としては最古参車にあたります。因みにエアロスターMの第1号車は鳴門市営バスに納車されたとか・・・。いすゞは1992年式と1996年式の富士7E各1台と1999年式の純正車体が1台います。日デは1998年式のKC-UAの1台だけです。少数派ですが、競艇輸送をメインに一般路線にも入ります。
中型車は三菱ふそうエアロミディ、日野レインボー、いすゞジャーニーが在籍していますが、数年にわたって投入されていることもあり、そこそこの台数がいます。特にエアロミディは1989年式のP-MK117系と1991年式のU-MK117系で、古参格となっています。日野レインボーはU代とKC代の両方、いすゞジャーニーはU代のみです。
2007年に鳴門市営バスとして初めてとなる
ノンステ
がポンチョとして投入され(2台)、市内循環バスに充当されています。ポンチョは水色の一色で、いつでもラッピング出来るようにしているようです。しかし、実際は2台とも原色のままで走っています。
2009年に
エルガミオノンステ
が2台投入されました。エルガミオは一般路線用ということで、一般塗色となっているのがポイントです。とはいえ、ノンステの文字が目立たないところにありますね・・・一応、一般路線に入っているようです。このエルガミオが現時点で最新の車両です。
鳴門市営バスは貸切用として
いすゞ+富士
を5台ほど所有しています。これは元々観光バス用として投入されていたのですが、既に観光バス事業を停止しており、ほぼ競艇輸送専用車になっています。写真は競艇開催日ということで、車庫から鳴門競艇場へ回送しているところを撮影したものです。
以上ですが、鳴門市営バスは2012年度限りで路線バス事業を終了することを表明しています。2011年度限りで苫小牧市、明石市、呉市がバス事業を終了することになっており、鳴門市はそれに続くものとなります。尚、市内循環バスは2011年度限りで地域バス化される予定になっています。
車庫内で撮影したものは事務所の許可を得ております。
コメントありがとうございます。
確かに公営事業者の減少のベースが最近になって速まったような気がしますね。公営でも減給(嘱託職員の採用)や民営バスへの委託が進んでいる事は確かですが、このような例は民営バスも見られます。私の地元なんか民営事業者でありながら子会社に委託してますし。
大阪市でも民営化へのステップを踏みつつあるようですね。
直近の大阪市交通局の会社化の案が出てきたことのように、これからの公営交通はその存続が可能かどうかを鋭く問われるでしょう。