美幌高校ラグビー部応援記

花園出場をめざし、練習に励む北海道立美幌高校ラグビー部の奮闘ぶりを紹介

パワーリーグを振り返る①

2008-06-14 20:54:01 | Weblog
一歩、一歩。
久々の更新です。申し訳ありませんでした。
佐々木監督にパワーリーグを振り返ってもらいます。
パワーリーグでは北斗、遠軽に負けてしまいましたが、“収穫“はあったようです。




■自分達のプラン    
遠軽の監督さんにゲーム終了後に「遠軽に照準を合わせてきたね」と言われました。
緑陵戦、北斗戦終了後にも、それぞれの監督さんとお話をしましたが、
「うちに照準を合わせてきたね。」とは言われませんでした。
では、美高は実際に遠軽戦に照準を絞って、特別なことをやろうとしたかと言えば、特別なことは用意していません。
このパワーリーグで試したかったことをやっただけです。
しかし、遠軽の監督は「遠軽に勝負をかけてきた。」と感じたようです。
ということは、自分たちの用意したプランがうまくいった部分が多かったということだと思います。
公式戦で美高がやりたいことをやるまで3試合を費やした、というのが正しいと考えます。

■キックオフ
遠軽戦ではマイボールのキックオフ後は、敵陣マイボールで再開できていました。
キッカーの蹴る位置もよかった。
さらに、その後の敵SOへのプレーシャーもよかった。
ラインアウトもまあまあよかったと思います。
キックオフの再開は満足できるものでした。

■スクラム
FWの平均体重87キロの遠軽に対して、美幌は75キロ。
この劣勢は新人戦のときから明白でした。
1番の竹口選手(2年)への期待は大きい。
彼の成長が美幌のスクラムのカギを握るという状態で、この冬を越えました。
秋の彼からは想像できないぐらい成長した姿を見せてくれ、この先もどんどん成長してくれることでしょう。
期待しています。


■ラインアウト
まだまだミスがたくさんあります。練習が必要でしょう。
サインも自分たちで考えることを求めたいです。
大きな成果は1年生の古澤選手の活躍でした。
緑陵戦では堂々とボールをキャッチしていました。
リフトを夏までにはできるようにするのが、彼の課題です。楽しみです。

■オフェンス
1時間をゆったりと、「キープ・ザ・ボール」でゲームを行う。
北斗戦で点差はつきましたが、徹底してやり続けることはできました。
1時間「キープ・ザ・ボール」しながら得点を取るためには、もう一工夫が必要でしょう。
しかし、可能性は十分に感じました。
ただし、モール・ラックと2人目・3人目の反応、SHの捌き、BKのキックの使い方、ラインブレイクにはまだまだ修正が必要あり。
ポジションの変更も必要だと思います。
あと3試合公式戦があれば、もっと修正できたと思います。

■ディフェンス
毎年、春はディフェンスのみということで、強化をしてきました。
今年は1年生もゲームに出ることが多く、
また、新しい試みをしたかったこともあり、徹底してオフェンスの練習しかしませんでした。
結果として大量失点につながりましたが、課題は明白です。
①クイックポジションから早く上がること
②ゼロチャンでのファイト
③DFのアップの仕方
④ポイントができたときの戻り方
⑤絶対にトライをやらないという意地

これから6月中旬以降、しっかり取り組みたいと考えています


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