猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

「THE有頂天ホテル」DVD

2006-09-03 | 新選組「!」「!!」

やっぱり面白いなあ。136分、あっという間。

予約特典につられ(メモ帳なんだけど…)購入してあった「THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション」。お風呂も入ったしご飯も食べたし、TVでも面白いものやっていず、でも寝るには早い中途半端な時間。さて、ということで満を持して(!?)。

映画見てるから、展開わかっている。(いや、あらためてDVDで見て、1度しか見ていないのにすべて覚えていることにも驚き。)だからこそ、もう、笑えて。せつなくて。泣けて。

・・・「泣けて。」だって、鴨が。局長と、新見と。その画面を、待ち構えている自分がいる。

三谷監督のコメンタリー聞きながら、映画含めて3回目。

その場面、「!」話題が出るのだけれど相手の高島アヤパンが見ていなくて会話が弾まず、なんとも残念。鴨と局長が抱き合ってるんだよ~。相島さんとの場面だって、監督が「サプライズ」って言っているのに!もう!!映画館ではほんとにひっくり返ったんだから。

そういえば今月は鴨の命日。

最高にかっこ良くてかっこ悪かった、佐藤鴨。

なんだかギラギラしてるようで、でもそれはデビュー当時のことなんだけど、そのままのイメージできてしまってあまり好きじゃなかった佐藤浩市さんが、大好きな俳優の一人になったドラマだった。改めて見てみると、余計な脂がぬけて、三国錬太郎さんが年取られてもギラギラ感があるのと違って、なんというか、いい俳優さんになってたんだなあ、と。

武藤田も、かっこ悪くてかっこイイ。

とにかくこの映画、「!」関係の役者さんがいっぱい。三谷さん映画だからってこともあるけど、もうたまらない。DVDであらためていろいろ確認。

「!」は、もう今これ以上は無いだろう若手俳優さんたちの競演だった。脇を締めていたベテラン俳優さんたちだって・・・。さすがにこの映画では隊士は少なかったが、もう見知った顔顔顔。いまだに役名で通じる我が家。「斉藤!どうしたんだ~斉藤!」と、見るたびにオダギリジョーさんへ突っ込む家人思わず「新選組 ! DVD」に手が伸びそうになり、時計を見て我にかえる自分。

ともかく、「THE 有頂天ホテル」は、ほんとに面白い映画。いろいろな意味で、いろいろな気持ちから。特典ディスクも堪能。(「40年後」はちょっといただけなかったよ、三谷さん。でも、あのワンカットは拍手でした。)

“その時”のエッセイ「三谷幸喜のありふれた生活5」が、こりゃ楽しみだわい。