猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

拝啓 筒井康隆先生

2006-08-27 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか

8月24日のブログを書いて、いやずっと前にも書いたことですが、なんとも偏った読書歴だなと思い知らされました。海外ミステリ<海外SF<国内SF<国内ミステリときて、途中絡んでいた歴史小説も面子に加わり、まあそんな感じ(どんな感じやねん!)で、面白ければもうなんでもOK!な今に至ります。

70年代。

星新一、光瀬龍、眉村卓、豊田有恒、小松左京、半村良、そして平井和正。

SFマガジンは私には大人すぎた時代。いわゆるジュブナイルもので洗礼を受け、NHK少年ドラマシリーズに夢中になった、あの頃。そして「奇想天外」第2期の出版。わたしの思春期から大人への時代は、国内SFと共にありました。

筒井先生、初めての筒井先生は、たぶん「時をかける少女」だったと思います。・・・リアルタイムで読めなかった分追いつこうと一気に読んでいるのではっきりと覚えていませんが、小説を読み、ドラマ「タイムトラベラー」に夢中になり・・・。上の先生方同様、本がどんどん増えていったのはいうまでもありません。当時文庫で出されてたものはほとんどすべて読んでいました。

その後、国内ミステリに傾倒するにつれSFからは離れていきましたが、好きだったものを、夢中だったものを嫌いになるはずがありません。アンテナは伸ばしていました。だから断筆宣言うかがってさみしい思いもいたしました。ドラマでもお見かけすることも多く、なんだか甘酸っぱいような不思議な気持ちがこみ上げて来ることもしばしばで。

さて、今、健康食品関係のネットショップで話題の商品があります。

「ボディミント」という、ハワイのデオドラントサプリメントなんですが、詳細は検索してください。クロロフィルが主成分で、「おなかの中から、ニオイの元となる不要物を掃除して体内をニオイのないクリーンな環境に整えます。 」とのことで、体臭口臭等気になるにおいをケアするサプリメントです。いえ、家人からも家族からも言われたことはないのですが、夏ということもあって気になったりすることもあるじゃないですか。新しもの好きとしては試してみたくもなりまして、いつものお店でセールだったこともあって購入しました。注意書きには

・便が緑がかった色になることがありますが、ご心配はいりません。

と、書かれていました。が、特に気にもしていませんでした。実際に飲み始めたのは最近です。朝だけ飲んでいます。においへの効果は、はっきりってわかりませんが、無いにこしたことはないですし。

我が家のトイレの水は、無色透明です。

・・・。

筒井先生!瞬時にあの大傑作『最高級有機質肥料』(最高短編集「ベトナム観光公社が頭の中を駆け巡りました。初めて読んだときの衝撃は忘れません。片手は本に片手は口元に、って格好で斜めに(正視できずに)読んでいたこと思い出しました。先日のブログが、記憶の呼び水になったんだと思います・・・。もう一度読んでみようか、う~ん、かなりの有機が、いえ勇気を必要とされると思われ・・・(こればっかりは、もうはっきり覚えちゃってるし)。若かったあの頃を思い出し、なんだか感慨深くなった夏の終わりでした。

追伸:どうしてもにこちゃん大王(@Dr. スランプ アラレちゃん)が映像として浮かんでしまう私です。もうセットになってます。


鯖寿司。

2006-08-27 | うちしごと~作ったり買ったり貰ったり

時々、無性に食べたくなるものがある。「鯖寿司」もそのひとつ。大好物。

一時(今でも?)「焼き鯖寿司」がブームになった。空弁から。でも私からすれば、焼いちゃいかんです!あれは違うもの。やはり酢で〆た肉厚の鯖を生のまま寿司ご飯にのっけてギュッとしたものじゃないと。

お店で出される、そこで食べるもの、は別。もともと保存食としてつくられてもの。お持ち帰りできるもの、が基本。田舎に住んでいると、「ちょっとそこまで鯖寿司食べに」はできません。

デパ地下また物産展で、まあ、見た目勝負のところありだけど、“こ、これは!”と思った鯖寿司は必ず購入している。期待通り期待はずれ、いろいろ。

京都で鯖寿司といえば「いづう」が有名。高い。1本4000円以上する。でも一度は食べてみたい。ってことで京都旅行した時帰り際に、伊勢丹で購入(半分の、ね。1本価格は勇気がいる)。新幹線の席に落ち着くやいなや、もう期待満々で開封・・・。

値段がこれだけするなら、すっごい期待するよぉ~。期待しすぎたのかなあ。なんだか普通だった。手間かかっているんだろうけど。「花折」とか「いづ重」とか、京都にはまだまだ有名どころがあるけど、どうなんだろう?いいお値段なんだよねみんな。

御所から下賀茂神社へ歩いていくと「鯖街道」の文字が出てくる。小浜から続く鯖街道の終点。若狭から新鮮な鯖を京都へ運んだ街道。塩をされた鯖がちょうど良くなって京都につく。で鯖寿司。時間もなくて帰る日でもなかったので、指をくわえ横目で見ながら通りすぎた。鯖寿司の文字がそこかしこに。小さなお店でも美味しそうだったんだよね・・・。本に載らない地元御用達のおいしいお店があるんだろうな~。観光客は不利だな~。

まあね、食べ物は好みだから。人それぞれ。「その人の店」がある。

お取り寄せもね、何軒か。1度っきりがほとんど。リピートして、鯖が時期で違うのはしょうがないのだけれど、その都度差がありすぎなお店もあるわけで。一時ごひいきだったお店が、通常品と共同購入で「同じもの」といっているのに違いがありすぎて、一気に引いたことも。

そんな中、1件だけ残っているお店。浮気もするけど、やっぱりここに戻る。

鳥取・米子の駅弁やさん。株式会社 米吾「吾左衛門寿し」さん。

素材のよさ・年間通して味に差がない・写真どおり・コストパフォーマンス最高・・・3本買って送料無料。3本買っても5000円。しかも届いて2日間OKだから、二人家族でも大丈夫。次の日ぐらいが熟れて美味しいことも。

「酢飯が甘い」という人もいる。それはそれ、食べ物は好みだから。我が家は好み。握り具合押され具合もいい感じ。

でね、駅弁やさんだから、田舎のショッピングセンターでもスーパーマーケットでも行われる駅弁フェアで買えることが多いの。広告チェック。はずさな~い。

今回の購入は、特選鯖寿司のDM頂いて・・・。

鯖以外もモチロン美味。なんといっても鱒寿司。あの肉厚は(ほんとに写真どおり!)たまらない!ちょっと高いけどね。でもあの京都のお寿司とかに比べたら、もう、はるかにこっちのほうが☆☆☆。

今回も堪能しました。ごちそうさま。

でも、届くまで待てないことも、ね。そんなときはマックスバリュー・ヤオハン伊豆高原店のバッテラもあなどれません。ばらつきあるけど、こういうスーパーものにしては割と高得点だったり、する。(巻いたものもあるけど(鯖の厚さで買ってしまったけど)あまり・・・。)