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田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

田園調布九条の会(準備会)、呼びかけ人の「アピール全文」

2007年11月18日 14時38分31秒 | 平和
田園調布九条の会(準備会)は、独自のアピールを作成しました。この作成に私も関与しました。これは、九条の会アピール(2004・6・10、大江健三郎他)と一緒に地域の皆さんにも紹介されます。
 
 私が田園調布九条の会の準備会に参加して3ヶ月になります。その間、世話人の皆様とカンカンガクガクの意見交換をしてきました。時には激しく、意見の対立を恐れないで。そして勉強したことを、私なりに、家族や友人たちにお話しし、意見を集めて参りました。そして分かったことは、憲法は守ること自体に意義があるのではなく使うことに意義がある、すなわち主権在民を完全に実施することに意義があることです。その上で問題があれば、市民生活の目線で(草の根で)議論を広汎に行うことがたいせつと言うことでした。改正は、完全実施されてからの議論です。今は政治権力が密室で決めて、だまし討ち的に改憲を国民の前に持ち出そうとしています。今の政治権力はアメリカや財界の一部と怪しく結びついて、この国をアメリカと日本の産業複合体が支配する国にしようとしています。私は改憲はこのためであると考えています。九条の会では、こうしたことを腹蔵なき議論できる会にしたいと期待を持っております。

以下に、田園調布九条の会(準備会)アピール全文をご紹介します。

呼びかけ:  田園調布に「九条の会」をつくりましょう

田園調布 地域のみなさん
 井上ひさし、梅原猛、大江健三郎氏ら九氏は2004年6月10日に「九条の会」を結成し別紙のようなアピールを出しました。平和をもとめる世界の市民と手をつなぐために、日本国民の一人ひとりが日本国憲法を選び直し、日々行使し、「改憲」のくわだてを阻むために一人ひとりができるあらゆる努力を、いますぐに始めようというものです。この呼びかけに応えて、現在全国に7000に近い「九条の会」が生まれ、この瞬間にも増え続けています。私どもは、このアピールに賛同し、田園調布にも九条の会の結成をよびかけます。

田園調布 地域のみなさん
 日本国憲法九条は、国際紛争を解決する手段としての戦争を永久に放棄すること、戦力を保持しないこと、国の交戦権を認めないことをうたっています。しかし現実にいまでも世界各地に紛争があり、戦争によって多くの生命、財産が、そして貴重な自然環境が失われています。イラク戦争やアフガン戦争の例をみるまでもなく軍事力では何も解決しないことが明らかです。世界中にあった軍事同盟はいま、次々に消滅しています。国連の役割が増し、国と国との協力を目指す地域共同体の枠組みづくりが世界中で、急速に進んでいます。日本国憲法九条は、このような動きをリードする規範となって世界に輝いています。

田園調布 地域のみなさん
 明日の世界のために、子孫のために、憲法をくらしに生かす道を一緒に考え、つくり、歩みましょう。田園調布地域に残っている先の戦争での痛ましい傷痕を直視し、語り継いでいきましょう。「九条の会アピール」に賛同し、田園調布九条の会へのご参加を心から呼びかけます。

呼びかけ人   (五十音順)
荒木英子(保育士) 岡野文雪(団体役員) 片倉正忠(会社員) 川合光也(元私立中高教員) 木村卿臣(会社役員) 久保 保(団体役員) 駒木根智行(団体役員) 富永五郎(東大名誉教授) 鳥居伸太郎(元地方公務員) 鳥居千珠子(地方公務員) 真船洋一(元会社員) 山代勁二(農業研究者)      



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