切ない思いで

もっともっともっとアレを

本日の朝食。

めんどうなのでフライパンのまま食卓へ。

なつかしいスタイルだ。

東京上陸の日々を思い出す。

食器もテーブルもなかったので、しばらくはラーメンをつくっても鍋ごと段ボールを敷いただけのテーブルもどきへ。

熱くて鍋に口をつけられないのでスープをすすれなかった。切ない思い出である。

エアコンも買えなかったのでアイスノン一つで夏を過ごした。友人が夜中に逃げ帰ったことがある。切ない思い出である。

いかん、フライパンでいろいろ思い出してしまったじゃないか。

お金がないというのは切ないのである。

ま、しかし、上には上がいるもので、インスタントラーメンなんてゼイタクなものを買うな！と、いう友人がいた。その金でキャベツを買え！と、キャベツがあれば1週間しのげると、叫んでおった。あー切ない。

あの日から、とにかく米だと叫ぶようになった。米さえあればなんとかなる。塩むすびはごちそうだ。具なしチャーハンだってうまい（醤油は必要だが）。米だ！　

今も変わらず、米を崇拝しております。

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