本だけ読んで暮らしたい

人生は雑用だ。

独居老人スタイル

2014-04-12 22:18:24 | 読んだり、聴いたり
老人ホームで暮らす人たちは
どこか管理されている。

施設だし、集団生活だから
致し方ないところなのだが。

花見で外でご飯を食べたり、
誕生会で歌う時、
嬉しそうな顔は見せてくれる。

でもなんだか、
「おつきあいしてもらってる」感が
職員としてはするのよね。

施設の入居は
本人自ら希望することはなく、
ほぼ子供や家族から。

心配だし、放っておけないじゃない?
プライバシーに関して職員は
「見て見ぬふり」はするけど
悪く言うと監視している。

だって何かあったら
責任問題になるからね。

ぶっちゃけて言えば
『安全』を得る代わりに
『自由』を奪われているのだ。

だから窮屈だろうなーと思う。
そんなことも感じなくなる程
認知症が進めばともかく
そうでもない人はね。

元気で一人で暮らせれば
好きなことやって
食べたいものを食べ、
会いたい人に会って

そんな人たちが
結構いるんだね。

そんな展覧会を見てきました。
恵比寿まで。

Twitterで情報を得て。
アートな本屋の地下で
ひっそりド迫力で開催中。

絵を書いたり、
古い映画館を一人で管理し続けたり、

早稲田松竹?
そこの名物おばあちゃん。

おばあちゃんなんて言い方はいけないね。
お掃除してる人で、
リサイクル品でジオラマを作り続けている。

すんごい精密な絵を書いていたり、
昔のピンク映画って凄いね、
そんなポスターをコレクションしていたり。

そんな人たちの作品が展示してあって
迫力があって面白く
とても興味深かった。

だっていずれ
そう遠くもない日
自分も老人になるのだから。

こうありたいものだ。

前期と後期で作品が入れ替わるみたいなんで、
もう一回行こうっと。

詳しくはコチラ

そもそもは
この本からなのよ。
独居老人スタイル (単行本)
都築 響一
筑摩書房

ここに登場する多彩なアーティスを、
前期と 後期の2回に分けて紹介する展覧会なのだ。

無料だし、行く価値あり

主催者である都築 響一さんの本は
これとかね。
TOKYO STYLE (ちくま文庫)
都築 響一
筑摩書房

インテリア雑誌に出てくるような部屋じゃなく、
散らかってたり、雑然としているけれど
雰囲気のある部屋。

「ああ、あの人らしいなぁ」って
本人がいなくてもわかるような。
そんなのがいいなぁ、

そんなのが満載の本です。

これも面白かった。
東京右半分
都築 響一
筑摩書房

いいとも終了後のタモリも
攻めようと思っているという
東京の右側。

台東区荒川区足立区
わが町北区も入ってます。

ディープ感?
スナックとか女子プロ団体とか
表紙にある人形を作ってる工場とか
その他もろもろ。
浅草や上野もあるしね。

ポチッとひと押し ありがと

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