本だけ読んで暮らしたい

人生は雑用だ。

いもうとが

2007-06-22 01:24:09 | できごと
小2から小3に上がる時、同じクラスの
お母さんが亡くなって。

1~2年は同じクラス
3年でクラス替えになって、二年間担任をしていた女性の先生が
義父の介護のため退職をされ、お別れ会も兼ねて
クラス会が開かれ、そのちょっと前に聞いたのだ。
Sくんのお母さんが病気で亡くなられたことを。

まだ小2の子どもを残してこの世を去るのは
どんなにか心残りだったろう。

担任の先生も、まだ定年にはだいぶ間があり
なぜ辞めるのだろう?と思っていたのだが
その場でお話しさせていただいて。
教師を続けながら子どもを育て、まだ小さい頃
預かってくれたり、支えてもらったのだという。
教職を続け、介護はお金を払って人に頼むという選択もあったけど
今度は自分が恩返しをする番だと思ったのだと。
やさしい気持ちが、どこかでつながっていく。

Sくんはお姉ちゃんと二人兄妹で。
その後お父さんと3人で、親戚の近くに
引っ越されたという。

この頃人の命が、あまりにも軽く
扱われるような出来事が多いけど。
『死んでもいい人間』なんて
1人もいないんだよ。