数年前のことだが、私は、槇原敬之のライブへ行き、彼の純粋さに惹かれた。
一緒にライブへ行った友人と感想を述べ合っているうちに、
なぜか、互いに「オカマの友達が欲しいよねー」ってことになった。
そして、まずは、オカマバーへ行ってみよう!ということになったのである。
しかし、オカマバーへ女子のみで行ったら、オカマさんに嫌がられるって聞いたことがあったので、
男友達にも付いてきてもらった。
オカマバー初体験の日、ドキドキ、ソワソワしながら、松山(那覇市の歓楽街)の
オカマバーの門をくぐった。
程よい広さの店内に、程よいソファーがあり、程よいくらいに客が入っていた。
私と友人らは、早くオカマさんに逢いたくて逢いたくて仕方がなかった
すると、席に着くなり、一人のオカマさんが接客してくれた。
見た目は、オカマって分かるが、なんというか、沖縄でフツーに道を歩いている女子よりキレイである。
オカマって分かるけど、ホントo(゜Д゜)キレイな顔立ちだし、腕のムダ毛もないし、メイクもばっちりだし、
なんといっても存在がセクシー。
姿勢がいいからだろうか。
透き通るような肌で、泡盛を作る姿、絵になる~~って思ったら、指はやっぱオトコって感じだった。
楽しみなのは、トーク!!
期待を裏切らないオカマトーク!!
私たち女を下げて、展開される、あのオカマさん特有のトーク!!絶妙!!
毒舌ぶりは、テレビを見ているようで、面白かった。
次々とオカマさんが席に来てくれて、いっぱい話して、いっぱい笑って、顔の筋肉が痛くなるくらい
久しぶりに笑えた日だった。
ドリンクは泡盛しかなく、もう酔うしかなかった私。
ほろ酔い気分でそれはそれは楽しい時間を過ごせた。
そして、オカマさんらとの別れの時刻が来た。時間制とはこんなに儚いモンか・・・。
私がフラフラとエレベーターに向かった時、一人のオカマさんが私を掴んでダミ声で言った。
「ほら、アンタ、服こんなに乱れてるわよ!
女の子なんだから、ちゃんとしなきゃダメよッ!!」
そして優しく、私の服をササッと直してくれた。
私は日頃、性による差別(区別?)はあまり好きではないが、
その日はオカマさんに言われたからか、ちゃんとしなきゃなーって思えた。
だって、彼女らは、女になるために、私たち女よりものすごい努力をしているのだ。
脱毛、豊胸、整形・・・詳しくは分かりませんが、
そうとうな時間や費用、痛みに耐えてこられた経験があるんだと思う。
なんといっても、体の痛みより、心の痛みや葛藤というのは、私のようにのほほんと人生を送って来た
人間には一生かかっても想像さえつかない世界だろう。
だからからか、そんな彼女らは、自然に女で生まれてきた私たち女が、女であることを
大切にしていないことが、そーとー腹立つそうだ。
自分が女であることに感謝する!
そして、自分が女であることを大切にする!!
今もどこかで、オカマさんに厳しくチェックされてるかもって思うと、
松山界隈を、タラタラした身なりや態度では歩けないのである。
オカマさん、ありがとう
オカマバーをすゝめたい♫ →
地域情報(沖縄) ブログランキングへ
松山や桜坂あたりに、飲みには行きますがいまだにオカマバーには足を踏み入れたことがありません。
ただ、興味はありますねえ。
オジサンが行っても相手にされないかも。
オジサン大歓迎だと思いますよ。
オスですから・・・(笑)
興味がおありなら、一度はどうぞ。
私個人は、沖縄のキャバやスナックで三流のサービス受けるより、オカマさんらと笑い転げたほうが時間的にも金銭的にも価値があると考える派です。