A&Pの☆お宿千夜一夜

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食材辞典 ベビーリーフ

2012-04-21 15:00:00 | アラカルト
「ベビーリーフ」は発芽10~30日程度の柔らかい若い葉をサラダ用に収穫

したもの。

発祥の地は、イタリアで「ミスティカンツァ(混ぜ合わせ)」(misticanza)という

栽培方法で、西洋七草と言われているマーシュ、バジル、ロケット(ルッコラ)、

チコリ、レタス、トレビス、エンダイブの種を混ぜて蒔き、若葉をサラダにして

使ったのが始まり。

こういう呼び方をするのはイタリアでも 中部地方に限られています。

中部地方のアブルッツォ州ではミスティカンツァを拡大解釈して、 ミックス

したものをなんでもこう呼ぶ傾向もあるそうです。

本来のミスティカンツァは、自然に野に生えている香り高い野草だけをミックス

した 野趣溢れるサラダ。  

たとえば野生のルッコラ、フィノッキオ(英語でフェンネル)、チコリ、 ラツゥ

ゲッラ(ちしゃの1種)、スカンポ、カブラキキョウ・・・。  

ドレッッシングは、白ワインビネガーと塩をふり、オリーブ油を回しかけるだけ。

これはイタリアでもっとも一般的なサラダの食べ方です。

ワインビネガーの酸味の替わりのにレモン汁、ドレッシングにアンチョビーも加え

ます。

ミスティカンツァに入れる野菜は香りが強いので、アンチョビーを加えても味が

負けなくておいしいと土地の人は言います。

でもウィキには「元々は南フランスのサラダである」ってあったな~。

そのフランスでは「ムスクラン」(mesclun)という名前で商品化され高級野菜として

有名に。

英語ではメスクラン・グリーンズ(mesclun greens)。

栄養価が高いことなどが受け、米国で1980年代から市場確立。

重量当たりの単価が高く、水耕栽培すれば最高で年間24毛作が可能なことから、

生産者側のメリットも大きい。

現在、年間数十億円ほどの日本国内市場は、300億円程度まで拡大することが
見込まれている

価格的には高くても、利点もたくさんあります。

・どの野菜も新芽の方がビタミン・ミネラルの含有量が育ったものより高い。
・一度に多くの種類の野菜が食べられる。

・100%無農薬で作られている。



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