ロンドンの廚(くりや)

ロンドンに住むフードライター Yasukoの「廚(くりや=台所)事情」ブログです。

庭のお客さま

2010-06-22 | 庭のお客さま
怒濤のような忙しさに紛れて時が飛び、夏至になってしまいました。

ずっと北風ばかりでちっとも暖かくならないと思っていたら、きょうはやっと南西の風に切り替わりました。
あっという間に気温は25度に。
かぜもそよそよと、とても気持ちいいのです。



ふと庭を見ると、きつねの子がひなたぼっこ。

イギリスの都市部のきつね人口は、いまやカントリーサイドよりも増えているとか。
昼でも夜でもおかまいなしに、とっとことっとこと道を闊歩しています。
生ゴミをあさったりもしますが、毎年、春になると「ことしはどんなコが産まれたかな?」
と気になって。

今年のシーズン始めには2匹くらい見かけたのに、どうもこの1匹だけになってしまった模様。
車に轢かれたり、仲間同士けんかしたり、病気になったり、生存競争ははげしいみたいです。
この耳のピンとたった子ぎつねは、とても太いしっぽを元気に振ってかけまわっているので、きっと立派に大人の仲間入りをする事でしょう。



私のすみかは、ロンドンの中心部から地下鉄で20分くらい、つまり郊外ではないところにありますが、ラッキーに緑の多い地域です。きつねやりす、きつつきやかけすなどの野鳥がたくさん庭に遊びに来てくれます。

とりわけ、野鳥が大好きなyasukoにとってはうれしい庭です。
うまく写真を撮れないのですが、すこしづつお客さまを紹介したいです。



そういえば、りすは今年は庭には巣を作りませんでした。
ちょうど繁殖期になったあたりに、鷹の一種スパロー・ホーク(和名ハイタカ)が巣をかける場所を物色しに来ていたので、ここに落ち着くのをやめてしまったみたい。

りすの赤ちゃんは、しっぽがふさふさしていなくてまるでネズミみたいなんですけど、ぞろぞろとでてくると思いっきり可愛いです。

私にとっては「庭のお客さま」でも、彼らは「自分のテリトリーでうろうろしているやつ」と思っているんでしょうね、きっと。



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