先日の長崎新聞の読者投稿欄の紹介です。
石木ダム関連の投稿としては2017年、第1号ですが、今回もまたダム建設に反対の立場からの
投稿です。
本文にもありますが「ダム推進派の人からの投稿がないのはなぜでしょうか。」
私が思うに、下記の要因かと。
①石木ダムができなくても誰も困らないし、ましてや生活に支障をきたしている人など存在
していないため、ダム建設が佐世保市民や川棚町民の切実な「願い」にそもそもなりえない。
②佐世保市水道局の水需要になどに関するデータはすべて「ダムは必要ない」ということを証明
する根拠にはなりえても「ダムが必要」とする根拠にはならないため、必要性の合理的な説明
ができない。
③本音のところでは誰も利水、治水のために石木ダムが必要だとは思っていない。←ここ重要
新聞への投稿は私もやってみましたがかなりエネルギーが要ります。字数も限られているし、その
中で自分の考えを説得力のある文章で仕上げるのはなかなか大変です。
心の底から、石木ダムは必要ない、あんな自然豊かな場所をダムの底に沈めるなんてとんでもな
い、強制収容なんて狂気の沙汰、長崎県政史上最低最悪の公共事業、世界に恥ずべき人権侵害・
・・、という強い思いがないと石木ダム建設反対の投稿などそう簡単にできるものではありません。
逆に、石木ダム建設推進の立場からの投稿も、心の底から、本音で、石木ダムは必要。利水、治水
の面から客観的、科学的、合理的にその必要性を証明できる、たとへ流血の事態になろうと、立て
こもる地権者を引きずり出し、重機で家を叩き壊してでもダムを造るべき・・・、という思いがな
いと推進の投稿はできないでしょう。県をはじめ行政でさえ、石木ダムの必要性についてまともな
説明ができないのに一般の人が必要論を筋道を立てて論じるのは超難しいことだと思います。
長崎新聞の記者さんも「石木ダムの必要性を合理的に説明するのは難しいだろう」と言っておりま
した。
「建設業界の仕事が増えていいではないか」という「本音」は聞いたことがあります(笑
今年は、やらせでもいいからぜひ推進派の投稿も拝見したいものです。
やらせでは無理か・・。