野菜通信@畑の中心で愛を叫ぶ・・

長崎県・西海無農薬やさいの会生産者の一人、
フッチーが気ままにつづるブログです。

観測史上最高の積雪!!

2016年01月28日 21時24分44秒 | 西海市の風景

今月24日から25日にかけて、長崎県は100年以上も前に観測し始めてから最高の積雪(17
センチ)に見舞われました。県内各地で水道管が凍結、破損したため、大量の漏水が発生し、
その復旧作業が今でも続いているところがあります。

我が家の牛舎も、水道の塩ビパイプが漏水し、やっと復旧しました。まあこれは毎年繰り返して
いる想定内の事故でしたけど・・。

自然の大きなな力の前には人間の力は無力ですね~。


まれに見る大雪の日、自宅周辺の写真を紹介します。


あちこちでこの看板が見受けられました。↓




融けた雪が凍ると危険です。





自宅入り口付近。





つららが凄い。







うちの猫はこたつで丸くなりません。
「これぐらいの雪、ニャンてことニャイ」







牛舎。





牛舎から虚空蔵山を望みます。





自宅も雪に埋もれています。




放牧場の牛たちもびっくり。







私の四駆の軽トラック、雪の中でもバリバリ走ります。





もう雪はいらない。

速く春になって欲しい。

私は、とても北国には住めそうもない。


村山嘉昭写真展に行ってきました。

2016年01月12日 20時15分21秒 | 石木ダム

アルカスSASEBOで開催されている、写真家の村山嘉昭さんの写真展、
「石木川のほとりにて」に行ってきました。
石木ダム建設予定地こうばるに住む人々の日常がいきいきと伝わるすばらしい写真展でした。


 
地元のケーブルテレビの取材もあっていました。

 
背中には「WE LOVE KOBARU」
”ここは俺のふるさと、絶対にダムの底には沈めさせない”

 
ダム建設に50年近く翻弄されながら、しかも今では土地のみならず家までも強制収容されようか
という厳しい事態に直面してもこうばるの人々はとても明るく笑顔に満ちあふれています。
なかでも子供たちのくったくのない笑顔が素敵です。

 
昨年、さおちゃんとえいじ君に妹が生まれ、こうばるの人口が一人増えて61人になりました。
兄弟が増え、満面の笑顔です。
石木ダム建設は子供たちの笑顔も未来もふるさとも丸ごと奪ってしまう愚かで酷い公共事業です。




うばるは石木川の清流に培われ、美味しいお米ができます。
こんなところをダムの底に沈めるなんて、米を生産する農家としても許せません。




初日には約450人の来場者があったそうです。
ここでは全部は紹介しきれません。ほかにもすばらしい写真満載です。
写真展は、13日は休館日で14日まで開催されています。
お近くの方、ぜひアルカスまで足を運んで下さい。


石木ダムー佐世保市のFB(フェイスブック)から

2016年01月10日 22時23分59秒 | 石木ダム

昨年の12月17日に佐世保市で老朽水道管の破裂事故がありました。

そのとき、佐世保市の公式FB(フェイスブックページ)に、佐世保市水道局から下記のお知らせ

がアップされました。



 

私はこの件に関して次のようなコメントをしました。

 (私)逼迫している市の財政、必要のないダムなんかにたいせつな税金を使う余裕なんて
   ないのではない
ですか?耐用年数40年を過ぎた水道管が全体の20%、約300キロ
   も埋まっている状態を何とかす
るのが先だと思います。

そしたら佐世保市の朝永市長から反論がありました。

 (市長)渕さん、必要のないダムではありませんよ。水道管の老朽化に対する敷設替えは、
   年次計画で進
めています。しかし、既存の山の田、川谷、菰田、相当ダムは、戦前から
   のダムで、この老朽化と、
土砂の堆積は、もっと深刻な問題です。老朽ダムの補修改良
   や、土砂の浚渫をするには、ダムを空
っぽにしなければなりません。その工事期間の水
   の確保が非常に困難な状況です。石木ダムは、新
しい水源の確保ばかりではなく、既存
   ダムの長寿命化対策としても、重要な位置づけですので、ご理
解よろしくお願いします。

これに対して女性のHさんからすぐに反論が・・。

 (Hさん)
   工事期間の水の確保ですか…
   ダムの底に沈んだ村は元に戻りません。
   一時の水の確保のために長年人々が暮らしてきた村や自然を潰すなんて、愚かなこと
   だと思います。


水没予定地区に生活するイラストレーターのこうばるほずみさんからも。

 (こうばるほずみさん)
    朝長さん、石木ダム水没予定地区住民です。ちゃんと拝見させていただいてますよ…
    地元
の方々にもしっかりと伝えておきます!

私も参戦。

  (私)石木ダムが「既存ダムの長寿命化対策としても、重要な位置づけ」というのは石木ダ
    ム水没予定地区
住民をバカにした発言だと思います。そのためにふるさとを捨ててど
    こかに行け、佐世保市の犠牲になれ
というのですか?「老朽ダムの補修改良や、土砂
    の浚渫」といいますが、老朽ダムの現状を丹念に調査し、
どの程度の補修、浚渫が必
    要かその費用はどれくらいかかるのか検討し、そのために何故石木ダムが必
要なの
    かきちんと地権者に説明しましたか?

    ここは佐世保市の公式FBです。あなたの発言は県内はおろか、日本中、世界中に発
    信されている公式
発言なのですよ。

大村のYさんからも厳しいコメントが。

 (Yさん)朝長佐世保市長様へ
    公人として一投稿者に対して反論されるのはどうかと思います。
   私は大村市民で直接佐世保の水事情には関係ありませんが、長崎県民として石木ダム
   は不要と
いう立場で反対地権者を応援してます。朝長佐世保市長の意見は「論理のすり
   替え」による石木
ダム必要論としか思えません。
   そもそもの石木ダムが俎上に上がった時は貴殿を含めて中村知事も関係者でも何でも
   無かった訳
です。久保勘一知事と竹村虎次郎川棚町長が覚書に調印した内容には、
   「若し長崎県が覚書の精
神に反し独断専行或いは強制執行等の行為に出た場合は乙
   は総力を挙げて反対し作業を阻止す
る行動をとることを約束する。」(写真①)とあります。
   (*乙は地権者)
反対地権者のここ一連の行動はこの覚書に基づいた行動と思います。
   この間の反対地権者の訴えに対して貴殿や中村知事は全くといっていい程誠意ある対
   応をなされ
ていません。
   水需要の実態は明らかに右肩下がりなのに何の根拠もなく突拍子も無い予測を立てて
   おられます。
(写真②)
   水道管の敷設替えは予定通り進めて下さい。前倒しする気持ちでお願いします。
   深刻な老朽ダムの問題ですが、何故ここで「石木ダムの必要性」が出て来るのですか?
   石木ダムは"治水と利水"の為であって、「老朽ダムの代替ダム」ではないはずです。
   ここが「論理のすり替え」と言っているのです。貴方は平気で、代替ダムの為に反対地
   権者に「土地
と生きる権利を渡しなさい」と言っているのです。
   先日県地方自治研センターさんの講演会で宮本博司さんの「ダムと治水」という話しを
   聞きました。
京都大学を卒業され河川行政一筋に歩まれた方です。宮本さんは「ダムの
   効果は限定的で小さい。
人命を守る為には、堤防強化による治水対策の抜本的転換」
   が必要であり、河川行政で大切な事は
「隠さない、ごまかさない、逃げない、嘘をつか
   ない」ことを守ることだと話されました。

   朝長佐世保市長がフェイスブックをされている事は歓迎しますが、こういう個人を対象
   にしたやり方
には賛成出来ません。園田大村市長はもともとフェイスブックで議員活動
   を展開されていて今も多忙
な中支援者との交流を続けられています。園田さんは個人に
   対する意見はメッセンジャーを使ってや
られています。最後に朝長佐世保市長さんが
   川原に行かれて今回の意見を述べる勇気を持たれる事
を期待します。貴方は川原の
   13家族61人にこの地を代替ダムの為に出て行って下さいと言えますか?

   他に老朽ダムの代替水源はあるでしょう。佐々川からの取水含めて…
   写真①と②は私のページにアップしています。

 Yさんの気持ちも分かりますがここで市長に土俵から降りてしまわれたら困るので
私もコメント。

 (私)
   水道管の破裂は無事修復したようで安心しました。
   反論大歓迎です。佐世保市長様、私ごときのコメントに反論していただきありがとうござ
   います。
   水道管の更新は年次計画的をたててやっていくということですがそれにしても莫大な予
   算がかかります。それはどの自治体も同じです。そのために、必要のないダム建設かか
  る200億円以上の市民の税金を充てればいい、と私は言っているのです。
  佐世保市の既存ダムの浚渫・補修のために、ダムが必要というのはやはり論理のすり替
  えです。しかもそのために、石木ダム建設予定地の地権者の生活の基盤を奪い、たいせ
  つなふるさとを奪い、人間の尊厳を奪ってもよいと市長はお考えですか。市役所の玄関
  前に掲げてある佐世保市民憲章をよく読んで下さい。弱いものいじめは市民憲章の精神
  に違反します。
   水源は知恵を絞ればいくらでもあります。私は、川棚川より流域面積が広い佐々川に水
  利権を求めればいいと思います。農業人口が減って、佐々川にある農業用の水利権は
  この
10年ほどほとんど使われていません。これが23.200トンの水利権です。それと、
  九電
が持っている水利権が4.800トンこれも一日100トンほどしか使われていません。
  おまけ
に、九電が取水しているのは伏流水です。だから、その水利権も回して貰えるの
  ではないか
と思います。だから佐々川の水利権を佐世保市にも認めればいいのです。
  石木ダム反対地
権者の同意を得ることよりはるかに簡単だと思います
   佐世保市は「安定水源は一日77000㌧しかない。しかし水需要が増大して一日4000
  0㌧
が足りなくなる。だから石木ダムが必要」と説明してきました。しかし実際はどうか。
  昨年度は
1日最大配水量が77000㌧をわずかに超えた日がたった1日。一日平均配
  水量も70000㌧を割っ
ています。今年度もすでに4分の3を過ぎようとしていますが、
  1日最大配水量が77000㌧を越え
た日は一日もなく、一日平均配水量も70000㌧を
  割っています。しかも、年間平均貯水率が
93%をこえる状況が8年も続いています。さ
  らに平成6年の大渇水時に比べれば、1日1万
トン以上の水が使われなくなり、年間通
  せば2ヶ月分ぐらいの水が使われなくなっています。
佐世保市が平成24年に作った水
  需要予測は事実上破綻しています。こういう現実をしっか
 り見れば佐世保市に新たな
  水源が必要ないことはあきらかではないでしょうか。
   
最後に、佐世保市水道局に質問していましたが回答がないのでここで質問させていた
  だきます。
平成19年の再評価の際の水需要予測が実績値と大きき乖離していることを
  議会で問われ、当
時の水道局長だった川久保氏はその理由として①リーマンショックに
  よる経済的な負の影響②
予測直後の渇水の影響を上げていました。24年の再評価時
  の予測もすでに破綻し、予測値と
実績値との乖離は大きくなるばかりです。今回はどの
  ような理由でこうなったのでしょうか。
市長直々の回答をいただければ幸いです。

 市長からなかなか質問に対する回答がないのでたまりかねて私が今日コメントしました。

(私)
  私の質問に対する回答を待っているのですが、回答はないのですか?それとも回答でき
  ないの
ですか?
  答えは簡単です。予測がデタラメだからです。誰がどう見ても「ありえない
  予測」だった
から当然のごとく「破綻」しただけのことです。それ以外の理由があれば教え
  て下さい。
  
そして、24年に行った佐世保市の水需要予測が破綻し、使い物にならなくなったのに、
  何故見
直しをして、新たな水需要予測を立てようとしないのか不思議でなりません。いっ
  たいこれから
の佐世保市の水需要はどうなるのですか?佐世保市が新たな水需要予測
  をしないなら、佐世
保市水道局が日々発信している配水量や、貯水率などの実績値で予
  測するしかありませんが
その推移をみると、前回のコメントにも書いたように、水は十分
  足りており、新たな水源の確保
は必要ない、したがって石木ダム建設は必要ない、という
  結論にしかなりませんがそういう認
識でよろしいでしょうか?もし私の認識に誤りがあれば
  どこに誤りがあるのか具体的に指摘し
て下さい。よろしくお願いします

私のコメントを読んだ東京のYさんから市長の回答への期待のコメント。

(Iさん・東京)
  東京都江戸川区に住んでいるものです。
  このひと月ほど石木ダム問題に関心を持ってきました。
  東京も群馬県に八ッ場ダム問題を抱え、関心を持たざるを得ませんでした。
  今回シェアさせていただこうと思いましたが、市長さんの回答があるまで保留します。
  これからも見続けていきたいと思います。

 
さて、市長からの回答ははたしてあるのでしょうか。

私はべつに佐世保市や佐世保市長を攻撃しているのではなく、石木ダム問題をまじめに

真剣に考えていこうというスタンスです。石木ダム建設にはには多くの疑問があるのでそ

れを素直にぶつけているだけです。行政には説明責任があります。どうしても石木ダムが

必要というなら私を含め、反対している地権者の疑問に答え、必要性を真摯に説明すれ

ばいいのです。それを避けるのでは、「ダム建設先にありきの事業」と言われても仕方あ

りません。SNSはまさに石木ダム事業の必要性を説明する絶好のチャンスではありませ

んか?

 


2016.薪ストーブ

2016年01月08日 23時57分26秒 | 気まぐれ写真館

今日は寒い一日でした。

こんな日の活躍するのは薪ストーブ。

安物で、焚き付けがなかなかスムーズに行きませんが、いったん燃えつくとストーブの前から

離れたくなくなる程。冬場には欠かせない存在です。

写真ですみませんが、気持ちだけでも暖まってください(笑


あったかいんだからぁ~


 

 


「石木川のほとりにて」~村山嘉昭写真展

2016年01月07日 21時50分25秒 | 石木ダム

写真家の村山嘉昭さんが昨年、「石木川のほとりにて」という写真集を出版しました。

今、石木ダム建設予定地、川棚町川原(こうばる)では、強権的にダム建設を推し進めようとする

長崎県に対してそれに反対する地権者、支援者が阻止行動を続けています。

メディアでは激しい抗議行動の様子がよく取り上げられますが、ふだんのこうばるの方々はどこに

でもいる穏やかなおじちゃん、おばちゃんたちばかりです。若者も子供たちもいますが・・。

13戸61人(最近、赤ちゃんが生まれて61人になりました)が固い絆に結ばれ、生き生きと生活して

います。その日常を捉えたすばらしい写真集です。その写真展がアルカスSASEBOで開催され

ます。

私もよくこうばるに写真を撮りに足を運びますがやはりプロは違いますね~。

お近くの方はぜひ足を運んでみて下さい。こうばるファンになること間違いなしです。