野菜通信@畑の中心で愛を叫ぶ・・

長崎県・西海無農薬やさいの会生産者の一人、
フッチーが気ままにつづるブログです。

2013・波佐見町・鬼木棚田まつり

2013年09月29日 18時53分29秒 | 日記

先日、「鬼木棚田まつり」に行ってきました。

今年も、収穫前で黄金色に染まった棚田の沿道にはたくさんの案山子が並んでいました。

今年は、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」にちなんだものが多かったですね。それにオリンピックに関連したものとか・・・・。




「あまちゃん」の海女姿は結構多かったです。







私が目を引かれたのはこれ。

「あまちゃん」にでてくる、まめぶの「あんべちゃん」です。

特徴良くつかんでますね~、テレビ見てない方にはわからないでしょうけど(笑)







こんなのもありました。







冬季オリンピックを目指す高梨沙羅選手。






イノシシと子供の”メシ”の取り合い。







クマモン、棚田に来たモン。







スノーデン氏も来ていました。

パソコンにはちゃんと極秘分書がアップされていましたよ。








ショムニのベッキーだそうですが、この流し目に悩殺されそうになりました(笑)。








監督を引退した宮崎駿さん。








案山子は全部で129体あったそうですが全部は紹介できません。

私は、派手なものより、人や風景と溶け込んで違和感のないシンプルな案山子がいいですね。

さて、以下の写真、人と案山子の区別がつきますでしょうか(笑)

















これは分かりますね~。

マツコの隣、私じゃありませんよ(笑)。








こういうのもいいですね。

棚田まつりをよそに黙々と草取りやってるおじさん。







「棚田のイシンバエワ」を撮っているカメラマンも案山子。








「日本の棚田百選」にも選ばれている「鬼木の棚田」

私も米を作っているので棚田には愛着を感じます。

農家の高齢化、後継者不足もあり、これだけの広さの田んぼの維持管理は大変だと思い

ますが、今年で14回目を迎えた「鬼木棚田まつり」、これからもずっと続けてもらいたいものです。



石木ダム問題で佐世保市に抗議のメッセージを送りました(・ε・)

2013年09月15日 22時33分52秒 | 石木ダム

9月6日に、長崎県が国に申請していた石木ダムの事業認定が認められて、強制収容も可能な状態になってしまいました。

佐世保の水はもう十分足りているのに、一度決まった公共事業を止めるのはほんとに難しいものですね~、まったく。

でも、建設予定地の川棚町・川原(こうばる)地区の反対地権者のみなさんは、「事業認定は予想されたこと。これからも絶対反対を貫く」と元気みたいです。

そうですよね。必要もないものを造るのに何故協力しなければいけないのか、住み慣れたふる里を捨てなければならないのか、反対するのは当然です。







私も、佐世保市のホームページから下記のような抗議のメッセージを送りました。

 

石木ダム建設は必要ないので直ちに中止すべきです。

私は、石木ダム建設問題に興味を持ち、推進、反対の理由をつぶさに調べてきましたが、調べれば調べるほど、知れば知るほど建設推進の理不尽さが見えてきます。

公聴会も家族で聞きに行きましたが、ほとんど予備知識の無かった妻と息子も、「ダム建設反対派の方がいろいろとデータを使い、具体的で筋が通っていた。石木ダムは必要ない」という結論でした。家族で感想を話し合った中で問題になったのは今後右肩上がりで増加していくという市の水需要予測です。他の自治体も調べてみましたが人口が減少している自治体で水需要が増加するという予測をしている自治体は皆無です。佐世保市の人口は近い将来今の26万人から19万人に減少するという予測が出ています。今でも減り続けている水需要はこれからも減り続けると考えるのがふつうではないでしょうか。佐世保市に何か特別な事情があるのですか?県、市のHP、議会での水道局長の説得力のない答弁以外に何かありますか?あったら教えて下さい。

佐世保市民でもない私のような普通の一県民さえ必要性を理解させきれないでどうして地権者を納得させることができるでしょうか。

私は「SASEBO時旅」のファンで、昨年は針尾無線塔ツアーに参加し、たまたま参加されていた佐世保市長とも同行させていただきました。少しお話をする機会があり、気さくな人柄にふれることができましたが、このような方がなぜ石木ダムを強引に推し進めるのだろうかと違和感も感じました。市長は9月議会では強制収容も否定しませんでしたが、強制収容は3.11で地震、津波、原発事故が東北の方々からふる里を奪ったようなことを人の手で行うということです。力ずくで地権者のふる里を奪うとうことは絶対に許されません。くれぐれも佐世保の恥を全国、世界中にさらすような事はしないようにお願いいたします。

長崎県内をはじめ北部九州が少雨にさらされた今年の夏、西海市ではお盆に節水の呼びかけがありましたが佐世保市は90%の貯水率で余裕で水は足りていました。佐世保市にはダムなど必要ないのです。勇気を持ってダム事業から撤退することを進言します。




メッセージの中でも触れていますが、下のグラフはダム建設推進の大きな理由になっている佐世保市の水需要予測です。

人口の減少や、節水器具の普及などでだんだん減ってきている水需要が2015年から一転して右肩上がりで上昇するそうです。こんなこと普通に考えたらあり得ませんよね。

科学者グループからは「無理に無理を重ねた最悪の予測」とこきおろされています。

水よりダムが欲しい、そのためにはどんな理由でもこじつける。まさにそんな感じです。