佐世保便り

佐世保市民になって2011年7月で丸3年。
石木ダムや原発や平和について、その他もろもろ日々の雑感をお届けしています。

宝の持ち腐れ?

2012-02-16 | 雑感

「宝の持ち腐れ」とはこのことか・・・?

 

何を隠そう、私はサユリスト。

小5の頃からだから、年季の入ったサユリストなのです。

といっても、ファンクラブ?後援会?そんなものに入った経験はありません。

ただ遠くから見て、いいなぁ…と憧れてきただけ。

映画、TV、著書、CD(原爆詩の朗読)などを観たり聴いたりしていただけ。

 

このお酒は平成3年、横浜の赤レンガ倉庫で開かれた写真展で買ったものです。

たしか芸能生活〇〇周年記念の写真展で、

この日のために造られた特別なお酒を、来場者の先着〇〇名に限定販売。

必死にgetした記憶があります。

 

帰宅してもすぐには飲めません!もったいなくて。。

何かおめでたいことがあった時に、

何か記念すべき時に、

何か悲しみに打ちひしがれた自分を元気づけたい時に、

そんな時のためにとっておこう!と思ったのですが、

あまりにも仕舞いこんでいたために、気付いたらずいぶん時間が経ってしまっていました。

 

つい最近それを発見し、夫曰く、「こんな古いのもう飲めないよ、捨てちゃえ!」

私、「えーっ、お酒は古いほどいいんじゃないの?」

夫、「それはワインとか焼酎とかのこと。日本酒は早く飲まないと変質するんだゾ!」

 

そんなの知らなかった!

聞いたこと無い。ウソでしょ?

あわててネットで検索。

 

消費期限はそれぞれピンキリです(4〜5年、10年以内、期限無し)が、

賞味期限はいずれも1年ほど。

ああ、知らなかった…トホホ

 

でも、9年だから、まだきっと飲めるよ!

栓を開け、グラスに注ぐと、無色透明じゃない・・黄色っぽい・・

「元々そんな色かも…」と言ったら、

「日本酒だゾ、そんなはずはない。絶対飲むな!」と、夫。

変な匂いなどはしなかったので、料理に使うことでやっと許可が得られた。

 

ああ、私の「お宝」が…

せめて写真を撮ってブログに残しておこう。。

と、思ったのでありました。

 

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弁護士の仕事

2012-02-13 | 佐世保・長崎

私は何かをネット上で調べる時、だいたい最初はwikipediaから見ていく。

まあ、百科事典のようなもので広く浅く客観的な記述がわかりやすく書かれているからだが、

昨日覗いた橋下徹氏のページは、ずいぶん違った感じだった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E5%BE%B9#.E7.94.9F.E3.81.84.E7.AB.8B.E3.81.A1

特に「弁護士として」の部分では、驚くほど批判的な内容である。

「異常なほど金に拘る人間であった」とか、

「どこの管財人が何億儲けただの、あの弁護士は幾ら稼いだだの、そんなことばかり」

「橋下は強きに弱く、弱きに強い。金を持っている依頼人への媚びへつらいは酷いものだった」

など、先輩弁護士の評価はバッシングにさえ聞こえる。

 

それが橋下氏の実像かどうか、私は知る由もないし、過去はどうでもいいと思っているが、

その橋下像とは正反対のような弁護士さんが佐世保にいることを知って嬉しくなった。

 

田中亮弁護士、38歳。

(新聞記事の中で公表されていたのだから、ここに名前を記してもいいだろう)

 

長崎新聞年間企画「居場所を探して―累犯障害者たち」第5部・見放された人

の記事の中に、その名前はあった。

 

第5部では、宮沢春男(仮名)にスポットを当て、事故の後遺症による累犯障害者の実態に迫っている。

春男は小学5年生の時トラックに撥ねられ生死をさまよう大怪我をした。

一命は取り留めたが、その後、彼の言動はおかしくなった。

壊れたラジオのように同じ話を繰り返したり、意味不明の文章を書いたり、友人の財布を盗んだり…

高校中退、父の漁業を手伝うが、夜になると繁華街に出かけては無銭飲食を繰り返した。

通報がある度に両親はタクシーを飛ばし、お金を払い、ひたすら詫びる、その繰り返し。

春男は叱られると「二度としない」と反省するが、また両親のすきを見ては飛び出していった。

実刑判決を受け刑務所に入っても、出所すると懲りずに罪を重ねた。

両親は途方に暮れ、あちこちに助けを求めた。

役所、病院、福祉、警察、弁護士・・・しかし、誰も相手にしてくれなかった。

 

一昨年の3月、春男は佐世保署で田中弁護士と出会う。

田中弁護士は春男と話すうちに、事故の後遺症を疑い始め、初公判で精神鑑定の実施を求めた。

そこまでする必要があるのかと、裁判所関係者には冷笑された。

が、長崎大学精神神経科が出した答えは、

20年前の交通事故による脳挫傷を原因とした人格変化、及び知能低下が認められ、

その結果、記憶障害や注意障害といった『高次脳機能障害』を呈している

だった。

しかもIQは36で5歳10カ月並み、早期のリハビリ治療が必要と書かれていた。

が、判決は懲役10ヵ月の実刑。

せっかく累犯の原因を突き止めたのに、それは活かされなかった。

正義って何だろう?

自分にできることは何だろう?

田中弁護士は、その日から一心不乱にパソコンのキーを叩き続けた。

そして、8日後の昨年3月11日、損害賠償請求訴訟の訴状を書きあげた。

相手は、20年前春男をトラックで撥ねた元運転手と会社。

民法では損害賠償の請求権は20年で消滅するが、田中弁護士はその1日前に書きあげた。

時効の前日。

 

お金にも名誉にもならないことを必死でやり遂げ、

「見放された人」に寄り添う弁護士が、この佐世保にはいるんだ…

 

急に胸のあたりが熱く、温かくなった。。 

 

 

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橋下徹市長による強制アンケート

2012-02-12 | 雑感

橋下市長が出した市職員への「強制アンケート」を見て、びっくりしました。

こんなことやっていいのでしょうか?

橋下さんってこんなことをやる人だったのでしょうか?

 

ずっと以前、テレビ番組「行列のできる・・・」に出ていた弁護士橋下徹を、

私は、どっちかというと好感を持って見ていた。

先輩弁護士に苛められても笑って明るく反論する、爽やかな好青年のイメージだった。

 

いきなり大阪府知事!?

多くのタレント政治家同様、きっとすぐ飽きられてギブアップか?

と思いきや、大阪府民の心をがっちりつかんでしまった。

何しろ大ピンチの赤字財政を短期間で立て直し、

ムダな箱物行政はバッタバッタと切り捨て、大戸川ダムにも反対するし、

沖縄の基地移転問題では、全国知事会で唯一受け入れてもいいと発言。

遠くから見ていると、若いけど実に頼もしい政治家に見えた…

 

昨年末、大阪都構想を掲げて大阪市長選に圧勝。

人気絶頂、飛ぶ鳥を落とす勢い…とは彼のこと。

今や国会議員も政党党首でさえ、彼にすり寄っている。

 

私は政治にも政策にも疎いので、政治家としての彼を評価することはできないけれど、

その独裁者ぶりが何となく気になっていた。

くったくのない笑顔とまっすぐに見つめる瞳は、相変わらず好青年の雰囲気なのだが、

その行動はあまりにも独断専行が過ぎるのではないか…

そんな気がしてならなかった。

 

このアンケートを見て、それは気のせいではなかったと思った。

http://matome.naver.jp/odai/2132893556666043701/2132893630566057803

 

労使関係に関するアンケートで、組合活動について尋ねているが、

それは任意ではなく「業務命令」で、

正確に書かないと「処分の対象となりえます」と記している。

 

最初に、氏名や所属部署や身分を書かせ、

これまでに組合活動に参加したか?誘った人は誰か?どういう活動をしたか?

ここ2年間で特定の政治家を応援したか?誘われてやったなら誰に誘われたか?

など選挙がらみの質問が続き、

次に組合に加入しているか、加入した場合のメリットとデメリットを訊き、

組合に加入しない(脱退する)ことによる不利益なども選択肢を示し尋ねている。

 

素人の私が見ても、組合潰しに見える。

弁護士で、憲法を知り尽くし、人権を守る立場にあった人が、

なぜこんなことができるのだろう…

不思議でたまらない。

そして、それを叩かないメディアも。

 

気弱そうに発言する某大臣は毎日のようにマスコミによってバッシングされている。

それを見て、私たち国民も呑気に笑ってため息をつき、

強いリーダーには拍手を送り、寄りかかろうとする。

 

誰かに寄りかかってお任せするのはとても楽だけど、

私は寄りかかりたくない。

それは、あまりにも無責任で危険だと思うから。


 

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豪雪に苦しむお年寄り

2012-02-09 | 雑感

「いつになったら 春になるんだか…」

おばあさんがポツリと呟いた。

 
NHKクローズアップ現代「豪雪から高齢者を救え」に映し出された83歳の女性。
 
豪雪地帯に一人住んでいる。
 
子どもたちは遠くの町に嫁ぎ、雪下ろしをしてくれる人は誰もいない。
 
痛めた足を引きずるようにして屋根に上って雪下ろしをする。
 
そうしないと、雪が降ると、ミシミシと音を立て、今にも天井が崩れ落ちそうで怖い。
 
 
 
そんな家が新潟県など豪雪地帯にはたくさんある。
 
昔は地域で助け合って除雪してきた。
 
でも、今は若者がいなくなり、皆自分の家の雪下ろしで精一杯。
 
自治体も、今年の豪雪にはお手上げ。
 
道路や学校などの除雪に追われ、個人の家の屋根にまで手が回らないようだ。
 
予算はなんとかできても人手が足りないのだという。
 
 
県は取りあえず、雪の少ない市町村から応援を頼み、
 
緊急を要する民家だけはなんとか除雪をしたが、
 
まだまだ応援を待っている高齢者は多い。
 
 
 
総務省消防庁の発表では、2月8日までに雪による死者82人、けが人1180人。
 
約60%が65歳以上の高齢者で、
 
除雪中の事故による死亡が75%だという。
 
 
 
地震や津波は、ある時突然発生する。
 
この自然の猛威を正確に予測し、人々を救う英知をまだ人間は手にしていない。
 
でも、降り積もる雪の危険から一人暮らしのお年寄りを守ることは、不可能なことではないと思う。
 
積雪量が一定量を超えたら、公の施設に避難させるとか、
 
屋根の雪下ろしはボランティアを募集してやってもらうとか、
 
その気になれば、方法はあるはず。
 
 
 
ゲストの上村靖司さん(長岡技術科学大学准教授/日本災害復興学会理事)は、
 
支援力より受援力が不足していると話していた。
 
ボランティアなど支援する側の人はいるのに、
 
その支援者たちをコーディネートする受援力が足りないらしい。
 
 
 
雪国とは無縁の暖かい九州で、のうのうと暮らしている私が言う資格は無いかもしれないが、
 
これ以上一人暮らしのお年寄りを放っておくことは、
 
雪よりも冷たい気がする。
 

除雪に来た若者に手を合わせていたおばあさんの姿が、思い出されてならない。

 

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ヤクーバとライオン

2012-02-08 | 雑感

昨日、立ち寄った本屋さんで、こんな本に出会いました。

絵本です。

作者はフランスのティエリー・デデュー。

訳者は柳田邦男。

 

え?あの柳田さん?

ノンフィクション作家で、最近は原発問題に関する記事や本をよく見かけるけど、

かなり以前、脳死について書かれた本を読んだことがあったっけ。

その時やっと、民俗学者の柳田国男さんとは別人物だと知ったんだよなぁ・・

あの柳田邦男さんが絵本を?

それとも、三人目のヤナギダクニオさん?

と思ったくらい、私は全然知りませんでした。

後で調べてみたら、柳田邦男さんはたくさんの絵本を翻訳なさっているのですね。

 

ところで、私は、もちろん訳者を見て買ったわけではありません。

本棚から引き抜いた時、この表紙を見てドキっとして、中を開いて、さらにドキドキ。

黒一色で書かれた絵にとても惹かれました。

そして、お話も、その絵のように深く鋭く心に残るものでした。

 

ヤク―バの暮らすアフリカ奥地の村では、成長した少年を祝う祭りがあります。

その日、少年たちは一人でライオンを倒しに出かけます。

それを成し遂げて帰って来た者は、勇気ある若者として称えられ、戦士になります。

それができなかった者は・・・

ヤク―バは一日かけてライオンを探し歩き、やっとチャンス到来。

が、ライオンはすでに深く傷ついていました。

ヤク―バとライオンは長い間見つめ合っていましたが、

やがて彼はライオンに背を向けて去っていきました。

村に帰ったヤク―バは、皆の冷たい視線を浴び、

与えれた仕事は、村はずれで牛の世話をすることでした。

しかし、その後、

「村の牛たちは、二度とライオンにおそわれることはなかった」

と結ばれています。

 

本当の勇気とは何か、あるいは「戦わないという勇気」がテーマだそうですが、

この絵を見ていると、もっと素朴な何かを私は感じます。

言葉では上手く説明できませんが、

「勇気」という人間世界の概念ではなく、

人間もライオンも必死で生きている、倒すか倒されるかの世界があって、

そこに情けや憐れみはナンセンスなんだけれど、でも心と心が通い合ってしまったら殺せない。

相手が人間であろうと動物であろうと。

理屈ではない心の触れ合いを感じて、なぜかドキドキして、

とても本棚に戻すことができませんでした。

 

その素晴らしい絵を全部お見せしたいのですが、それはさすがに著作権侵害です。

関心のある方は本屋さんか図書館でどうぞ。

講談社から出ています。

 

第2部の「信頼」も、とてもいいです。

私は、こちら(信頼)を先に見たせいか、こちらの方がもっと好きです。

 

 

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