たまには写真のないブログもいいかな。
昨日(10/24)の佐世保市の配水量を市のHPで調べたら70、610トンだった。(そのうち7、000トンが漏水?)ピーク時はもう少し高くなるのかもしれないが、60、000トン代に突入する勢い(?)だ。一日の配水量は10年前からすると20、000トンも少なくなっている。
この不景気で、水道光熱費も節約しないと生活がやっていけない。佐世保市が言うように今後右肩上がりで水道の需要が増えていくなんてとても考えられない。飲み水やお茶も店で買える時代に、ますますダムの必要性は薄れてきている。
普通であれば、反対地権者の同意も得られそうにないし、お金もないから諦めて次の方策を考えようということなる。農業経営や会社の経営でもそうだ。いつまでもうまくいかない部分を引きずっていたらつぶれてしまう。しかし石木ダムはそうならないから不思議だ。
1962年、半世紀前の計画が未だにすすまない。行政も早くみきりをつけて、他の対策を取っていたら水問題は解決し、いつまでも石木ダムのことで頭を悩ますことはなかったろうに・・・。先日の集会で川原の反対地権者を代表して挨拶した青年は30才。普通に生きたらあと50年はだいじょうぶ。今のままでは100年たってもダムはできない。
知事や市長は時期が来れば引退し、役人は数年で部署が替わる。自分たちの任期中にできなくても次にバトンタッチすればいい。バトンタッチした後はもう自分達には関係ない。こうやって半世紀の間、川原の人たちを苦しめてきたのだ。
こんな石木ダム建設は垂れ幕にあるように「佐世保市民みんなの願い」?
「あなたたちさえダムの底に沈んでくれたら佐世保市民は、ひょっとしたらこれからあるかもしれない渇水のときに、もしかしたら制限給水しなくてすむかもしれないんです・・・」
とか言ってお願いするの?
私が佐世保市民だったら市長にこう言う。
「川原もんが命掛けて反対するって言いよっとに、ダムのでくんもんね!みんな水ば使わんごとなってきよっとに今どきそこまでしてダムば造らんばか!そがん金、佐世保市になかやろもん。水道料金20%も上げよったくせに!少々の渇水の来たっちゃ辛抱するさ、水不足ぐらいで人間死にゃせん。地震の被災地に比べりゃたいしたことなか!できもせんダムに使う金があったらほかんとこに回さんかい!」
ん?そうか、言う人もいるけど行政も市長も聞く耳持ってないってことか。
じゃあ、言う数を増やして声を大きくするしかないな。