goo blog サービス終了のお知らせ 

野菜通信@畑の中心で愛を叫ぶ・・

長崎県・西海無農薬やさいの会生産者の一人、
フッチーが気ままにつづるブログです。

石木ダムー5/24 長崎新聞「論説」とコラム「水や空」

2019年05月25日 07時14分44秒 | 石木ダム

5/24の長崎新聞の「論説」です。正論です。

まあ、長崎県の収容委員会は、県直属の御用機関でいわば「強制収用委員会」なので、この採決は予想通りですが・・。

それにしても長崎県はえげつないことやりますね~、地権者の同意なしに財産を強制収容なんて・・。
強盗の上をいく極悪非道な長崎県。強盗でさえ家や土地までは持っていかないのに。


 

 

 

 

 

以下は同じく5/24の同紙のコラム「水や空」です。

いずれ石木ダムが必要ないことはもとはっきりしたかたちで分かるようになります。
実力行使は行政の恥。「悔恨」することが分かり切った事業はさっさとやめた方がいい。


 

 

 


石木ダム-川棚町議選で地権者の炭屋さんがトップ当選!

2019年04月27日 23時44分33秒 | 石木ダム

4月21日投開票の川棚町議選で石木ダム建設予定地の反対地権者、炭屋猛すみやたけし)さんがトップ当選を果たしました。
地縁・血縁がものをいう田舎の町議会選挙で、有権者が50人いるかいないかの
小さい集落から出て795票を獲得してのトップ
当選ですからたいしたものです。川棚町民の良識の現われでしょう。

 

関連記事→石木川まもり隊ブログ

 

平成31年4月21日執行 川棚町議会議員一般選挙開票結果


当日有権者数 11,525人
投票総数   7,041票
投票率  61.09%


すみや 猛  795票(当選)
はつて 安幸   728票(当選)
ほりいけ 浩   561票(当選)
はと 勇則    451票(当選
山口 隆     376票(当選)
ほりた 一徳   397票(当選)
福田 徹     340票(当選)
田口 一信    416票(当選)
水谷 末義    409票(当選)
高以良 ひさと  401票(当選)
小田 成実    393票(当選)
村井 たつみ   389票(当選)
もうり よしのぶ 372票(当選)
小谷 りゅう一郎 345票(当選)
辻 きよと    305票
三岳 昇     284票

 

        「当選だ」-。定数14に対し、16人が争った東彼川棚町議選。県と佐世保市が同町に計画する石木ダム
       の建設予定地の反対地権者で、無所属新人の炭谷猛さんがトップで初当選し、選挙事務所で仲間らと議席
       獲得を喜んだ。

        建設予定地である川原地区では反対住民13世帯が暮らすが、県は宅地を含む土地の収用手続きを進めて
       いる。「町民の土地が奪われようとしているのに、町も議会も黙ったままだ」と不信感を募らせていた。
       反対住民の思いや現状を知ってもらい、ダム問題について考えてもらおうと、2年前から町内各地で学習会
       を重ねた。世論の広がりを感じ、町議選への出馬を決意。同地区住民や反対運動の支援者の協力を得ながら
       町中を駆け回り、「自然豊かな川棚にダムは要らない」と声をからした。 
        炭谷さんは選挙事務所で万歳し、「ダムは要らないという声が町民の信任を得た。しっかり反対の声を訴
       えていく」と言葉に力を込めた。



上の「記者の目」の記事の中で、地権者は炭屋さん、共産党公認候補は引退した久保田和江さんの議席を引き継ぐためわざわざ
佐世保市から川棚町に移住して立候補した辻きよとさんです。共産党は川棚町の地元から後継者を立てることができていれば
もう少し結果は変わっていたかもしれません。

前回、石木ダム建設反対を唯一掲げていた久保田さんが獲得した票は609票。今回は2人の候補者がダム反対を掲げて合計1100票
川棚町でも、確実に、石木ダム建設に反対、疑問の意識が広がっていることの表れでしょう。


逆に、町議会石木ダム対策特別委員会の委員長をしていた田口一信さんは、選挙戦を通じて石木ダム建設の必要性を
訴えましたが、当選したものの前回の663票から247票減らし416票にとどまっています。

田口さんの選挙ポスターには、



    「石木ダムは川棚町民の安心・安全のために是非とも必要な防災施設です。佐世保市への利水は付随的な
     事柄です。地権者のご理解を得て、石木ダムの建設・水源地域整備そして川棚町の新しい町づくりに尽力します」


と書いてありました。私は、「川棚川の治水は予算を増やすための付随的なもの」と聞いていましたがどうやらこの方の認識は違う
ようです。「利水はもはや必要性の大きな理由にならない」と考えているのでしたら「達見」です。
「達見」でもないか・・。私にしてみたら「常識」だし・・・。(笑)
石木ダムの必要性の根拠とされる、「佐世保市の利水」も「川棚川の治水」も、石木ダムを造るという目的のための「付随的なもの」
にすぎないのです。

そして、「地権者の理解を得て」ということですので、この公約通り、地権者の理解も得ず、地権者と話し合うとした知事の約束も
果たさず、強引に工事を押し進めようとしている長崎県に対して物申してほしいと思います。






石木ダムー最近の長崎新聞の投書欄より(その19)

2019年04月13日 22時09分27秒 | 石木ダム

下の記事、アップするのを忘れていました。

2019.3.27の清水さんの投稿です。全く同感です。

それにしても、新聞に載るのは石木ダムに反対の方ばかりの投稿なんですよね~。

これを読んでいる推進派のあなた、「石木ダムは必要不可欠」だと考えているのでしたら、その理由をしたためて
新聞に投稿してみたらどうでしょう。

たまには、行政や議員以外から、「石木ダム推進」の意見を聞きたいものです。


 

おまけ。

こんな記事もありましたよ。↓

 

「長崎県の水道も危ない。これからはダムでなく、個別分散型の貯留槽を作って、地場で水を回すようにすべきでは」

とおっしゃってますよ。推進派の皆さんもたまにはこんなのよく勉強してくださいね。世の中どんどん進んで、変化してきて
いるんですから・・。

 

 

 

 

 

 


最近の長崎新聞の記事より

2019年03月23日 22時36分03秒 | 石木ダム

先日の長崎新聞の記事です。


まあ、正論ですよね。

それにしても、1年前の知事選の際、直接地権者を前に「面会の機会を設ける」と約束した件はどうなったんでしょうね?
一年以上も放置して、スピード感がないな~。というか、できないことを約束するからこういうことになる。


長崎県や佐世保市が振りまく苦しい必要論とそれをコピペして追認した長崎地裁判決とは裏腹に、石木ダムの目的は「石木ダムを造ることそのもの」
だということは見え見えの事実。

石木ダムがなくても生活に支障をきたしている人は誰もいないし(石木ダム建設計画のために生活や人生をズタズタにされた人はいる)、計画から半世紀
にわたって石木ダムを必要としない日々が積み重ねられ、それはこれからもさらに続き、いずれ「やっぱり石木ダムは必要なかったね」となることは確実。


知事が地権者に会えばまず石木ダムの必要性から論じなければなりませんが、知事は県の担当部署からレクチャーを受けた以上のことは話せないのでまず
そこでつまづき、あとは、「命がけで石木ダムに反対する」という立場の地権者から圧倒されるのは目に見えています。

本音のところでは知事も石木ダムが必要とは思っていない、だから会って説得する自信がない。と、私は勝手に判断していますがどうでしょう(笑)。
長崎空港建設の際、地権者のところに何度も足を運び、ひざ詰めで説得した当時の久保勘一知事とは雲泥の差。
本当に石木ダムが必要と思っているのならこんくらいのことはやらんばだめですばい、中村知事さん。


「知事も県も、事業の公益性や必要性を、もっと多くの県民に、もっと詳細かつ説得力を持って説明すべきではないか」

ということですが、本音のところで必要と思っていない事業を「説得力を持って説明」することは無理でしょう。

それをする「気概と覚悟」を期待するのはなおさら無理というものです。

そしてそれを承知でこんな記事を書く長崎新聞内海記者(笑)。



 

 

 

 

 

*2019.3.13中村知事記者会見から

 「地権者の方々との面談のお話であります。これは、さきの知事選挙の際に、地権者の方々から、自分たちの思い、実情等について、ぜひ話を聞いてくれというご要請をいただきまして、その前までは、計画自体を白紙に戻さないと会わないというお話をお聞きしておりましたので、そういった点を確認させていただきましたところ、そうではないんだというお話をいただき、それでは、お会いをいたしましょうというところで、現在、担当部局と地権者の方々との調整を進めてきたところでありますが、まだまだ具体的な日程が決まるまでには至ってない状況であると聞いております。
 ただ、継続してずっと相談をさせていただいているところでありまして、地権者の皆様方も時期的に多忙な時期もあるので、しかるべき時期があれば、調整をしていただけるものと考えているところであります。できるだけ早く、そうした機会を設けることができればと考えているところであります。」


↑一年たってもこんな状況です。アホか!と言いたい。

「・・・状況であると聞いております。」だなんてまるで人ごとのように・・。職員に任せず知事自ら日程を決めればいいではないか。




 

 


石木ダムー市民団体の質問状に対する佐世保市の回答について

2018年12月06日 23時08分22秒 | 石木ダム

佐世保市内の4つの市民団体が提出していた石木ダム関連の公開質問状についての回答があったようです。

 

 ★公開質問状 ←11/15の私のブログの中で紹介しています。

★4団体の一つである「石木川まもり隊」おブログからお借りした、公開質問状に対する佐世保市水道局の回答 ↓

 

回答文を一読して、つくづく役人は言い訳の天才だな~、と思いました(笑)。
そして、「石木ダムは必要」というところにギアを入れて、そのまま溶接してしまってるんじゃじゃないか、と(笑)。
後日、詳細な反論はあると思いますが、水道行政には素人の私が気づいた点を少々。

 質問では、「佐世保地区」の平成5年度と平成29年度の、①給水人口、②一日平均給水量、③一日最大給水量などを聞いていますが、
佐世保市の回答では、平成5年度は合併前の旧佐世保市の数値を使い、平成29年度は合併後の数値を使っています。

  *佐世保市は、2005年(平成17年)に吉井町、世知原町、2006年(平成18年)に小佐々町、宇久町、2010年(平成22年)江迎町、
   鹿町町と合併し、それぞれの水道施設も佐世保市の管理に移行しています。


水道行政で、「佐世保地区」といえば、「旧佐世保地区=石木ダムができればその水が送られる予定の地区」のことで、そのことは
佐世保市水道局は百も承知の上で、平成29年度は合併後の佐世保市全体の数値を使っているのです。これでは「旧佐世保地区」の
水事情の推移の比較はできないのは当たり前です。しかも29年の佐世保市全体の数値は公開されている 平成29年度佐世保市水道局事業概要  
見ればわかるこどでわざわざ公開質問状で聞くようなことでもありません。

それではなぜこのような、あとから指摘されることが簡単に予想される稚拙な回答をしたのでしょう。意図がよくわかりません。
思わず「数字はウソをつかないが、ウソつきは数字を使う」という言葉を思い出してしまいました。

佐世保市水道局にとって平成29年度の「佐世保地区」の数値は、公にしたくないしたい「不都合な真実」だったのでしょうか・・。
そうであるなら、隠されれば隠されるほどその「不都合な真実」を知りたくなってしまいます。


(つづく)