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野菜通信@畑の中心で愛を叫ぶ・・

長崎県・西海無農薬やさいの会生産者の一人、
フッチーが気ままにつづるブログです。

石木ダムー最近の長崎新聞の投書欄より(その21)

2019年09月11日 22時43分15秒 | 石木ダム

9月10日の長崎新聞「声」欄からです。

佐世保市の10歳の小学生の、体験に基づいた素晴らしい文章と、
しっかりした意見表明です。私も見習いたい。

県知事や、佐世保市長はこれを読んでどのような感想を持つのでしょうか。
聞いてみたいものです。

 

 

 

 


下は、9月11日の長崎新聞のコラム「記者の目」です。
自分の身になって考える、ということが大事です。

 


石木ダム~せやろがいおじさん、こうばるの中心で叫ぶ!

2019年08月19日 22時20分15秒 | 石木ダム

まさかせやろがいおじさんがこうばるまで来ていたとは!

体をはったパフォーマンスには圧倒されますね。

言っていることは極めてまとも、全くその通りです。

ただ、大事なところを痛めないようにしてほしい(笑

 

石木ダム問題に一言【せやろがいおじさん】

 

 


石木ダム~長崎県庁に行ってきました。

2019年08月01日 21時55分18秒 | 石木ダム

8月30日、新庁舎になって初めて長崎県庁に行ってきました。


目的は、「強制収容の取り下げを求める要請書」を知事に渡す行動に参加するため。
要請書を渡すだけだから午前中には終わるだろうと思ってたら、なんのなんの3時過ぎまでかかってしまいました。


原因は、中村知事が「東京出張」で不在、残った副知事も地権者、支援者と会うことを頑なに拒否したため。
(知事が不在というのも怪しいものです。以前、東京出張といいながら長崎市内某所に「隠れていた」ことがあるからです。)


部下の職員を矢面に立たせて、自分たちは事実上の「雲隠れ」「逃亡」。
なぜ地権者と正面から向き合おうとしないのか!
わが県のトップはなんとも情けない。

 







 

いろいろな方がこの行動に参加し、ブログやFB(フェイスブック)などでコメントを発信しています。

 

★写真家村山嘉昭さんのブログ 「一時外出の先に」

 

石木川まもり隊ブログ「副知事、受け取り拒否!」

 

★【弾圧された者をあがめて、自分は弾圧する】
今日の長崎県庁ロビーには緊張感が走りました。石木ダムの「強制収用を取り下げよ」と、反対地権者を先頭に200人以上のみなさんが集まり、声を上げたからです。
抗議する人々の上には福山雅治さんの大きな横断幕が掲げられています。そこには「潜伏キリシタンたちの集落は、世界が『守るべきと認めた価値』がある」と書かれています。
僕もその末裔ですが、潜伏キリシタンは長い野蛮な弾圧の中で生き抜き、信仰を守り続けてきました。そこに「人としての貴さ」を多くの人が認め世界遺産にしたのだと思います。
弾圧されし先祖たちをリスペクトするというなら、少なくとも長崎県は自らが弾圧者になるなど、あってはならいことです。しかし県は、60人が住む13世帯の集落を田畑、人家をすべて強制収用して不必要なダムをつくろうとしています。毎日、住民たちに座り込みの抗議行動を余儀なくさせています。知事は「強制代執行も選択肢だ」と言い放っています。
民主主義の世に、人家を強制収用してブルドーザーでつぶしてしまう弾圧は許されません。まして、潜伏キリシタンを世界遺産にした長崎県なら、なおさらです。今日の抗議行動に参加する中で、改めて強く感じました。長崎県は、強制収用をただちに取り下げるべきです。(M.Y)

 

★今朝は、「知事は住民との約束を守ることを県政の最重要課題とし、前代未聞の恥ずべき暴挙を止めること。そのために石木ダム建設事業における「事業認定申請」を直ちに取り下げて、強制収用を止めること、を要請いたします。」という「要請文」を携え県庁へと向かいました。
地元の川棚住民、受益者である佐世保住民、長崎市民、遠くは福岡や熊本からも多くの人たちが駆けつけてくれましたが、今回も知事は私たちの前に姿を見せることはありませんでした。
13所帯60人が暮らす場所を、水の底に沈めてなるものかと怒りが沸き上がります。(Y・M)

 

★要請書を渡しに行っただけなのに
知事はどこにいるのか分からないし
副知事は公務で忙しい
私たちがこんなにたくさんで押しかけてるのにそれより大事な公務ってなんですか!?

子ども達も言いました
どうして知事に会えないのか?
どうしてダムがいるのか?
わかるように教えてください!
と訴える5年生男の子

私の家を取らないでください!
ダムはいりません!
私は死にたくありません!
弟や妹も死んだらいやです!
泣きながら訴える3年生の女の子に
表情も変えず道を開けまいと立ちはだかる県職員
心も失ってしまったのでょうか?
言葉も発さず
ただロボットのように
立っているだけ
どんな思いで
どんなに勇気を出して言ったのか
わかっているのですか?

もし、1人でもこの子達の思いが心に届いた人がいたなら、おかしいよ!
って声をあげて欲しい

自分の故郷が
土地や家屋が
子どもたちとの思いでが
自分たちの遊んだ場所が
みんな勝手に奪われるんですよ
子ども達が守ってほしいって言ってるんです

今日は子ども達のパワーに押され気味
まだまだ大人は頑張らないとね!

あんな大人になってはダメだ!
ってことは教えることが出来ました。(E・M)

 

★今回の行動は夏休み中ということで、こうばるの子どもたちの参加があり、それがとても力強く感じられました。この子どもたちの家を奪ってはならないと、強く思わされました。(S・F)

 

★知事と話をしたい、知事と会わせて欲しいという地権者の皆さんの声の中、こうばるの子どもたちの「嘘つきは泥棒の始まり~❗️」の大きな声も!

行政代執行をやって、県はこの子たちまで強制的に引きずり出そうというの?と思ったら、涙が出てきた。3才の子どもからお年寄りまで。
長崎県はほんとにそんなことをやろうっいうのだろうか? (A・M)

 

★長崎県最高のロビースト"福山雅治"は天井から

「その遺産は 過去と未来を 見つめている」
と静かに語っていた。

河川課長が地権者の炭谷さんのところに来て「私が県の代表です」と言った途端に「45年前にお前はまだガキやったろ。俺たちは4代の知事と交渉求めて来たんだ。ノボすんな!」と一蹴。

今日の様子見て福山雅治は何と言うのだろう? (T・Y)

 

★こうばるに住んでいる小学生の女の子の声が心に沁みています。
一緒に泣きました。

私たちの申入れに対応しない県知事に、副知事でも良いので対応してほしいと4階の通路で、小学生の女の子は泣き出して「弟も妹も死ぬのは嫌です」と。
死ぬ❗、そうなのです。こうばるに住む人たちは、家を追い出させれるのは死が迫ることなのです。

また、県知事もいない、副知事も公務で忙しと対応してくれない💢😠💢、嘘つき通す浦瀬河川課長に「嘘つきは、泥棒のはじまり」って大きな声で抗議していたこうばるっ子に支援者は👏でした。
ああ、悲しい、(怒)も。なんとかこの子らの気持ちわかって。(M・Y)

 

★「一時、知事室に押しかけ職員ともみ合いに・・・」
と言う表現はちょっと違う気がする。
知事が不在だと言うので副知事に会いに行ったが
「知事室に行く狭い通路で停められた」
と言うのが正しい。 (T・T)

 

★佐世保市を走ってる
ラッピングバスでおなじみの、
『お願いして実現しよう石木ダム』
という標語は、一体誰の言葉でしょうか?

ダムを作りたいなら、
作りたい!って言ってる代表者が、
断られても断られても、丁寧に説明をして理解してもらうよう努めることが当たり前な"お願い"ではないでしょうか。
強制収用します!って、何なんでしょう?
他の公務があることもわかりますが、誠実な対応には程遠い。
住んでる人たちがいるのに。納得してないのに。

担当じゃないから、って言葉は、秘書課が担当じゃなくて河川課が担当なので、という意味だったんですね。
河川課が石木ダムの事業主だったらわかる言葉ですが、事業主は長崎県と佐世保市ですよ。河川課に投げるのはやめてほしい。職員さんたちほんと大変だろうな。。

事前に行きます、要望書を渡しますって言ってて、知事は不在だとわかっていたのなら、それこそ事前に教えてくれてもいいのに。 (H・U)

 

★長崎県の川棚町川原地区に県などが佐世保市に水を送ることや治水のために建設を予定している石木ダムに反対して県との移転交渉を拒否している中、今年6月に県収用委員会が強制収用を決めたのを暴挙として、建設予定地の住民や支援する地元川棚町住民や利水で利益を受けるがダム建設には反対して老朽化している水道管の漏水防止でよいとする佐世保市民、また県北や県央の住民約100人と石木ダムに反対する長崎市民約100人など約200人が7月30日午前10時に県庁ロビーに集まり、石木ダム事業における「事業認定申請」を直ちに取り下げて、強制収用を止めることを知事に申し入れるために知事との会談を申し入れをした。
これに対し県は河川課の課長ら職員が対応、住民は「石木ダムは県政の重要事項であり、是非知事に会いたい」と詰め寄ったが、県側は不在を伝えた。住民側は「10日以上前に知事との会談を申し入れていた」「知事は住民に石木ダム問題を説明する責任がある」と再度、申し入れ。河川課は「すでに第三者機関の収用委員会が強制収容の決定をしている」と言った。これも住民たちは強く反発「私たちの家を奪うのか」「生活が破壊する」と激号して「収容員会は第三者委員会と言っても知事の方針通りに決める忖度する、県の言いなりの委員会で効力はない」と主張して「強制収用して家を奪うのは明らかに人権侵害で、強制収用を止めよ」と県職員に詰め寄った。
時間がたち、一部の住民たちは知事室のある4階に行き、秘書課長が対応し「知事は公務でいない。石木ダムの担当でない副知事はいるが公務で忙しい」と話した。担当でなくても副知事がいるなら住民側は公務でいるなら要請書を読んで渡す10分間の時間を作ってほしい」と要望したが、県はこれも拒否。県は住民との会談は補償交渉だけとの接し方に終始、再度、ダムを造るかどうなの話し合いはかたくなに拒否する態度に出た。
住民側は午後4時ごろになり、帰る時間が来たため、知事会談は出来ず、要請書も渡せずに帰った。しかし県への不満はこれまで以上に膨れ上がっていた。
 長崎県政の重要事項はこの石木ダムと長崎新幹線の完全フル規格化、人口流出を止める対策が私は3本柱と考える。石木ダム問題は40年前の県警機動隊導入からもつれにもつれて、県は計画を進行させており、すぐにでも強制収用できる。しかし万一、強制収用をしたら約100年前の足尾鉱山の田中正造事件以来の日本史の歴史に残る出来事となる。
私は石木ダムは、佐世保市の大幅な人口減少で水事情が変化。40年前から大幅に水の必要量が減少している。だからダムに頼るか、老朽化した水道管の漏水対策で水道管の取り換えでいいかを論議する必要があると思う。公共事業は走りだしたら止まらない―との常識から県も脱して考えを整理する必要があろう。
石木ダム問題で県民投票をもししたなら、結果はダムはいらないとの結果になる可能性も大きい。それほど、今は県民の多くが石木ダムはいらないと考えている。県は県議会の同意を得ているというだろうが、これが県民の総意とは言い難い。
40年前に知事と佐世保市長は川原に行き、住民との対話を呼びかけたが、建設を前提の話し合いを住民たちは拒否した。そこで知事たちは帰ってしまった。県庁の幹部職員の中には「知事は公民館に何日でも寝泊まりして住民たちと膝を突き合わせるべき」との意見も出たが、具申した幹部職員は退職させられたと聞いている。県は議会だけを見て住民を見ない、これで民主主義が保たれているーとして民主主義に一番大切な少数意見を聞かずにこれまで来て、県警機動隊まで入れて住民を排除して測量をした。これを歴代の知事は踏襲している。県の政策決定はこれでいいのだろうか?かなりの疑問符がつく。
まだ本当に佐世保の水事情には石木ダムしかないというなら、住民たちと、補償などの前提条件なしに話し合って説得に努力すべきだ。県政の最重要政策の石木ダム問題で住民たちが知事に会いたいと県庁に来ているのに、合わないのは絶対におかしい。知事がもし強制収用の執行の決意をして発動するなら、血を見る事件になることは必須だ。  (F・I)


石木ダムー最近の長崎新聞の投書欄より(その20)

2019年06月06日 20時58分55秒 | 石木ダム

長崎県収用委員会(別名、財産強奪委員会)が、宅地を含めた約12万平方㍍の明け渡しを地権者に求める裁決をしたことへの
怒りの投稿が長崎新聞の読者投稿欄に相次いでいますので紹介します。

 

①久原さんの投稿。「真に追い詰められているのは長崎県」なのです。

 地権者は絶対に立ち退かないと言っているのですから、書類上ではなく実質的な収用をするには力づくで立ち退かせる以外に選択肢がない。
 今の時代に果たして現実的に、力づくでの行政代執行ができるのかどうか疑問です。しかも13世帯も。
 これは「合法的」という名の、強盗、強奪、政治的レイプ、であり、最悪の人権侵害です。まさに現代の狂気。
 しかも現在では、もしこれを強行しようとすればその様子がライブ配信され、SNSで日本中、世界中に瞬時に拡散され、大変な事態になること
 は確実です。地権者の必死の抵抗で流血の事態になるかもしれない、最悪死者が出たりしたらどうするのか長崎県! 正気に返れ!

 

②寺山さんの投稿。同じ西海市の方で、「百姓」という肩書が気骨を感じます(笑)。

 「事業に採択されて40年以上たつが、ダムがなかったことで何か問題があっただろうか」
寺山さんの言う通り何も問題はありませんでした。これから先もますます問題なしです。石木ダムがないために生活に支障をきたし
ている人など一人もいません。なので巷では、石木ダム建設を求める切実な声は皆無です。
 柔軟な思考で、未来を考えて、「やめる勇気も必要」なのです。知事は新幹線問題で、佐賀県に、「柔軟に対応してもらいたい」
と言っていましたが、柔軟な対応ができないから、長崎県の3大愚策(諌干、新幹線、石木ダム)でドツボにはまる。
「柔軟な対応」が必要なのは長崎県なのです。

 

③清水さんの投稿。

 知事は、「条件を付けづに地権者と会う」と確かに約束したのです。しかし地権者が飲めないような条件をいろいろ付けて
なかなか会おうとしないのです。在任9年間で地権者との話し合いの場に着いたのはなんとたった1回!!呆れるほかない。
県政のトップがこれでは、付け替え道路の工事現場などで、苦悩しながら直接地権者と対峙しているまじめな県職員が
浮かばれない・・・。

 


石木ダムー2019.6.2 長崎新聞の特集記事

2019年06月03日 23時12分31秒 | 石木ダム

6月2日付の長崎新聞が大きく紙面を割いて石木ダム問題を記事にしていましたので紹介します。

 

二人の議員のインタビューが面白い。

ダム建設推進派の田口さんでさえ「利水」はもはや必要性が薄れているという見解。

治水のために必要と言いますが、治水はもともと補助金を増額するための「利水」のつけ足しだったのでは・・。
「説明不足」などではなく、「説明できない」、というのがほんとのところでしょう。そもそも必要でないものを必要と説明するのは至難の業。
長崎県でさえ、裁判ではしどろもどろで、地権者の納得のいく説明はできていないのに。

川棚川流域に100年に一度の雨が降る確率 >> その雨で川棚川が氾濫する確率 >>>>>>>
>>>その氾濫を防ぐのに、石木ダムが効果を発揮する確率、だと思いますけどね~。
「ひょっとしたら役に立つかもしれない」程度の必要性で、強制収容までしてやるような事業とはとても思えませんけどね。
ダムがかえって災害を助長する、という可能性だってありうる。

田口さんの「石木ダム必要論」をぜひ聞いてみたいものです。