和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

171(岡山)倉敷 むらすずめ

2019-09-11 23:24:46 | 岡山の和菓子
倉敷と言えば美観地区ですが…
先日、青春18きっぷで福山から~岡山
へと移動する際にコレを買いたさに
倉敷で途中下車。
購入後すぐ次の電車に飛び乗ったので、
倉敷らしい風景は目にしませんでした。

<橘香堂の店構え>
~倉敷市阿知2丁目~

倉敷駅から駅前の元町通りを南へ数百
メートル。
美観地区の少し手前にある5階建て?
のシュッとしたビル。
創業は明治10年(1877年)の
老舗です。

<むらすずめ>

ふわっとしたクレープ状の生地に
程良い甘さの粒あんがベストマッチ。
これは間違いない!

賞味期限は一週間。
(税込み 4個入り650円)

美味すぎてどんどん食べてしまう…。
もっと買えば良かったな。
そして、やっぱり美観地区にも行けば
良かったかも…。
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170(岡山)岡山 むかし吉備団子

2019-09-07 09:01:52 | 岡山の和菓子
も~もたろさん、ももたろさん♪
おこしにつけた、きびだんご、
ひとつわたしにくださいな♪
でお馴染みの「きびだんご」。
知らない日本人は居ないんじゃないで
しょうか?

<廣榮堂の店構え>
~岡山市中区中納言町~

岡山駅からは南東へ2キロぐらい。
路面電車の岡電東山線、中納言停留所
前にあるお店。
創業は安政3年(1856年)という
文句のつけようがない老舗です。
でも本店店舗はこの通り、建て替え中。
すぐ近くの仮店舗で営業中です。

<むかし吉備団子>

最近のスタンダードなきびだんごは
実は黍(きび)が入っていないそう
ですが、これはちゃんと黍が入って
いるんです。
これぞ本物のきびだんご!
とはいえ、見た目には全く区別が
つきません。

スタンダードなのと比べると
食感はほんの少~しだけ固め。
言われなければ食べても黍が入って
いるかどうかも全く分かりません。
甘さはやや控えめかな?

賞味期限は一週間。
(税込み 8個入り540円)


さて、本物の黍団子も食べたので、
鬼退治に…いや、甘いもの退治に
お隣りの倉敷市へと参りますか~!
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169(岡山)岡山 大手饅頭

2019-09-05 01:05:59 | 岡山の和菓子
さて、今回は備前、岡山を代表する
和菓子です。
なんでも、日本三大饅頭の一つなんだ
そうですが、誰が決めたんでしょうか?

<伊部屋の店構え>
~岡山市北区京橋町~

岡山城から旭川沿いに南へ徒歩10分。
路面電車の岡電東山線沿いにあるお店。
店頭の唐破風が目を引くいかにも歴史
がありそうなお店。
創業はなんと天保8年(1837年)と
180年の歴史を誇る老舗です。

<大手饅頭>

池田の殿さまの茶会にも供されていた
という一品。
岡山の和菓子といえば、県民以外なら
きびだんごを思い浮かべますが、
県民は大手まんじゅうだそうです。
まさに岡山を代表する和菓子です。

画像でご覧の通り、皮は申し訳程度で、
超薄いというより、あんこ丸見えの
シースルー状態。

肝心の味の方は、滑らかなこしあんは
意外と甘いけど、美味しい。
濃~いお茶と合いそうです。

賞味期限は一週間。
(税込み 76円)

ところで店頭で店員さんに
「一番少ないのはこの4個入ですか?」
と尋ね、箱入りを買おうとしたら。
「よろしければバラもありますよ。
4個ならバラの方がお安いですよ。」
と勧めてくれました。
この気配りが、さすがに老舗です。

岡山には美味しい和菓子が他にもある
ので、次回の記事をお楽しみに。
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168(岡山)岡山 不老餅

2019-08-31 14:53:23 | 岡山の和菓子
さてさて、5年ぶりに岡山の和菓子の
紹介です。
5年前は津山(美作国)の和菓子でした
が、今回は岡山(旧備前国)です。
岡山と言えば池田氏31万石の城下町、
和菓子が美味しいに違いありません!

<翁軒の店構え>
~岡山市北区表町3丁目~

岡山駅から歩いて10~15分の表町
商店街にあるいかにも歴史があり気な
落ち着いたお店。
それもそのはず、創業は明治22年
(1889年)と130年の老舗です。
上品な年配の女将さんが親切に応対
してくれました。

<不老餅>

岡山の和菓子といえば、県民以外なら
普通はきびだんごを思い浮かべますが、
この不老餅も有名です。
丁寧に一つ一つ包まれた上品な外見が
目を引きます。

餅粉で出来ているのとは思えない、
フワフワした不思議な食感に胡桃の
歯応えがいいアクセントの餅菓子。
甘さ控えめの上品な一品。

フワフワ食感と「霞を食って生きる」
と云われる仙人に掛けてこの名前を
付けたのでしょうか?

防腐剤なしなので、賞味期限は2日間。
(税別 120円)


<調布>

岡山では、調布という名前の和菓子が
あちこちの店で売られていますが、
こちらの調布は特に有名なようです。

クレープ状の生地で求肥の餅を包んだ
岐阜辺りでは若鮎と言われるタイプの
和菓子の原型。
優しい甘さでとても上品。

調布という名前は日本史の奈良時代の
租税制度「租・庸・調」から取ったもの。
確かに布というか反物みたいな形です。

賞味期限は不老餅同様に2日間。
(税別 80円)


城下町岡山には他にも美味しい和菓子が
たくさんあるので、次回もお楽しみに…。
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097(岡山)津山 十萬石

2014-09-10 22:20:43 | 岡山の和菓子
先日の津山ツーリング、最後の甘いものを…。

<大文字の店構え> ~津山市小原~

鶴山公園(津山城跡)から約2kmほど北に
あるお店。
創業は昭和23年(1948年)と戦後派のお店。
間口も広く、喫茶スペースもあります。

<十萬石>

元禄11年(1698年)から津山を納めた松平家
の石高10万石を名前に付けた代表銘菓。

餅米と水飴が原料の求肥の生地でこしあんを
包んだものを薄い焼菓子でサンドしたもの。
焼き菓子は味より食感のアクセント。
ただ、あんはちょっと甘めかも。
(1個 \150 税別)

<美作守>

三つ葉葵のもなか皮の中に小豆の粒あん、
抹茶あん、柚子あんの三色のあんが味わえる
大きめの最中。
こちらもあんはちょっと甘めです。
(1個 \200 税別)

ちなみに、「十萬石」とそっくりの和菓子が
和歌山にあり、その名も「五十五万石」。
勿論、紀州徳川家の石高から名付けられた
もので、その意味でもそっくり。
残念ながら、その石高も家格も和歌山の方が
上ですが、味はどうでしょうか?
食べ比べてみてはいかがでしょうか?
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