和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

221(石川)松任 あんころ餅

2023-09-18 08:46:01 | 石川の和菓子
金沢周辺旅の最後はこちら。
加賀と言えば、あんころ餅。
あんころ餅と言えば、このお店!

<圓八>
~白山市成町~

旧北国街道、松任宿の西木戸跡近く
にどど~んと聳える大きな建物。
創業は江戸中期、元文2年(1737年)
なんと300年近い老舗です。

<あんころ餅>

竹の皮で包まれた風情ある見た目。
包みを開けるとあんこがベッタリ!
たぶん江戸期から変わらぬスタイル。
味で勝負!という感じ。
今時の見た目重視のチャラチャラ
した和菓子とは一線を画す硬派さ。
「和スイーツ?なんじゃそれ?」
「甘味といえ!」って感じです。

で、肝心のお味の方は…
餅は柔らかスルスルと喉を通ります。
実はちゃんと9等分されていて
添えられた楊枝でスッと取れます。

あんこはちょうどいい甘さで、
歩き疲れた旅人にぴったりな感じ。
ほんのり竹皮の香りが移って、
いいアクセントになっている感じ。
原材料に普通の小豆と並び赤竹小豆
なるものが入っているようです。

9切れ、150g、450円(税込み)
賞味期限が1日というのが潔い。
金沢駅などでも手軽に買えます。

なお、石川県人のあんころ餅への
愛が生んだカントリーマームとの
コラボ商品もあります。
こちらは日持ちの心配無用なので、
お土産用に買ってみては?


~おまけ~
最後に旅の思い出を…

長町武家屋敷跡を観光した後、
北陸鉄道石川線(野町~西金沢)に
乗車しました。

始発の野町駅では発車5分前に改札口
のドアを開けて駅員さんが検札開始。
ローカル感満載で楽しかった!
電車のひどい揺れすら味わい深い…
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220(石川)松任 桶和まんじゅう

2023-09-16 09:11:34 | 石川の和菓子
定番の金沢観光後、和菓子目当てで
白山市の松任(まっとう)へ。
意外と言っては失礼ながら…
松任は歴史も和菓子も味わい深い。

<おけ和>
~白山市安田町~

中世は松任城の城下町として、
江戸初期に廃城された後は北國街道
の宿場町として発展した松任。
今でも雰囲気ありありの宿場町に
しっくり馴染むこのお店。
それもそのはず、文政2年(1819年)
創業200年の老舗です。

店内の味のある古いショーケースも
いい感じで、地元で愛されてる感が
ビンビンします。(知らんけど…)
ちなみに店前の道は北國街道ですが、
千代尼通りとも呼ぶようです。

<桶和まんじゅう>

いわゆる黒糖まんじゅうなんですが、
黒糖より際立つ焼き印の香ばしさ。
こしあんは甘さ控えめであっさり
なので、3つ4つはあっと言うまに
ペロリです。

1個135円(税別)
賞味期限は3日ほど。

ところで、こちらのお店、
地元ではきびだんごが有名な様子。
今回は日持ちの関係でパスしたけど、
今度、近くに来たら絶対買います!
ちょっとだけ、待っとうてや!
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219(石川)金沢 長生殿

2023-09-13 20:59:12 | 石川の和菓子
8月末に訪れた金沢。
最高気温36度超で、めっちゃ暑い!
銘菓を買うためウロウロと和菓子屋
の本店探しをするのも限界…。
(駅ビルなら楽に買えますが…)
そういう訳で、金沢の和菓子はこの
第三弾がラストです。

<森八>
~金沢市大手町~

国道159号線沿い、大樋美術館の
斜め向かいにある、老舗和菓子店。
それにしてもでかい…。

創業は寛永2年(1625年)なので
なんとなんと…約400年の老舗。
さすがは泣く子も黙る?
加賀藩御用菓子司ですね。

<長生殿>

和三盆をもち米粉と水飴で練り固めて
作ったいわゆる落雁(らくがん)。
誇り高く「日本三銘菓の随一」と自ら
名乗るこちらの看板商品です。

書道具入れというか、黒漆塗りの硯箱
を思わせる綺麗な箱入り。
6つ並んだ紅白の綺麗な落雁は書道界
で重用される高級な中国の墨(唐墨)
を模して造られているそうです。
見た目に上品で、高級感があります。

そして、味はあっさり上品。
口溶けが良く、淡~い甘さ。
金沢っぽさ全開です。

賞味期限は2か月。
小6個入り、540円(税込み)

見た目が綺麗で持ち帰りやすくて
日持ちするのでお土産にぴったり。
特に女性に喜んでもらえそう…。


~おまけ~
最後に旅の思い出を…

金沢には博物館や美術館に利用される
明治・大正期の西洋建築がたくさん。
古き良きものを残す文化意識の高さを
感じます。
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218(石川)金沢 夢心

2023-09-06 20:25:30 | 石川の和菓子
218(石川)金沢 夢心

1泊2日の金沢旅、楽しかったです!
新鮮な海鮮に金沢おでん、金沢カレー
全部美味しかったな…。
そして、魅力的な和菓子もいっぱい。
そんな金沢の和菓子第2弾がこちら。

<末広堂>
~金沢市兼六元町~

金沢城の石川門から北東方面に数分、
国道159号線の味噌蔵町交差点近く。
創業は明治21年(1889年)の
老舗和菓子店です。

<夢心>
今回購入したのはこちら。

パイ生地で包みアーモンドスライスが
載せられた洋風まんじゅう。
中身はあっさりした白あんです。
生地はサクッとバター味も香ばしい。

賞味期限は3週間ほど。
1個、220円(税込み)

こちらのお店、実は砂糖を使わない
きんつばが有名みたいです。
次回はそれにします…。

~おまけ~
最後に旅の思い出を…

金沢は見所たくさん。
尾山神社神門はもっと違和感を予想
したけど、意外に風景にしっくり…
これはこれでいい感じ。
ランチの金沢カレーも美味しかった!
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217(石川)金沢 金城巻

2023-09-04 07:14:56 | 石川の和菓子
通算21都府県目、初の石川県です!
なんと言っても加賀百万石、
美味しい和菓子がいっぱいです!
そんな金沢の和菓子第1弾はこちら。

<越山甘清堂>
~金沢市尾張町~

近江町市場のある武蔵交差点から
東へ500メートルほど。
国道159号線の尾張町交差点近く
にある創業明治21年(1888年)の
老舗和菓子店。
本店は5階建てのレンガ調のビルで、
敷地内にはカフェも併設。

<金城巻>

柔らかくしっとりした焼皮を三角形に
巻いて、あんこを包んだ可愛らしい
和菓子。
そして前田家の「梅鉢紋」の焼き印が
印籠みたいにド~ンと押されてます。
加賀百万石らしく?見た目も華やか。

定番の味は黒糖と伊予柑の2種類。
まずは黒糖から実食。
生地はあっさりしていますが、蜂蜜が
ほんのり効いて上品。
こしあんは黒糖のコクが効いてます。
あっさりした生地とやや甘めのあんが
うまく組み合わさっています。

続いて伊予柑。
皮は同じなのでパスして…
中は伊予柑の爽やか風味の白あん。
黒糖と甲乙つけがたい美味しさです。

賞味期限は2週間ほど。
1個194円(税込み)


~おまけ~
最後に旅の思い出を…

サンダーバードで訪れた夏の金沢。
金沢城の敷地が広すぎて…
炎天下で歩いて回るのは地獄…。
それにしても復元された五十間長屋の
大きさ、長さ、豪華さにはびっくり!
もちろん石川門(重文)の美しさは
格別です。

さすがの加賀百万石でした。
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