和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

143(千葉)佐倉 蔵六餅

2017-03-30 16:05:32 | 千葉の和菓子
千葉の和菓子、第4弾。
今回は千葉を代表する城下町、佐倉の和菓子。

<木村屋の店構え> ~佐倉市鏑木~

佐倉城の東、江戸時代から商人が住む多くの
町屋が建ち並んだ成田街道沿にある和菓子店。
創業は江戸時代と言いたいけど、実際は明治
15(1882)年。
それでも130年の歴史がある老舗で、元々は
銀座木村屋の2号店として始まったんだとか。

<蔵六餅>

求肥入りの最中です。
焼き色のついた香ばしい皮にほど良い甘さの
粒餡と求肥が包まれて、食べごたえあり。
賞味期限は約2週間。
(1個 \150)

ちなみに、白いのは白餡、ピンクは漉し餡。
いずれも求肥入りで食べごたえ十分、甘さの
バランスもバッチリです。

購入後、女将さんに武家屋敷への道を尋ねた
ところ「せっかくだから、こっちから案内に
しようか」と、古い町屋特有の奥行きのある
建物を通って裏口に面した道から案内してく
れました。

案内された道は古き良き雰囲気のある細道。
こういう道はずっと残して欲しいものです。
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142(千葉)佐原 佐原ばやし

2017-03-28 16:03:04 | 千葉の和菓子
千葉の和菓子、第3弾。
佐原駅に大きな看板があったり、駅の売店に
売っていたりと佐原到着直後から「献上銘菓
佐原ばやし」のフレーズが飛び込んできて、
期待が高まります。

<ほていやの店構え> ~香取市北~

創業は昭和20年代前半というお店。
このあたりに3店舗ほどあるようで、冒頭の
駅の看板やら…手広く商売されています。
いざ期待に胸を躍らせ本店へ。

ところが、目に飛び込んできた建物はどこか
らどう見ても洋菓子店…大丈夫か?
店内に入ってみてもどちらかというと洋菓子
がメイン、和菓子はおまけって感じです。

<佐原ばやし>

さてこれが問題の「献上銘菓」。
昭和天皇に献上されたので大々的にこの謳い
文句が付けられているようです。

肝心の味の方は…
要するにバターの風味が香る黄身餡の饅頭。
ただし、皮が硬めなので好き嫌いが出そう。
賞味期限は1週間。
(1個 \120)

<佐原ばやし 桜>

表面に桜の花の塩漬けがあしらわれ、桜色の
餡に刻んだ桜葉の塩漬けが混ぜられています。
ちょっとした塩気がアクセントとなり、個人
的にはこっちの方が上品で好きです。
(1個 \120)

最近メディアでよく取り上げられる佐原。
これから美味しい和菓子がどんどん増えたら
嬉しいな。
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141(千葉)佐原 一口もなか

2017-03-26 16:01:00 | 千葉の和菓子
千葉の和菓子、第2弾。
「小江戸」佐原を代表するもなかの専門店。

<柏屋の店構え> ~香取市佐原~

佐原駅から南へ徒歩2~3分。
創業は昭和2年と約90年の歴史もあって、
老舗といっても良さそう。
店の建物は比較的新しく、店のすぐ裏側に
あるのは大きなもなかの製造工場です。

<一口もなか>

きつね色と淡桃色の2色で、ちょっと見にく
いけど表面には「柏」の文字の刻印。
名前の通り直径4cmほどの一口サイズです。

きつね色の皮のは上品な甘さの粒餡。
薄桃色はさっぱりとした柚味の餡がいい感じ。
賞味期限も1週間あるので、お土産にしても
良さそう。
(10個 \450)

さすがはもなか専門店のもなか。
女性でも食べやすい一口サイズで、上品かつ
美味しいもなかでした。
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140(千葉)佐原 楽菓もなか

2017-03-24 15:55:20 | 千葉の和菓子
初めての千葉県の和菓子。
これで15都府県目、東京、神奈川、埼玉、
茨城、千葉と関東も5都県となりました。
でも、残る群馬、栃木は当面無理かな…

それはさておき、こちらは「小江戸」佐原
を観光した際に立ち寄ったお店。

<虎屋菓子舗の店構え> ~香取市佐原~

創業は江戸中期の明暦3(1657)年の老舗。
店の建物は古くないものの重要伝統的建造
物群保存地区指定の古い町並みに配慮した
店構えに好感が持てます。

気のいい大将がお勧めの和菓子や佐原の町の
保存活動のことなど色々教えてくれました。

<楽菓もなか>

千葉の名産、落花生をかたどったもなか。
中は白餡にピーナツペーストを加えたもので
落花生の実に見えるように小豆をあしらった
凝った作り。
甘さ控えめで、美味しいだけでなく見た目も
楽しい最中です。
ちなみに、賞味期限は1週間。
(1個 \140)

<ごまもなか>

香ばしい皮にほんのり胡麻風味の餡が上品。
(1個 \140)

「小江戸」佐原は伝統のある町に相応しく、
美味しい和菓子がたくさん。
せっかくなので、当地ゆかりの伊能忠敬に
ちなみ和菓子探索でもしてみようかな。
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139(京都)夷川 すはまだんご

2017-03-18 15:12:29 | 京都の和菓子
先日、京都散策の際、職場へのお土産に
京都らしく日持ちするものが買いたくて
訪れました。

<豆政の店構え>
~京都市中京区夷川通~
  
京都御苑から南へ200メートルほど、
夷川通りに面した立派な町屋。
明治17年(1884年)の創業で、五色豆
などの豆菓子のお店。
店内の使い込まれたショーケースに色々
な豆菓子がずら~っと並んでいます。

<すはまだんご>

赤、黄、緑色のきれいな3色の団子。
しかし、普通の米粉のだんごじゃなく、
大豆粉と砂糖、水飴で練り固めたもの。
シャリシャリした歯触りと大豆の香ばしさ
が口の中に広がります。
「なんか懐かしい味…あっ!きなこ棒!」
駄菓子屋でお馴染みのきなこ棒の高級版。
ちなみに3色とも味は同じです。

賞味期限は2週間ほどと日持ちもするので
お土産にもいいんじゃないでしょうか?
(20本箱入り \700)

夷川通りには民芸家具を売る古いお店が
あったりして、なかなか面白いので、
お土産購入がてらぶらついてみては?
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