昨日は
東松島市の「あおい地区西集会場」へ行ってきました。
サムライアパートメントも参加する
「音返し(おんがえし)」
というチャリティーコンサートがあったからです。
あおい地区は
東日本大震災で被災した「矢本町大曲浜地区」の人たちが居住し
新しいコミュニティを作っている場所です。
大曲浜出身の健人君が
3月11日
津波にのまれてしまった弟 律君のために
大好きだった青い鯉のぼりを掲げたことをスタートとして
毎年3月11日と5月5日に
地区をあげて
青い鯉のぼりをあげるようになった場所なのです。
私も何度か訪れさせて貰っていますが
小野会長さんをリーダーとして
本当に「復興」を頑張っている地区の1つだ
と感じています。
今回は
あの時の「恩返し」の気持ちを込め
みちのくから北陸へ
「音をきっかけとして感謝の気持ちを返しましょう」
というイベントなのでした。
*
最初に小野会長さんからお話があったのですが
ライブに入る前だというのに
この時すでに
泣いてしまいました。🥲
どうしてかというと
こんなお話があったからです。
大曲浜はもともと皇室にも献上するほどの
海苔(のり)の名産地だった。
だが震災で
22軒もあった海苔の生産者が
全部被災してしまった。
それまで海苔の養殖をしてきた
ほとんどの海苔漁師のお父さん・お母さんたちは
あまりの大きな被害に絶望し
もう海苔づくりを止めてしまおうと思った。
だけど
その息子・娘世代の30代の若者達が
「大曲浜の海苔産業を絶やしてはならない」と奮起し
能登をはじめ
全国の人たちの支援を受けながら
お父さんお母さんに教えて貰い
海苔づくりに挑戦し始めた。
挑戦して3年後の年に
海苔の品評会で1位から3位までを
大曲浜の海苔が独占するまでになった。🥲
今でも13軒(だったかな?)の海苔漁師さんたちが
シニアも若者も
頑張っているとの事です。
小野さんは
海苔漁師たちのパワーも凄かったけれど
皆さんからの支援にも
とても感謝している。
だからその時の恩返しとして
途絶えてしまう危機のある
能登半島の「輪島塗」の職人たちへ
(ここも今、若者たちが復興させたいと頑張っているのだそうです)
いくばくかの募金を届けたい
という事でした。
あおい地区は
そんなに大きな地域でもないのに
既に21万円の寄付金が集まっているとの事でした。
「今日のコンサートを聞いて
もし賛同して頂けるなら皆さんからの寄付も
お願いしたい。今月末に届けに行ってきます。」
というお話でした。
私は始まる前に少しだけ募金をしたのですが
小野さんの話と2組のアーティストの演奏を聞き
それがとても良かったので
帰りにも更に寄付させて頂きました。
*
実は私
東日本大震災後大きな地震がおきるたびに
小さな恩返しとして
「ヤフー募金」を通じて気持ち分だけ
募金をしてきたのですが
今回は事情があり
それをずっと見送っていました。
今回
信頼できる小野会長が自ら足を運んで
必要とするところへ渡してくれるという事を知り
とてもすっきりした気持ちで募金をする事ができ
とても感謝しています。