ヤップ島回想記

太平洋戦争末期のミクロネシアでの奮闘記

ヤップ島回想記part2 第4章 幼い特攻隊

2012-10-19 16:21:07 | ヤップ島回想記 パート2
空襲がひどくなってからでしょうか、今までにない数の戦闘機(日本軍)と兵士がヤップに続々と上陸してきたそうです。父はこれはただ事ではないと察しました。
父が飛行場にいたある朝、特攻隊の出動ェありました。次から次へと青い空に向かって特攻機が飛び立っていきました。その中にとても幼い顔のパイロットを見たそうです。当時父も19歳という若い年齢でしたが、父から見て幼いと思うくらいですから、たぶん15,6歳くらいだったのでしょう。
父はこの光景が焼き付いているそうです。アメリカのことがさらに憎くなっていきました。

父達南拓社員が当時作ったヤップの旧飛行場
つい最近まで使用されていました。
戦後使用されていた時、路面がデコボコなので、着陸時などは事故があったそうです。
1999年2月 高橋英二 撮影


旧飛行場のすぐ脇には、当時の日本軍が使用していた大砲や戦闘機の残骸が今も残っていました。
1999年2月 高橋英二 撮影


ちょっと見にくいですが、戦闘機の残骸です。おそらくゼロ戦。
1999年2月 高橋英二 撮影

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1 コメント

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父のこと (川畑耕一)
2015-02-18 16:44:19
父は、関東軍指揮下で満州からヤップ島に転戦し、ヤップ島で終戦を迎えました。
現在、95歳で福岡で元気にしております。
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