やんたけバス研究所 別館

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いすゞのロイヤルデッカー

2012-12-07 21:29:00 | バスネタ観光バス
いやぁ、出張な毎日で中々アップ出来ませんでしたわ。

今回はコレを御紹介しましょう。

コレじゃ!!

城南交通 P-MR112D 平成元年式(と思います)

いすゞのジャーニーQ、ロイヤルデッカーですわ!!。いすゞのジャーニーQは中型車幅の小型、所謂小型の幅広になるんですけど、このクラスでは三菱がリアエンジン、日野が真ん中にエンジンのあるミッドシップエンジン(センターアンダーフロアーって言ってもいいか)なんですけど、このMRはフロントエンジンなんですよ。フロントエンジンというのはバスにとっては車内スペースが犠牲になるんですが、フレーム付きボディーと言うこともありボディーの架装の自由度は増すんですよね。そこで生まれたのがシアタータイプのこのロイヤルデッカーなんですわ。小型バスとはいえ、このクラスの定番である中型トラックと同じエンジンが搭載されているので動力性能は十分なんですよ。

リアスタイル


フロントエンジンゆえ、車内から運転席に行くにはエンジンが鎮座し出入りが難しいので運転席にもドアがついています。リアに申し訳程度の大きさのトランクもありますわ。

この頃、三菱のMJや日野のCHがレンタカーを中心に中型バスと同等の動力・運転性能を武器に爆発的にヒットしたのに比べ、このいすゞのジャーニーQはイマイチな売れ行きでした・・・。他社はエアサス当たり前、三菱に至っては大型車並みの独立懸架まで奢られている中、このジャーニーはリーフサスのままだったんですよね。このフロントエンジンも厄介な代物で熱はこもるわ、音はうるさいわで正直良い所無しでした。

それでもまだ元気に活躍している姿を見て、嬉しく思った次第ですわ!