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シケタンの単語にこだわる

2008年06月29日 | 英語関連
 昨日の授業でデータベース5500を終了している塾生にシケタンをやってもらっているのだが、昨日のテストで「pensive 」という単語が出てきたので、この単語のまつわるちょっと思いついたことを彼女にした。
 pensive という意味は「物思いに沈んだ、悲しげな」という意味なのだが、実はこの単語はラテン語でラテン系の言語には必ず出てくる単語なのだ。
 デカルトはフランスの哲学者で「われ思う、ゆえにわれあり=コギトエルゴスム」ということを言った。このフレーズを原語では、"Je pense, donc je suis." このpense が変形して 英語のpensive になったのよ。と彼女に言うとしきりに感心してくれていた。こういう内容は確かにシケタンでさえ載っていない。塾生にはできるだけ記憶に残してもらうために単語のこだわり・薀蓄を語って単語に興味を持ってもらうようにしている。こういうことはやはり個別授業だからできることで、一対一の会話の中でちょっとした気付きを皆さんにも持ってもらうようにしている。
 デカルトというとデカルト・カント・ショーペンハウエル、という哲学の三大賢人を思いつくが、これをデカンショーという。
 実はこの言葉、父が旧制高校でよく歌っていたので、酒が入るとたまにうたっているの聴いたことがある。

 「  デカンショデカンショで半年暮らす アヨイヨイ ♪

    あとの半年ねて暮らす ヨーオイ ヨーオイ デッカンショ ♪

この歌が耳についてはなれない。

デカルトも歌にこめられると愛嬌があるが、デカルトは自分を含めた世界を疑うところから出発して、結局疑う自分は存在する。という存在論を展開した。
 pensive という単語1つから結構発展できるものだ。


 
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