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記憶力を高めようー勉強の成果を上げるために その1

2017年08月30日 | 受験関連

これは、よく生徒さんにいうのですが、

人は記憶することで、人として生きていられる。

つまりそれはどういうことかといいますと、

私達は過去の記憶があるから、現在があって、

そして、近い将来のことも考えられるわけです。

 

みなさんは認知症を知っていますか。

これは、老人になれば、だれもが発症するという病気ではないですが、

私達の記憶の第一ステージの海馬を失っていく恐ろしい病気です。


コンピューターを使っていて、

メモリ容量を大きくすると作業がスムーズに行くというのを


聞いたことはあるでしょうか。


これはスマホでも同じなのですが、

画像を処理したり、音楽ソフトを立ち上げて聞くなり、

位置情報を確認したり、

同時に幾つもの作業を行います。


 

その時にメモリーが必要なのです。

それが少ないと、フリーズしてしまいます。 


ましてやメモリーが壊れてしまうと、


スマホもパソコンも全く動きません。 



このメモリ機能(人間の脳の海馬という部分)の壊滅が

徐々に進んでいくのが、まさにこの認知症という病気なのです。


私の塾に来ている生徒さんは、小学生から高校生なので、

認知症なんていう病気とは無縁です。

しかし、一度立ち止まって考えてみると、

以前しっかりと勉強したはずの内容をいくら思い出そうとしても

なかなか出てこないことがありますよね。

 

とくにテストをしている時の、

思い出そうとしても思い出せない悔しさは

だれでも経験していることだと思います。

 

 

この覚えたことを忘れてしまうということが、

一度脳の海馬というところに入った記憶内容が、

消えるという現象なのです。

 

例えば、数学がどうも苦手という人は、

数学の公式を覚えようとしてもまったく

入ってきません。

覚えてもすぐに忘れてしまいます。

 

また、英語が苦手な人は、

大量の単語や熟語が頭に入りません。

 

学校の課題がどっさり出て、

試験があるのはわかっているのですが、

なかなか手をつけるまでに時間がかかり、

一夜漬けの勉強になって、

精神的に追われてしまいます。

 

こういう場合、試験前日に猛勉強して覚えた

記憶は、残念ながらほとんど消え去ってしまうのです。

テストが終われば、それはまるで煙のように消えてしまいます。

 

テストから解放されて、ホッとした瞬間、

記憶したはずのものも記憶のメモリから解放されるのです。

洒落ではないですよ、本当に解放されてしまいます。

 

実際、コンピューター用語として、

「メモリの解放」はよく使われる言葉です。

 

では、私達は、どのようなことに気をつければ、

頑張って勉強した内容がしっかりと頭に入り、

忘れない記憶として、しっかりと

頭に残せるのでしょうか。

 

私は仕事柄、脳関係の書籍をたくさん

持っていて、最新の脳研究の

成果を塾生の皆さんの指導に応用しています。

 

この脳の話はとても面白いものですし、

脳の使い方には個人差は有りますが、

脳の働きはだれにでも同じように

応用できる部分も多いです。

 

これから、少しずつ脳のメカニズムについても説明し、

それを日頃の勉強に活かせる方法をお話していきます。

 

このお話の続きは その2で

 

 

 

 

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