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賢い子供に育てるために その3 自己肯定感をもたせることがいかに大切か

2017年09月17日 | 子育て

最近和歌山の山椒が世界中で注目されて、

ベルギーのチョコレート会社やフランス料理


なんかにも採用されているようで

うれしい限りです。

和歌山の有田みかんや醤油、山椒に限らず


海産物や果物の豊富さは

世界に誇れるレベルです。


今やオンリーワンの個性が

注目される時代になっています。


実は、教育も同じで、基本の力を

育てることは大切ですが、

それ以上に大切なことは特に秀でた

能力を持つことが大切です。

それは学校の教科でもいいし、

スポーツでも技術でも、

芸術でもいいのです。

子供の興味の赴くまま

本人の個性にあったことを


子供時代からじっくり取り組むことは、

その子供の成長に大きく影響してきます。

 

子供の成長を促すには、放任主義は禁物です。

だからといってあまりに過干渉であれば、

子供は潰れてしまいます。

一番大切なことは、

親がしっかりと子供をよく見て、

背後から支えてあげる

というスタンスが

一番いいとされています。

 

私も塾においては、

生徒の親御さんになったような気持ちで

接するようにつとめています。

 

もちろん教師の役目として一番大切なことは、

生徒の現状の成績を踏まえて客観的なアドバイスや

教科の習得の状況を把握して、最終的に受験に合格する

力をつけていくことです。

 

ただ、学習というのはそれだけやっていたら、

結果がすぐ出るというものでもありません。

 

しっかりと結果を出す生徒というのは

精神的にも安定していますし、

私のつまらないオヤジギャクにも

よく笑ってくれます。それだけ、

私との人間観関係が良好なのです。

 

また、伸びる生徒は、

心が落ち着いているので、

自分自身の勉強の流れを

把握しています。自分の立ち位置を

しっかりと捉えているのです。

たとえば、私の塾では、

宿題を自分で採点して、

間違ったところの直しをします。

その後必ずノートを私に見せるのですが、

そのときに必ず間違った問題の詳細を尋ねます。

 

その時に生徒が実にわかりやすく

自分の間違った箇所を

説明すれば、生徒はその問題や単元を

乗り越えたと判断できます。

 

その説明の仕方でどれくらい

理解できているかおおよそ

把握できます。

その際にノートを詳細に見て、

生徒がどういう問題で間違っているのか

チェックできるのです。

その出来加減で次に進めるか、

もう少し復習するか

判断をします。

 

こういう生徒とのコミュニケーションが

大切なのです。

落ち着いて先生とのコミュニケーションが

出来る生徒は

自分のことを

客観視出来る目を持っています。

 

大人でも、自分のことを

客観的に捉えることはなかなか難しいです。

どんな仕事においても、

順調にいっている時には問題はありません。

 

仕事に問題点が発生した時の対応が大切です。

だれでも、新しい局面に対処することは

簡単なことではありません。

間違ったことをすれば、

やり直せばいいのです。

しかし、何度も同じ間違いを

繰り返すことは避けなくてはなりません。

どんな仕事においても、勉強においても

二度同じ間違いを繰り返さないことが一番大切です。

 

お母さんが子供に言ってはいけない禁句というものがあります。

その筆頭にあげたいのは、

「だから言ったでしょう」です。

これは、ほんとうに意味のないセリフです。

 

言っているお母さんは、

「あれだけ言ったのにまた間違った、

また失敗した、お母さんの言うことを

聞かないから失敗したのよ。」

と言いたいのですが、子供にとっては

責められているだけにしか聞こえません。

 

これを言われると、

子供は思考ストップしてしまいます。

反省を促されているのですが、

まったく反省する気持ちが

湧いてきません。

 

「だから言ったでしょう」は、

ほんとうにやる気を無くすための

魔法の?言葉なのです。

実は、この言葉は子供の考えを奪う、

すなわち子供を自己否定に向かわせるキーワードです。

 

他にも禁句があります。

例えば、「何度言ったら分かるの?」

これは、お母さんの堪え性のない自分を棚に上げた

子供を責める禁句の一つです。

 

すべて上から目線なのです。

上から目線では子供の心は動きません。

本来子供は大人から比べれば

知識や経験は少ないです。

まして自分のことを御する経験値は低いです。

しかし、諺に「三つ子の魂百まで」とあるように

三歳児にして、すでにものを見る目は大人並みです。

むしろ大人より鋭いかもしれません。

 

私は、生徒との関わりにおいては

上に書いたような気持ちで接しています。

つまり先生という立場でありながら、

子どもと同じ目線です。

 

もちろん、長い生徒指導や勉強そのものが

好きなので、わかりやすく教えるための引き出しを

たくさん持っています。

子供の様子に応じて、その引き出しから

目の前にいる子供にあった内容が

入っている引き出しを開けて、

わかりやすく説明します。

すると、子供は実に嬉しそうに私の話を聞き、

理解し、楽しんで勉強に取り組みはじめます。

 

親子間において、学習が引き金になって

子供との関係がギクシャクすることがあります。

子供の学習について悩んでいるお母さんは、

まずご自分の日頃の子供との会話を思い出してください。

私があげたような禁句をいっていないか

振り返ってみてください。

 

自己肯定感のある子供は、

心の広いお母さんに育てられています。

 

人は人の言葉で育つのです。

その言葉は人の心から発せられます。

広い心で子供と付き合ってください。

そうすれば、自己肯定感をもった

落ち着いた子供に成長していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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