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高校英語で伸びる人、伸びない人 その2

2016年04月14日 | 英語教育

良いことづく目です。

さらに就職してからも英語は常に

必要になってくることがあるものです。

長男は理系の大学院のあと、

ある企業の研究室にいますが、

英語は常に勉強しているようです。

仕事柄どうしても文献など英語で処理しないといけない

というのはよくあることです。

英語は単なる科目ではなく、ツールです。

いわば、料理をつくるために

良い包丁があれば、仕事が捗るのと同じく、

仕事に使えるツールとしての英語力の習得を目指さなくてはなりません。

受験をする限り、点数を取らないといけないですが、

英語を勉強する本当の目的を見失っては本末転倒です。

では、本当に使える英語力は、学校英語で

身につくものでしょうか。

ここ何十年来、子供たちを見ていて、学校英語の指導方法が

かわってきたかというと、残念ながらまったくかわっていません。

あいもかわらず同じ英語教育法です。

まずは文科省が決めた英語のリーダーです。

これは、色々なオピニオンを英語で読むということです。

例えば、世界情勢とか、マラリアに苦しむアフリカの減少とか、

人間の体の限界性にいかにスポーツマンが打ち勝つのかとか

ま、読んでいて面白いですが、ひたすら英文を訳す授業です。

この教育法は明治維新からまったくもってかわりません。

科目としては高校になると、オーラルという口語英語の

教科があるのです。これは文科省が決めた

日本人の最も弱い会話表現を身につけよう。

そういった英語の分野ですが、残念ながら高校の教師も

その授業を受ける生徒も口語英語習得の必要性を

全く感じていないので、問題集をやって

お茶を濁しています。高校教師がどんなに準備しても

生徒たちが笛吹けども踊らず状態なので、

授業が成立しませんので、

気合の入った、やる気のある教師ほど生徒のモチベーションのなさに

愕然として、普通の問題集をするありきたりの

授業になってしまいます。(やらんよりはましでしょうが・・・)

前も英語のトピックで書きましたが、英語で話さないと

就職もできない、日々の飯の食い上げという状況でも来ない限り、

この先日本の英語教育は

100年たっても変わらんでしょう。

ちょっと、現状に対して愚痴っぽくなりましたが、

公教育とはそんなものでしょうね。

私立もおなじですよ。というか

私立は中学から教科書もろくすっぽ使いませんので、

教科書も上手に使えば、英語の基礎をつけるには

とてもよい教材なのですが、

宝の持ち腐れ状態です。

受験英語というその受験というありがたい呪文によって

本来の正しい英語の教え方はことごとく

駆逐されてしまっています。

では、ひとりひとりの生徒はどうしたらいいのでしょうね。

これは次回お話します。

 

 

 

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