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高校英語で伸びる人、伸びない人 その3

2016年04月18日 | 英語教育

日本人のほぼ100%近い人が高校進学をしますので、

だれしも、学校によってのレベル差はありますが、

中学の3年間と高校3年間の合わせて6年間英語を

勉強します。

またテスト期間中は問題集や教科書、先生の手作りプリントなどの

単語や表現をひたすら覚えようとします。

もちろん暗記力のある人は短時間で頭にいれてしまいます。

ところがそういう人に限って英語力はまるっきしついていなのです。

英語を勉強のための教科としてしか勉強しないので、

日常的なイメージと言語が全く結びついていないので、

ちょっとした会話をしようとしても、

自分の考えを英語で表そうとしても、

表現が出てこないのです。

英語というのは本来コミュニケーションのツールにすぎないので、

道具として機能するような英語力を積み上げていかない限り

使えない知識の羅列のままなのです。

高校生に英語を伸ばすためにお薦めなのが、多読です。

英語をとにかくたくさん読むことをお薦めします。

わたしも実際英語力がつき始めたのが、

高校になってからです。とくに英語の多読が効きました。

たまたま、高校の図書館にあった薄い英語シリーズを手に取り、

それを借りました。

ひとつは、チャップリンの一生とその作品を紹介した英語本です。

とても読みやすく、楽しく読めました。

まず多読の大切なところは、とにかく1冊読み切るということです。

教科書のような文を抜粋したものを読んでも、それは作品でなく、

素材なので、いつも尻切れトンボで、達成感がありません。

どんな本でも最後まで読み切ることで達成感と充実感を得られます。

さらに、力もつきます。どんな薄い本でも1冊分というのは

けっこうな量がありますので、とにかく読み切ることが大事です。

他に、ジョージ・オーウェルのアニマルファームの高校生用に書き換えた

簡易版でした。単語は難しい物もありましたが、

楽しく読み通してとても充実感があったのを覚えています。

知らない英単語は単語帳に書いておいて、

ひまなときに調べます。調べた時にも

辞書のなかの周辺情報をしっかり読んでおきます。

辞書を調べることで、辞書が手に馴染み

だんだんと愛着が湧いてきます。

ひまなときは辞書をよく読んでいました。

同じ単語でもすくしずつ意味が違うというのも

その辞書のお蔭で知りました。

こういう一連の勉強は学校の英語の授業より

何倍も楽しく有意義でした。

多読が楽しくて、本屋に行って

ペイパーバッグ(いわゆるアメリカの粗雑な作りの本)

ペンギンブックスやペリカンブックスなんかがとても

有名です。それをお小遣いから数ヶ月に1冊ペースで

買って読んでいました。

ペイパーバッグの印刷のにおいを嗅ぎながら

英語を読んでいるのが結構楽しかったです。

こういうはまり方が、もっとも英語力を伸ばします。

気がついてみると、英語の実力テストが

学年トップということもありました。

無欲の勝利?です。

では、どういう本がお薦めなのか、

具体的なお話しは次の回に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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