YANO塾の塾長がお送りする教育関連ブログ

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新しい時代を生き抜く子供に育てるには その1

2018年05月30日 | 脳の研究

この変化の速い時代にもっとも大切なことは、

時代の流れを見据えつつ、

しっかりとした人間を育てることです。


教育の一端にかかわっているのですが、

、教育という観点から、時代を見ていると、

明らかに時代のパラダイムシフトが起こっているように思えます。


しかし、どのように世の中が変化しても、人が仕事を創りだし、

人が人のために生きることには変わりがないのです。

確かな学力と、前に前に進んでいく

モーティベーションをもっていさえすれば、


世の中は受け入れてくれます。


書店に行って、ランキング上位に入っている本をざっと眺めると、

そのランキングを見るだけで、世の中で注目されていることがわかります。


これから紹介する本は、このランキング上位に入っていたものです。


この本を紹介しつつ、お子さまの教育についてしばし考えたいと思います。

 

私事で恐縮ですが今年の2月からスポーツジムに通っています。

この数年、YANO塾のある榎原から、

ピアノ教室(私がジャズピアノを教えている)のある市小路まで

よく自転車でいきます。全速力でいけば、15分で着きますが、

夏は汗だくになってしまいます。

 

急いでいるときはつい車を使ってしまいます。

塾での指導はだいたいは、座りっぱなしです。

もちろん机間指導もします。

けっこう、生徒さんの近くまでいって、

声をかけると、質問してくれることが

おおいのです。

 

仕事がOFFの時には、読書が好きなので、

この時間も座りっぱなし。

さらにピアノの練習も座りっぱなしです。

以前から、こんな生活はまずいのではと思っていた矢先に、

NHKでタモリ×山中伸弥教授の「人体」という

シリーズの番組を見ました。

 

日常の運動が少ない人は、骨は鍛えられない。

実際自転車競技の選手でも、骨がもろくなり、

それが原因で大怪我をしてしまうこともあるそうです。

 

さらに、脳を鍛えるには骨を鍛えることが大切だという

最新の研究結果を番組の中で知りました。

骨に刺激が行くと、伝達物質が体中に回り、

体中の組織が活性化するそうなのです。

 

わたしは、この科学的新事実を初めて知って、

思わず膝を打ち、求めていたのはこれだ!と思いました。

そこで、早速スポーツジムに通うことにしました。

 

ジムには、週に2,3回しか通っていませんが、

4ヶ月続けてきて、徐々にウォーキングから、

負荷のかかるランニングもとりいれるようになりました。

 

最初は、2,3㌔のウォーキングでさえ、息絶え絶えでしたが、

ようやく最近はすこしキツ目のスピードで、

5㌔をクリアーできるようになりました。

3ヶ月目に測定すると、筋肉量は維持しつつ体脂肪が落ちていました。

それをスタッフが見て、とても褒めてくれました。

 

私自身、塾で生徒を褒めて育てるという指導をしていますが、

年齢に関係なく、頑張っていることを褒められるというのは

実に嬉しいものです。

教室でも、もっと生徒を褒めてやりたい気持ちになりました。

 

さて、最新の脳科学の情報満載のこの本ですが、

目次を見ると、面白そうな内容がたくさんあります。

例えば、

100兆もの脳内連携を拡張する

脳からストレスを取り除く

記憶力を極限まで高める

体力が知力を決める

集中力を鍛えるには

自分をコントロールして最後までやりぬく

学力を伸ばす

IQを高める etc. 

 

一つ一つのタイトルがとても魅力的です。

作者は医者であるアンダース・ハンセン氏といいます。

かつては、ノーベル生理学・医学賞を選定する機関である

カロリンスカ研究所で働いていたそうです。

このような著書を上梓するには十分過ぎる経歴です。

 

ところが、彼の言っていることは実に単純で、

運動することによって、脳は活性化する。

ただそれだけです。それだけなんです。

その運動も特殊なものではなく、ウォーキングや

ランニングや自転車で十分なのだそうです。

 

なーんだ、それだけのことを100ページ、200ページと

延々と読まされるのか、それはちょっと水増し感が強いな、

とすこし興ざめです。

羊頭狗肉もいいとこじゃないかと一瞬思います。

 

しかし、その延々と述べられているのを

読んでいるうちに、説得力が倍加するというか、

腑に落ちるという現象が起こります。

 

ある意味、著者の術中にはまってしまったともいえます。(笑)

運動の司令塔は小脳にあります。これは、脳科学の常識です。

運動をすることで、体中の組織が活性化します。

もちろん酸素をたくさん必要とし、活性酸素が発生し、

体にとっては、一時的には危機的状態ですが、

体はその状況からなんとか逃れようとします。

その結果、体中の組織が

より強靭な体に向かっていくと言えます。

 

そして、徐々に潜在的な体力が向上し、それが

脳にも良い影響をあたえるのです。

その辺りを、医者であるハンセン氏はこれでもかというほど

エビデンスを示しながら説得してきます。

そういう意味で、脳を活性化するには

単純な運動を繰り返すだけでいいと作者は言い切るのです。

実に単純なメッセージですが、

単純だけに納得させられてしまいます。(笑)

 

私の塾に通っている生徒さんで、和歌山のスーパーキッズに

選ばれている生徒さんが何人かいますが、

みなさん、例外なく学力も高く、大変心も落ち着いています。

私の塾の授業は3時間と長いのですが、たとえ小学生であっても

たいへん集中して勉強に取り組んでいます。

その集中力の賜物なのか、彼らの成績を見ると、

学力向上のカーブが常に上向きなのは驚きです。

 

もちろん、スーパーキッズに選ばれるほどでなくても、

運動することによるメリットは大きいので、

勉強の合間に、縄跳びをしたり、町内をジョギングしたりは

お勧めしたいです。

 

体力と知力は相関があるのはまちがいないです。

ぜひお子さまと一緒に外で元気に遊んだり、

適度な運動を一緒に楽しんでください。

 

次回は その2 笑顔とコミュニケーション です。

 

  

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