やなさん浜松E-RA日記

浜松暮らしを楽しむ人を応援する柳原新聞店社長の日記です

若冲と江戸絵画展

2007年05月02日 | 浜松暮らし
日曜日に愛知県美術館で開かれている、プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展を見に行きました。

プライスさんがどんな方かはわかりませんが、大学卒業記念にスポーツカーを買おうと訪れたNYで、若冲の掛け軸に出会ったことがきっかけで江戸絵画を収集するようになり、現在では若冲を中核としつつ、円山応挙や長沢芦雪など上方の画家や江戸琳派、肉筆浮世絵など数多くの画家の作品約600点を収蔵するコレクションとなったそうです。

そのうち今回の美術展では109点と見ごたえのあるものになっています。西洋人の感覚で気に入った江戸絵画ですから、華やかなものや大胆でユーモラスな作品も多く、いわゆる日本画の美術展とは少し趣が違い、それが新鮮で改めて江戸期の美術の奥深さ・幅の広さを認識させられました。

私が特に気に入ったのは若冲の「鶴図屏風」。
まるで一筆書きのようなタッチで書かれた鶴の絵の繊細さが好きです。

また芦雪の「白象黒牛図屏風」は屏風一杯に書かれた白象と背中の小さな黒鳥、対の屏風には黒牛と白い子犬の絵のバランスが素晴らしく、大胆でユニークな作品でした。

他にも見所の多い美術展ですが、江戸時代がいかに文化的に豊かだったのかがよくわかります。

若冲と江戸絵画展


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