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《注目記事》 授業の真似ごとを“強要”パワハラで仮処分申請

2009年07月17日 20時48分35秒 | 政治・社会
■ 授業の真似ごとを“強要”パワハラで仮処分申請

  2009.07.17 週刊金曜日 金曜アンテナ

  http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=698

 生徒のいない教室で「模擬授業」をさせられるなど人格権を侵害されたとして、埼玉県杉戸町の私立昌平高校(小池仁校長)に勤務する国語教師の今村寛教諭(五〇歳)が六月一八日、学校法人昌平学園(近藤好紀理事長)を相手取り、さいたま地裁越谷支部にパワハラや退職強要の禁止の仮処分を申し立てた。

 申立書などによれば、今村教諭は専門科目の学力を問う「授業力確認テスト」が平均点に達しなかったことなどを理由に四月から一年間、授業を外され特別研修と称する「模擬授業」を命じられた。模擬授業は管理職の前で行ない、「立って教科書を読んでください」などと声を出し、授業の真似ごとをさせられるという。

 同高は二〇〇七年度から大手学習塾「栄光ゼミナール」を運営する「栄光」(本社・さいたま市)が経営に乗り出し、進学校を志向、教諭に対する授業力確認テストなどを開始した。今村教諭は八五年から同高に勤務するベテランだが、経営移管後、同僚を中心に八〇人近くが退職したという。

 記者会見で今村教諭は、「一人芝居をしているが、なぜこんなことをしなければならないのか」と涙ながらに訴えた。

 そうしたなか、今村教諭を支援しようと昌平高校の卒業生が「昌平の教育を守る会」を発足。四日、杉戸町の公民館で第一回集会が開かれた。挨拶で、埼玉県私立学校教職員組合連合の委員長・櫻井昭吾さんは、「今村先生の問題は、昌平高校だけの問題ではない。日本の教育全体の問題でもある」と指摘。今村教諭は、「僕は昌平高校が大好き。腕力はないけど、最後まで闘います」と、集結した約四〇人の卒業生や支援者らを前に力を込めた。

野村昌二・ジャーナリスト
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