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≪注目意見≫なぜアフガンのISAF(国際治安支援部隊)への日本の参加に強く反対するのか?森田実氏

2008年08月28日 10時24分56秒 | 政治・社会
国民の皆さんの私(森田)への質問に答えます。政治評論家 森田実氏 2008.8.27

「森田さん、あなたはなぜアフガンのISAF(国際治安支援部隊)への日本の参加に、そんなに強く反対するのですか?」 

これからアフガンが重要になると私は考えている。

2008年11月上旬には、アメリカ大統領選挙が行われる。共和党のマケイン候補が勝てば、ブッシュ大統領の戦争推進政策は継続することになる。アフガンもイラクも戦争はつづく。

民主党のオバマ候補が勝てば、イラク戦争はやがて終わる。しかしアフガン戦争はつづく。どちらの候補が勝ってもアフガン戦争はつづくのである。

アフガン戦争にはアメリカだけでなくヨーロッパの同盟国も加わっている。NATO軍がアフガンで戦っているのだ。

アメリカはこれに日本を加えようというのである。

私の友人の国際人(アメリカと日本、アジア各国を回っている)は、「日本は危ない。アメリカは日本をアフガン戦争に引き込もうとしている。日本をISAFに入れたら、日本政府と自衛隊にアフガンについて責任をもたせようとするのではないか。

金も兵力も負担させられることになる。アメリカ政府とNATOの指導者の口車に乗せられたら大変なことになりますよ」と言っている。

日本国民はいま、危ない地点に立たされているのである。いま国民はグズの福田首相に腹を立て、豪腕といわれる小沢一郎民主党代表に期待している。民主党内の小沢代表への批判者たちは、小沢一郎代表の豪腕におそれをなして、沈黙してしまった。

民主党内の現状は「一人のガリバー(小沢代表)と子供たち(小沢代表以外の民主党議員)」である。民主党は小沢氏の「私党」と化してしまうおそれがある。

小沢代表が総選挙に勝ち、首相になることを、アメリカの軍部も国務省も期待しているとの情報がある。本当だとすると困ったことになるかもしれない。アメリカ政府の狙いは、小沢民主党政府をアフガン戦争に巻き込み、日本政府に金を負担させ、日本の自衛隊にアフガンの治安の責任をもたせようとしていると警戒しておかなければならない。世界は甘くないのである。

最近、ヘンな情報が流れている。確かめようはないが、アメリカ政府の要人が小沢内閣の実現について好意的な発言をしたとか、財務省・防衛省が小沢一郎氏に急速に接近し始めているとか、財界、マスコミ界が小沢内閣成立を見越して、大転向を始めているとか…さまざまな噂が流れている。

アフガン戦争はアメリカ大統領選挙後の世界政治の中心問題になると私は予想している。日本の総選挙も近い。小沢内閣が成立したとき、アメリカはすぐ首脳会談を求め、アフガン戦争への加担を日本に求めることはほぼ確実であると思う。(つづく) 

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