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どちらが本物の総理大臣?

2011年01月03日 11時54分35秒 | 政治・社会
菅首相は45名の国会議員しか集まらなかった首相公邸での新年会で次のような挨拶をしたそうです。

「今年は自分らしさをしっかり出したい。臨時国会は守りに徹したが通常国会はそうはさせない。やりたいことをやるために権力を掌握する」

菅首相が言う「権力を掌握する」とは具体的にどのような事なのか?

私は四つあると思います。

一つは、参議院で問責議決(不信任)された影の総理仙谷官房長官を更迭して自らに決定権を取り戻すこと

二つ目は、小沢一郎元代表が検察官役の指定弁護士に「強制起訴」された段階で除名処分にして小沢支持派を孤立化させて民主党から完全に排除すること

三つ目は、過半数割れしている参議院で法案が否決されても衆議院で再議決して法案を通すために衆議院で2/3以上の議席を獲得すること

四つつ目は、今年6月の訪米時にオバマ大統領に対して「対米完全従属」を約束して見返りに管政権への全面支持のお墨付きをもらうこと

一つ目は仙谷官房長官の発言力が急速に低下していますのでほぼ実現していると思います。

二つ目と三つ目は連動していて、小沢氏と小沢支持国会議員が民主党を離党した場合菅執行部が生き残れるのは「民、自、公、み」の大連立しかないわけですが、

総選挙を経ない数合わせだけの「大連立」は決して国民の支持は得られず実現することはないでしょう。

四つ目は菅首相が今年の6月まで首相の座にとどまる可能性はほとんどないのでこれも不可能だと思います。

結果として「権力を掌握」した菅首相一人がドンキホーテのごとくやみくもに突っ込み後にはだれもついてこなかった事態が続き自沈するしか道はないと思われます。

小沢一朗元代表は120名の国会議員が集まった私邸での新年会で次のような挨拶をしました。

「ねじれ国会になったんだから仕方ないという理屈は通用しない。本当の議会制民主主義と、国民の生活が第一の政治を実現したい」

この発言こそ本物の首相の責任ある発言なのです。

新年早々勝負がついたような印象ですが、強大な既得権勢力が最終戦争を仕組んできますので我々は気を緩めず一致団結して反転大攻勢を仕掛けて「国民生活が第一」の小沢政権を樹立しましょう!

(終わり)

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