いつもお世話様です!
【杉並からの情報発信です】
【YYNews】【YYNewsLive】を主宰する市民革命派のネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。
昨日水曜日(2017.12.06)夜に放送しました【YYNewsLiveNo2439】の『メインテーマ』を加筆訂正して【今日のブログ記事】にまとめました。
【放送録画】77分15秒
http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/424217171
【放送録画】
【今日のブログ記事】
■(続No2)イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」とは?
昨日火曜日(2017.11.05)の【仏日語放送】のメインテーマでは『イタリア政党「五つ星運動」の「成功」とは何か?』を以下の内容で取り上げました。
(ブログ記事再掲)
▲イタリア政党「五つ星運動」の「成功」とは?
1.イタリア政党「五つ星運動」は、2009年10月4日に人気コメディアンのベッペ・グリッロと企業家・政治運動家のジャンロベルト・カザレッジョによって結党された。
2.イタリア政党「五つ星運動」の現在の党員・党友数は8.7万人である
3.イタリア政党「五つ星運動」は,、2013年1月1日の総選挙(代議院選挙)で850万票を獲得した。現在下院(代議院)で91議席(14%),上院(元老院)で36議席(11%)を占め、政権与党の民主党に次ぐ第二党となっている。
4.イタリア政党「五つ星運動」は、現在欧州議会(イタリア選挙)で17議席(23%)を占めている。
5.イタリア政党「五つ星運動」は、2012年4月21日のイタリア統一地方選挙でパルマ、ミーラ、コマッキオなどの自治体で首長ポストを獲得した。
6イタリア政党「五つ星運動」は、2016年のローマ市長選とトリノ市長選で勝利した。
7.イタリア政党「五つ星運動」の首相候補ルイジ・ディマイオ(31歳)は、2017年11月5日に行われたシチリア特別州知事選で不正行為があったと主張した。
8.来年(2018年)5月までに行われるイタリア総選挙への国際監視団の派遣を欧州安保協力機構(OSCE)求めた。
9.イタリア政党「五つ星運動」の「政党支持率」は世論調査で30%を超えトップを維持している。来年5月までに行われるイタリア総選挙で勝利して、首相候補ルイジ・ディマイオ(31歳)が世界最年少の首相に選出される可能性が高い。
(再掲終わり)
今日の放送ではNo2として『イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」とは?』を取り上げます!
私が考える「成功の秘密」のポイントは以下のとおりです!
1.イタリア政党「五つ星運動は、イタリア国民の政治不信に風穴を開けて「明るい未来への展望」を与えたこと→「政党支持率」は世論調査で30%を超えトップを維持している!
。
2.イタリア政党「五つ星運動は、「政治はプロの政治家が独占するものではなくフツーの一般庶民が直接参加して行うものである」ことを実証したこと→「既存の政党」や「既存の政治家」に一切頼ることなくゼロから立ち上げた。先日来日して講演を行ったリカルド・フラカーロ下院議員(36歳)はもともとピザ職人で働きながら学資をためて大学に生き法律と環境学を学んだ「フツーの市民」だ!
3.イタリア政党「五つ星運動は、「国民投票制度などの直接民主主義の導入」で「議会制民主主義の限界」を突破したこと→「議会制民主主義」とは、「選挙で選ばれた国民の代表」=プロの政治家が「国民の利益を偽装して自分と仲間たちの利益」のために政治を独占する制度であり、国民の政治不信の根源である!
4.イタリア政党「五つ星運動は、「インターンネット」を活用することで政権与党と大企業と金持ちに買収され「世論誘導機関」に成り下がった「大手メデイアの限界」を突破したこと。
5.イタリア政党「五つ星運動は、「インターネット」を活用することで「国民一人一人が意見を直接発表し共有できる場」を提供したこと→インターネット・プラットフォーム「ルソー」を立ち上げた!
6.イタリア政党「五つ星運動は、インターネット上の「バーチャルな交流」の限界を突破するために「一人一人が顔を合わせて意見交換するリアルな交流」を実現したこと。
7.イタリア政党「五つ星運動は、「政治家の特権」を廃止して「プロの政治家を排除する政策」を実行したこと→①議員の任期を2期10年に限定した②議員の年収を国民の平均年収と同じにした。法律で返金できないので報酬の半額を「マイクロクレデイット基金」に寄付③政党助成金4800万ユーロ(約64.8億円)の受け取りを拒否④
8.イタリア政党「五つ星運動は、「政治は中央の大都市だけで決定すべきではなく地方の政治こそ大事である」ことを実証したこと→
9.来年(2018年)5月までに行われるイタリア総選挙でイタリア政党「五つ星運動」が勝利して第一党となり、首相候補ルイジ・ディマイオ(31裁)が初めて登場する「フツーの市民政権」の首相になる可能性が高いと言われている。
10.イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」の最大のものは、任期5年のイタリア下院の解散権を大統領が持っており、日本のように首相が自分たちに有利な時を選んで衆議院を解散して総選挙を強行できない点だろう→もしもイタリアで首相が日本のようにイタリアの首相が勝手に下院を解散出来たならば、イタリア政党「五つ星運動」の成功は決して怒らなかっただろう!日本では誰も言わないがこの問題こそ「日本版五つ星運動」が成功するカギだ!
11.イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」の次に重要な点は、イタリアの政治制度は「議院内閣制」+「大統領制」であるのに対して、日本の政治制度は「議院内閣制」+「天皇制」の違いだろう!→「議院内閣制」とは、下院(衆議院)の過半数の議席を占めた政党の代表が首相に選ばれる制度であり、もともと立法府と行政府の二つの国権を多数政党の代表者が独占するという「首相独裁」「政権党独裁」の「非民主的制度」である。イタリアの場合には「首相独裁」「政権党独裁」の歯止めとしてj「大統領」が置かれているが、日本の場合には歯止め役の「大統領」は存在せず、代わりに「国事行為」を偽装して「国政行為」を首相の代わりに行う「天皇」がいて「自民党独裁」を完全なものにしている!
12.イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」の同じように重要な点は、イタリアには「独立した憲法裁判所」が最高裁とは別に存在していることだ!→2013年の総選挙で実施された「選挙制度」に対してイタリア憲法裁判所は「違憲判決」を出している!日本の最高裁は戦後70年間で10の違憲判決を出しているが、いずれの判決も自民党政権による「憲法違反の独裁政治」を阻止する判決ではなく「どうでもよい」判決なのだ!!
(終わり)
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情報発信者 山崎康彦
メール:yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp
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【放送録画】77分15秒
http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/424217171
【放送録画】
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■(続No2)イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」とは?
昨日火曜日(2017.11.05)の【仏日語放送】のメインテーマでは『イタリア政党「五つ星運動」の「成功」とは何か?』を以下の内容で取り上げました。
(ブログ記事再掲)
▲イタリア政党「五つ星運動」の「成功」とは?
1.イタリア政党「五つ星運動」は、2009年10月4日に人気コメディアンのベッペ・グリッロと企業家・政治運動家のジャンロベルト・カザレッジョによって結党された。
2.イタリア政党「五つ星運動」の現在の党員・党友数は8.7万人である
3.イタリア政党「五つ星運動」は,、2013年1月1日の総選挙(代議院選挙)で850万票を獲得した。現在下院(代議院)で91議席(14%),上院(元老院)で36議席(11%)を占め、政権与党の民主党に次ぐ第二党となっている。
4.イタリア政党「五つ星運動」は、現在欧州議会(イタリア選挙)で17議席(23%)を占めている。
5.イタリア政党「五つ星運動」は、2012年4月21日のイタリア統一地方選挙でパルマ、ミーラ、コマッキオなどの自治体で首長ポストを獲得した。
6イタリア政党「五つ星運動」は、2016年のローマ市長選とトリノ市長選で勝利した。
7.イタリア政党「五つ星運動」の首相候補ルイジ・ディマイオ(31歳)は、2017年11月5日に行われたシチリア特別州知事選で不正行為があったと主張した。
8.来年(2018年)5月までに行われるイタリア総選挙への国際監視団の派遣を欧州安保協力機構(OSCE)求めた。
9.イタリア政党「五つ星運動」の「政党支持率」は世論調査で30%を超えトップを維持している。来年5月までに行われるイタリア総選挙で勝利して、首相候補ルイジ・ディマイオ(31歳)が世界最年少の首相に選出される可能性が高い。
(再掲終わり)
今日の放送ではNo2として『イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」とは?』を取り上げます!
私が考える「成功の秘密」のポイントは以下のとおりです!
1.イタリア政党「五つ星運動は、イタリア国民の政治不信に風穴を開けて「明るい未来への展望」を与えたこと→「政党支持率」は世論調査で30%を超えトップを維持している!
。
2.イタリア政党「五つ星運動は、「政治はプロの政治家が独占するものではなくフツーの一般庶民が直接参加して行うものである」ことを実証したこと→「既存の政党」や「既存の政治家」に一切頼ることなくゼロから立ち上げた。先日来日して講演を行ったリカルド・フラカーロ下院議員(36歳)はもともとピザ職人で働きながら学資をためて大学に生き法律と環境学を学んだ「フツーの市民」だ!
3.イタリア政党「五つ星運動は、「国民投票制度などの直接民主主義の導入」で「議会制民主主義の限界」を突破したこと→「議会制民主主義」とは、「選挙で選ばれた国民の代表」=プロの政治家が「国民の利益を偽装して自分と仲間たちの利益」のために政治を独占する制度であり、国民の政治不信の根源である!
4.イタリア政党「五つ星運動は、「インターンネット」を活用することで政権与党と大企業と金持ちに買収され「世論誘導機関」に成り下がった「大手メデイアの限界」を突破したこと。
5.イタリア政党「五つ星運動は、「インターネット」を活用することで「国民一人一人が意見を直接発表し共有できる場」を提供したこと→インターネット・プラットフォーム「ルソー」を立ち上げた!
6.イタリア政党「五つ星運動は、インターネット上の「バーチャルな交流」の限界を突破するために「一人一人が顔を合わせて意見交換するリアルな交流」を実現したこと。
7.イタリア政党「五つ星運動は、「政治家の特権」を廃止して「プロの政治家を排除する政策」を実行したこと→①議員の任期を2期10年に限定した②議員の年収を国民の平均年収と同じにした。法律で返金できないので報酬の半額を「マイクロクレデイット基金」に寄付③政党助成金4800万ユーロ(約64.8億円)の受け取りを拒否④
8.イタリア政党「五つ星運動は、「政治は中央の大都市だけで決定すべきではなく地方の政治こそ大事である」ことを実証したこと→
9.来年(2018年)5月までに行われるイタリア総選挙でイタリア政党「五つ星運動」が勝利して第一党となり、首相候補ルイジ・ディマイオ(31裁)が初めて登場する「フツーの市民政権」の首相になる可能性が高いと言われている。
10.イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」の最大のものは、任期5年のイタリア下院の解散権を大統領が持っており、日本のように首相が自分たちに有利な時を選んで衆議院を解散して総選挙を強行できない点だろう→もしもイタリアで首相が日本のようにイタリアの首相が勝手に下院を解散出来たならば、イタリア政党「五つ星運動」の成功は決して怒らなかっただろう!日本では誰も言わないがこの問題こそ「日本版五つ星運動」が成功するカギだ!
11.イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」の次に重要な点は、イタリアの政治制度は「議院内閣制」+「大統領制」であるのに対して、日本の政治制度は「議院内閣制」+「天皇制」の違いだろう!→「議院内閣制」とは、下院(衆議院)の過半数の議席を占めた政党の代表が首相に選ばれる制度であり、もともと立法府と行政府の二つの国権を多数政党の代表者が独占するという「首相独裁」「政権党独裁」の「非民主的制度」である。イタリアの場合には「首相独裁」「政権党独裁」の歯止めとしてj「大統領」が置かれているが、日本の場合には歯止め役の「大統領」は存在せず、代わりに「国事行為」を偽装して「国政行為」を首相の代わりに行う「天皇」がいて「自民党独裁」を完全なものにしている!
12.イタリア政党「五つ星運動」の「成功の秘密」の同じように重要な点は、イタリアには「独立した憲法裁判所」が最高裁とは別に存在していることだ!→2013年の総選挙で実施された「選挙制度」に対してイタリア憲法裁判所は「違憲判決」を出している!日本の最高裁は戦後70年間で10の違憲判決を出しているが、いずれの判決も自民党政権による「憲法違反の独裁政治」を阻止する判決ではなく「どうでもよい」判決なのだ!!
(終わり)
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