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《注目記事》 あり得ないことがあるかも 那須三八郎氏 

2009年07月19日 09時36分58秒 | 政治・社会
■ あり得ないことがあるかも  那須三八郎氏        

  2009年7月17日 長周新聞  <狙撃兵> 

  http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/sogekihei%20arienaikotogaarukamo.html

 衆議院選挙山口4区は安倍元首相の牙城である。市政は誰が市長になっても安倍代理で、議会は自民系会派、公明、連合・企業系みな安倍飼い猫で、「日共」集団もチャンと市政与党のポジションを維持。神鋼、三菱、山銀などの主要企業がタッグを組み、新聞も警察も安倍びいきは定説。「これに逆らったら首をくくる羽目になる」というのは、とくに中小業者のなかでは実証済みである。いわば絶対的権力を誇ってきた。

 この安倍選挙が、議員は県議1人しかいないような民主党の候補に負けるようなことがあるわけがないというのは常識である。ところが「みんな思うことは同じ」ということを知るにつけ、「あり得ないことがあるかもわからない」という声が次第に大きくなっている。「そんなことがあったら下関は様変わりし、日本も変わる」という話が弾んだ様子で広がっている。「おもしろきこともなき世をおもしろくするか」という声である。

 下関市民に限らず国民の自民党政治にたいする怒りは尋常ではない。「金権腐敗の守旧派を退治して改革をやる」と叫んで小泉が登場したが、これはまるきり詐欺であった。結末はアメリカにカネを貢ぎ、金融投機の外資を筆頭にしてトヨタやキヤノンなどの大企業が濡れ手で粟のボロもうけをする改革であり、その一方で国民をまるで食っていけなくする大改悪であった。労働者は奴隷どころかモノ扱いで、年寄りの長生きは国賊扱い、医者にはかかれず学校は崩壊、農漁村は役場も郵便局も学校も店もなくなって徳川時代よりひどい状態。小泉・竹中がブッシュのポチになって日本をメチャクチャにしたという声は都会でも田舎でも爆発点に達している。そのうえにアメリカの指図でいつ戦争が始まってもおかしくない世の中にした。

 安倍氏は、参議院選惨敗にもめげず、小泉・竹中構造改革を賛美し、自らの実績を自慢し、集団的自衛権、核武装や先制攻撃などを訴える先頭に立っている。小細工による欺瞞を弄せず真正面から本音を訴えているのは、中川秀直や武部勤など小泉イエスマンが「自分らのせい」は棚に上げて、「麻生のせいで自分の選挙がやばい」などと騒いでいるのよりはいさぎよい。そこで討ち死にか、権力者復権か、運命を握っているのは4区の有権者である。
                                        
(終わり)

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