九谷焼の絵付け行ってきました。
場所は山代温泉街の端にある九谷焼窯跡展示館。http://www1.kagacable.ne.jp/~kamaato/
初めての絵付けにどきどき。
ちなみにこれは色見本です↑
絵付けが初めての方も(ほとんど初めての方だそうです)、絵付けの専門家が丁寧に教えて下さるので安心です♪うまくいくかは自分次第ですが…
見本も見せてくれます。この先生が面白くて、すっごく冷静で淡々と話すのに、さらっとくすっとするようなことを織り交ぜて話すんです失敗した時も「それも味です。」と渋い声で励まして?下さいます。
まず、白く焼かれたお皿に絵付けをしていきます。今回は季節にちなんで五色の紅葉を書きます。
最初にお皿にニカワ(動物性樹脂=いわゆるゼラチン水)をぬって、絵具ののりを良くします。
次に桐灰で下書きをします。これは焼くと消えるのでそんなに緊張しなくても大丈夫。
九谷焼の基本色は九谷五彩と言われる赤・緑・黄・紫・紺青。粉の色素に水を加えて専用の道具で絵具を作ります。
まずは赤から。五角形の内側に星を書くように紅葉の葉を書いていきます。
次は黒。黒は「上絵ゴス」と言い、上から赤以外の色を重ねないと発色しません。最初に黒を書いて、
上から緑・黄・紫・紺青を重ねてていきます。絵具はとろとろしていて、塗るとこんもりします。普段の絵具と違うので、こんなにこんもりしていいのか?と感じますが、その方が、九谷焼らしい色合いが出て美しく仕上がります!
説明を受けつつ絵付け完了まで1時間半位でした。絵付けが終わったら、800度で数時間焼きます。
数日~数週間で完成!!
不思議なのですが、焼くと、黒が他の色の上から書いたように変わります。 味のある!?丸い縁取り。しっかりこんもりと絵具を塗り、鮮やかな九谷五彩(色)が発色した紅葉。思っていたよりきれいにできていましたちなみに料金は丁寧な指導・送料込で皿(15cm)2000。皿(30㎝)3000です。取りに行く場合は500引き。
これに気をよくして、半月後に再び九谷窯跡展示館に絵付けに行きました