そよかぜ日記

山への思いや毎日のちょっとした出来事を書き記します

白と黒と青

2015年02月28日 | 登山
今日の山番組は冬の西穂高岳登山。
そうと分ったとたんに少々がっかり。

冬の山は、見るものにとっては色彩が乏しく、白一色だったりするから、
なんかちょっとねえ・・・

私は緑だったり、黄色だったり、色彩が豊かな山が好きのようだ。

でも、本日の登山は挑戦四回目にして登頂した白石さんの姿がとてもよかった。
やっと登頂した白石さんはこんなことを言っていた。

海洋冒険家である彼は、海にいどんで何度も挫折した。
そしてその時に思ったそうだ、自然はどうにもできない と。

でも、あきらめたことは何度もあるけど、投げ出したことはない。
恵まれることを求め続けなければならないと。
と言っていた。

その面差しと裏腹な、強いしなやかさが素敵だった。
今日は雪の白と岩の黒の世界が、美しく見えた。

庭に咲いている花
キンセンカ 
じつはこの花も小さいころから好きな花じゃなかった。
小さいころは嫌いでも後に好きになる花もあるけど、これはあんまり…
小学校の花壇にやたらと植えてあったのを覚えている。
たぶん育てやすい花なのかもしれない。
寄せ植えに一株だけ…

勿忘草

2015年02月27日 | 庭の花
小さな株を買って植えていた勿忘草。
ふと見たら美しい色でたくさん咲いていた。

こんなにきれいな色だったっけ。
ほんと、この小さな花にしばし見とれてしまった。

勿忘草って何かいわれがあるのだろうか?
そう思って調べてみた。

英語では
フォーゲット・ミー・ノット(forget me not) と呼ばれているそうだ。
それは悲しい伝説に基づいている。

騎士ルドルフと乙女ベルタがドナウ川のほとりを散策していた折り、
ベルタは川岸にかわいらしい花を見つけました。

それに気づいたルドルフは手を伸ばしてその花を採りましたが、
足を滑らせて川に落ちてしまいました。

急流に流されるルドルフは花をベルタに向かって投げ、
彼女に「私を忘れないで(forget me not)」と叫んで水中に没しました。

その花というのが、今日のワスレナグサだということです。

そうだったんだね…
その美しい色は、その涙の様にも思えてくる。


お宝 はないなあ

2015年02月26日 | 徒然
人気のTV番組で なんでも鑑定団 というのがある。
お笑いのお宝もあるけれど、驚きのお宝もある。

私の祖父母の家は、大きな柱が家の真ん中にあるようなすごく古い家だ。
きっとあの家なら探せば何か出てきそう。

だけど、今は祖父母はとっくに他界し、
叔父の家になっているからとても家探しなんてできない。

我家にも何かないかな・・・
と思うけど、どれもこれもがらくただあ。

登山用品もいい値がつくものもあるらしいけど、
それすら安物だしなあ。

でもまあ、そんなのない方が気楽で、いさかいもおこらないと言うものだね。

ネパールの山旅で
集落は高い山々に囲まれた谷底にある。
朝日はなかなか当たらない。
夕日が村を射すこともない。
山には向かい側の山の影が黒々と映っていた。

古道をたどると

2015年02月25日 | 登山
今、みさき道という古道をたどっている。
今日はけっこうな山道歩きだった。

長崎街道や平戸街道を歩いた時は、99%が舗装道路歩きだった。
殿さまも通ったという道だけに、そこはかなり手を入れた道だったようだ。

だけど、みさき道は殿さまみちではなく、観音寺といお寺に参るための道だった。
だから、道は村々をつないでおり、バイパス的な道はあまりない。

それに海側は切れ落ちており、海の満ち引きを考えると通行は困難だったと思われる。
ので、自然道は山側についている。
今は海側に国道が走っており、より短距離で集落を結んでいて、
それが幸いして山の道はそのままの形で残された。

古道は、集落を過ぎると静かな人の気配のしない道になる。
昔、もし一人この道をだどったならさぞや心細かったことだろう。
追剥が出たという話も、まんざら嘘ではなさそうに思える。

わらじでたどる道は、厳しかっただろうなあ。
そう思いながら歩くと、昔の旅人と一緒に歩いているような気分になってきた。
そこここに残る遺跡にたち、昔と変わらぬ景色を眺める。
同じ時を共有しているような不思議な感覚だった。

旅をした古の人もまた、私と同じ気持ちになったのかもしれないな。

ネパールの山旅で
比較的標高の低い、と言っても2000mは越えているけど、
そんなところに日本の桜に良く似た花が咲いていた。
日本から持ってきて植えたのだろう なんて思ったりしてけど、
その桜は ヒマラヤサクラ だそうだ。
そんなサクラもあったんだなあ~




人物画の三回目

2015年02月24日 | 徒然
背景がまったく入ってないので、なんだかやる気がねえ…
それで大急ぎでざっと入れてみた。
なんとか形にしなければね。

さて、今日まででモデルさんは終わり。
それで、ひたすら人物だけを描いていく。

あまり手を入れ過ぎて自滅しないようにね。
いい加減のところで筆をおくのも大事。

で、後半は軽く流した。

来週は背景を入れていく。
これが上手くいくとなんとかなるんだけど、これでめちゃめちゃになる時もある。

後2回。
なんとか描きりたいな。

ネパールの山旅で
何気なく見上げた岩の上にランの花が咲いていた。
遠目に見るのではっきりとはわからないけど、セッコクに似ているような。
たぶんあちこちにあるんだろうね。

何を気にするか

2015年02月23日 | 徒然
本を読んでいたら、面白いことが書いてあった。

ちょっと前のテレビCMのこと

森の中で
「誰もいない。でも僕は捨てない」
と言って携帯灰皿にタバコをねじ込むシーンのあとで、
「マナーを守りましょう」というテロップが流れる。

これって変?
私もそうだけど、日本人は違和感がない。
けど、他の国の人は意味がわからないそうだ。

欧米では人が見ていようが見ていまいが、
やってはいけないことはやってはいけないことはやらない。

日本では、人が見ていなければタバコを捨てる人がいるってこと。
つまり人の目が行動の規範になっている。

欧米は神の目を気にし、日本では人の目を気にする。

そう言われれば、そうだなあ と思う。
母なんか、人に笑われるようなことはするな と言っていたし…

なるべく目立たないようにしようとか、
後ろ指を指されないようにとか、
つまり知らないうちに人の目を判断の基準にしているようだ。

だから、人の目のないところでは、基準があいまいになるのだという。

そして、欧米のカウンセラーに言わせると、日本人の99%が対人恐怖症だそうだ。
なぜなら、バスなんかでもなるべく一人で座りたがる。
空いているなら他人の隣に座らない。
他人に話しかけない など。

なるほどね~
そういう意味では日本人はかなり特殊みたい。

一部しか書かなかったので誤解もあるかもしれないけど、
日本人の暗い部分はこのへんからきてるのかな。

ネパールの山旅で
少しでも平地があるとへばりつくように人家があり、農地がある。
長に住む私にとっては珍しいことではないけど、
それでも平地がほとんどないので暮らしは厳しいだろうなあ。

ようこそ

2015年02月22日 | 徒然
山友さんご一行様が岩屋山においでになった。
なんとかの有名な仰烏帽子山とどちらにするか相談して、岩屋山になったそうだ。
びっくり~

とはいえ、本日は雨降り・・・
無事に登れただろうかと心配になった。

できればどこかで待ち伏せしたかったのだけど、
お昼から用事もできてそれもできず・・・

ぐるりと周回するコースを紹介したものの、
ちょっと心配だった。

でも、無事回ってきたと連絡が入りほっと一安心。
さすが強者ぞろいの山岳会!

でも、家からみる岩屋山は霧に包まれていて、展望はきかないようだった。
できるなら景色も見せてあげたかったなあ。

いつかお天気の日にまたおいでくださいね。

ネパールの山旅で
集落と集落をつなぐ街道は整備され、石畳もある。
それは人が住む場所があるところまで。
しかしまあこんな道がよく崩れないものだね。
雨は少なそうだからかな。

爪をとぐ じゃなけど

2015年02月21日 | 徒然
一度ネイルサロンなるものに行ってみたかった。

今流行りの爪のおしゃれをしたいわけじゃない。
あんなものしたら、なんいもできないじゃない、草むしりとかお料理とか。

じゃなくて、爪の手入れを教えてほしかったのだ。
というのも、近頃爪が良く欠けるのだ。

でも、だいたいネイルサロンがどこにあるかを知らない。笑
それでネットで調べてみた。
そしたら、いつも行く大きなショッピングモールにあった。
知らんかった~

そんなところガラ空きだろうと思って行ったら、なんのなんの~
私が行った時にはたまたま席が一つだけ空いていたけど、次から次に来る来る~

まあとにかく、メニューのなかから爪のケアというのを選んでやってもらった。
お初のことでもう珍しくて珍しくて~

爪は爪切りで切ってはいけない、爪やすりでこするようにと言われた。
爪きりで切ると爪にダメージが残り、ひっかりができて割れやすくなるそうだ。

プロの人がきれいに爪を丸めてくれる。
そして磨く。

それがまあ~ なんということでしょう~
磨いただけでマネキュアをしたようにピカピカになった。

ほんと、それは驚き~
きれいになったので、嬉しくなってマネキュアも頼んだ。

ところがである、このマネキュアは本当に乾くまで半日かかるという。
そんな~

風を当てて乾かしてはくれるのだけど、完全にとはいかない。
お気をつけて~
と言われたけど、家に帰ってきた時には一部… 泣

でも面白い体験だった~

ネパールの山旅で
カラパタールへの道はエベレスト街道と呼ばれ、整備されている。
車は通らないから、道幅はそんなに広くはないけど、人とのすれ違いには困らない。
で、なにげなく歩いているけど、本当はけっこう危険な場所だらけ。
急斜面の山腹につけられた道が多く、片側は崖のようになっている。
現に数年前に日本人がここから落ちたのだそうだ。

顔を覚える

2015年02月20日 | 徒然
一度あっただけの方の顔を覚えている方がいる。
すごいねえ。

私は人の顔を覚えるのが苦手だ。
同じ場所で同じような服装で出会わないと判別不能。笑

いや、笑いごとではなく時々失礼なことになってしまって、申し訳なく思うことも度々。
どうやら私は顔を覚えるのではなく、その方の雰囲気を感じるタイプのようだ。

だから、思いだし方も、
よく笑う楽しい方だった とか
話題が豊富で教養のある方だった とか。

でもその印象が顔と直結しない。
困ったもんだねえ、これは。

と言うわけで、失礼してしまうことも度々ですが、
どうぞお許しくださいませ~

ネパールの山旅で
大荷物を背負ってあるくポーターの方たちの背中にあるのは、
編んである大きな籠だ。
重くなると肩だけではなく、額にも紐を回して支えている。
足元は靴の人も多いけど、サンダルの人もいた。
登山者を支える力強い存在だ。

トレラン

2015年02月19日 | 登山
トレランについて問題が起きている。
環境省がガイドラインを作るとか。

トレールランニング とは山の中を走ってタイムを競うスポーツのようだ。
近頃は盛んなのか、軽装備で走るような・早足で歩くような方々を見かけることはある。

そのトレランの方と登山者の間で問題が起こっているそうだ。
歩いている登山者をすり抜けるように走るトレランは危ないと言うことらしい。

私はそういう目に遭ったことがない。
ので、想像でしかものを言えないけど、確かに想像してみると危いかな。

山でトレランの方と出くわしたら、おのずと道をゆずる。
邪魔したくないと思うからだ。

でも、それはそういうかわすことができる場所だったからかもね。
もし岩場やがけ地だったら、どちらかが安全になるまでは待つべきだろう。
それは登山者どうしでもそう。

問題が起きると言うことは、タイムを競うあまり待てないとか、
ゆずれば済むところをゆずらないとか、ってことかな。

山は、登山者のものでも、トレラン者のものでもない。
だから上手いこと折り合いが付けばいいのだけど…

でも、本音を言えば、トレランの方が増えて、
登山道でしょっちゅう出くわすようになると困る とは思う。

お互いに気持ちよく山で過ごしたいものだね。

ネパールの山旅で
山盛りの荷物を担いで登るポーターの方。
そんな方々をたくさん見かける。老いも若きも…
わずかな農地しかない冷涼なこの地では、仕事はそう多くない。
登山者のためのロッジやそれにかかわる仕事は、現地の人大きな収入源だ。
殿さまのごときトレッキングで心のどこかでは申し訳なさが渦巻くが、
現地の人は雇われることを望んでいた。