そよかぜ日記

山への思いや毎日のちょっとした出来事を書き記します

ちょっと胸が痛む

2015年02月13日 | 徒然
カツオドリという鳥をしっているだろうか。
海鳥で、矢のようにくちばしから海に飛び込み、魚を捕る鳥だ。

その、勢いのある狩りの姿は、TVなどでも時々紹介されるので、
鳥の名前は覚えていなくても、その姿は記憶にあるのではないだろうか。

時速何キロで飛び込んでいくかは知らないけど、
突き刺さるように何度もダイブしている。

しかし、見ていたTVでは、それゆえに眼球が傷つき、やがて失明する運命にあると伝えていた。
なんてこと…

命を保つための、子孫につなぐための行為なのに、
失明してしまうなんて…
理不尽だなあ

目が見えなくなったカツオドリは死んでしまうんだろうな。

世の中には理不尽なことはいっぱいある。
そのたびに心の中で、疑問がわいてくる。

でも、自然の摂理の中で生きている、純粋な生き物の過酷な現実は、
いつもよりさらに心が痛んだ。

ネパールの山旅で
エベレストビューホテルを後にして下山する途中振り返る。
一番奥に雪煙をあげるエベレスト。
その手前がローチェ。
特徴的なとんがりはアマダブラム。
そして、木々の中にエベレストビューホテル。
一本の細い道が人の暮らしを支えている。