風を感じて~山風日記

ご訪問ありがとうございます。山や他、残しておきたいことを気ままにUP 。

八ヶ岳赤岳登山(4)美濃戸へ下山

2018年12月06日 19時17分14秒 | 登山 - 八ヶ岳

下山時 行者小屋から見た赤岳



一旦 小屋閉めしている赤岳展望荘が見えます  写っていませんが北峰には赤岳頂上山荘があります(11月4日で今期営業終了)



登頂後 登って来た文三郎尾根を下り行者小屋で昼休憩後 赤岳鉱泉へ向かいます


 


行者小屋より標高が少し低い赤岳鉱泉まで緩やかに下りますが 苦にならない程度の上り返し箇所があります







行者小屋から40分程で 標高2220mに建つ通年営業の赤岳鉱泉へ(裏側)  明かりの場所は食堂





赤岳鉱泉の温もり感じる雰囲気 のびのびとした自由感 心地よい解放感が好きです
どの位の標高に建っているかとか 八ヶ岳が百名山で設備等が整っているとか他 好条件が揃っているからとも言えるかもしれませんが
スタッフの方々の かまいすぎでなく ぶっきら棒すぎでもない さりげない心遣いが素晴らしい

※注※ 同じくらいの標高でも行者小屋には泊ったことがないので(過去にテント泊のみ)わかりませんが 
    売店のスタッフの明るく感じのいい対応は赤岳鉱泉と変わりないと思います




個室を事前に予約 案内された部屋は10畳以上ある広さでガスファンヒーター付き この部屋は個室希望3回目で初めてでした。   鉱泉内の一部
 
シーズン中は宿泊者数も多いので此処は相部屋になりますね。本来の個室は別の棟で4~4.5畳?でしょうか。他にベットの個室もあるようです。



部屋から見える赤岳



外に出てみましょう


(写真が暗すぎ)人工の氷壁作成中   通称 アイスキャンディの初期段階 秋以降も気温が高く例年より氷の張りが遅いとのことでしたが …

やっと凍り始めていた箇所も 今月4日の豪雨で殆ど解けてしまったのだとか … 暖冬過ぎる










さぁ~て! お待ちかねの夕食タイム! 此処のメインは焼肉やステーキ 豚しゃぶ等々 副菜も美味
食事が美味しいのでも有名です ( 翌日の朝食では お味噌汁をおかわりしました )





なのに ・・・ なのに こんな写真でゴメンナサイ …

 

ステーキやったぁ! 美味しい御飯だ~~ で気持ちが舞い上がっていたのでしょう
如何に食事が重要ポイントかってことが よくわかります …   


料金が特に高いわけでもなく(個室料ひと部屋4~8千円加算)いたって普通なのに 料理も惜しげもなく的きっぷの良さ 
( ここは冬でなくても気温が低く寒ければ 惜しげもなく的に至る所にストーブもガンガンに点けてくれます )

山で贅沢 我儘は言えませんが
水も豊富で飲料水も無料  今の時期は終了していますが沸かし湯ですが男女別の風呂有あり  広い更衣室あり
更衣室は主に女子が利用しますが 更衣室の中に更に更衣室と洗面台が2?3つ?あります(相部屋の時に利用)
美味しい御飯も大きな楽しみで ワクワクとした活気と温もりに満ちていると感じます

全体の クオリティがとても高い赤岳鉱泉です


翌日は北沢(台風の影響で途中 旧道)で美濃戸へ下山
 













車を停めた赤岳山荘駐車場からの赤岳







主峰・赤岳からの眺望も 赤岳鉱泉も期待を裏切らないのであった



登山日 11月24~25日


ありがとうございます





余談

個室を希望する理由は同室の方のイビキです これは運としか言いようがないのですが … 大音量の鼾をかく方がたまにいらして
といいますか ・・・ 以前は 大きな鼾をかく人は今ほど山にいなかったような気がします
登山者人口が増えて嬉しい限りですが それだけいろんな方もいるということでしょうかネ

高い山 厳しい山ほど大音量の鼾率アップ 遭遇すると寝不足で翌日を迎え気分もイマイチ
怪我や事故に繋がる心配があるので個室を希望 またはテント泊 プライベートも保たれますしね 





八ヶ岳赤岳登山(3)山頂から

2018年12月05日 19時23分57秒 | 登山 - 八ヶ岳





八ヶ岳(百名山)の主峰・赤岳  標高2899m 

















南アルプス(北部)







中央アルプス



御嶽山



北アルプスの乗鞍岳    右下に諏訪湖




後方の左から真ん中が北アルプスの穂高から後立山連峰ですが
赤岳登頂時には 北ア方面は特に霞んできていましたので 文三郎尾根の階段からの写真を前記事で載せました 右後方は浅間山 …

小さく行者小屋と赤岳鉱泉が見えます


行者小屋



赤岳鉱泉(この日 宿泊)











奥秩父



奥秩父と富士山



南アルプスの手前は八ヶ岳の三ツ頭 権現岳 編笠山



標高NO2の南ア・北岳



甲斐駒ヶ岳  仙丈ヶ岳



富士山と南アルプス(北部)







ありがとう!! 赤岳!! 

360度さすがの大展望!!  期待通りです!!

この日 時間と共に気温もぐんぐん上昇  山頂では寒さを感じませんでした
( 行者小屋に着いた頃が一番 寒かったです )






ありがとうございます










八ヶ岳赤岳登山(2)文三郎尾根コース

2018年12月03日 20時00分33秒 | 登山 - 八ヶ岳

23日に美濃戸口から赤岳山荘P(車中泊)。 美濃戸から赤岳登山

一日目:11月24日(土)赤岳山荘P ~ 南沢 ~ 行者小屋 ~ 文三郎尾根 ~ 赤岳山頂 ~ 文三郎尾根 ~ 行者小屋 ~ 赤岳鉱泉(宿泊)
二日目:11月25日(日)赤岳鉱泉 ~ 北沢(旧道)~ 赤岳山荘P




赤岳登山の続きです

文三郎尾根の階段を登り始めてまもなく 振り返ると北アルプスの山々の景色が目に飛び込んできます


穂高槍  その手前に11月上旬に登った蝶ヶ岳



槍穂高連峰  立山、後立山連峰も見えています



更に階段を登り標高を上げていきます



常念山脈もバッチリ



立山 剱岳



立山 剱岳  鹿島槍ヶ岳  五竜岳  白馬岳など







穂高 槍 蝶ヶ岳 常念岳をもう一枚



嬉しいなぁ! 疲れたなぁなんて気持ちは何処かへ吹き飛んでいる





中岳と阿弥陀岳の左後方に 中央アルプスが見えてきた



ズーム



蓼科山の左後方は後立山連峰です







苦手な登り階段は終わったが赤岳山頂はまだだ



中岳 阿弥陀岳






中央アルプスの右に御嶽山も見えてきた




南アルプス



まだ可愛いエビの尻尾



右に竜頭峰










文三郎尾根コース核心部の 鎖が連続する急な岩稜帯を登っていく





振り返る


随分と白飛びした画像 …













やがて

この梯子を登ると山頂だ



が その前に





見ちゃった!






続きます

ありがとうございます










八ヶ岳・赤岳登山(1)

2018年11月26日 21時11分50秒 | 登山 - 八ヶ岳



待ちくたびれる うちの相方さん



前日の23日に美濃戸口から赤岳山荘P(車中泊)。 美濃戸から赤岳登山

一日目:11月24日(土)赤岳山荘P ~ 南沢 ~ 行者小屋 ~ 文三郎尾根 ~ 赤岳山頂 ~ 文三郎尾根 ~ 行者小屋 ~ 赤岳鉱泉(宿泊)
二日目:11月25日(日)赤岳鉱泉 ~ 北沢(旧道)~ 赤岳山荘P



柳川南沢










台風24号の爪痕が残っていますが 流された橋などの復旧作業をしてくれています

雪も凍結箇所も殆ど無く 暖かい秋から初冬を迎えている南八ヶ岳の南沢



もうすぐ行者小屋  正面にドン!と八ヶ岳主峰の赤岳



行者小屋から見た赤岳の西壁

黄色は文三郎尾根コースの一部

スタートの赤岳山荘の標高は約1690m  行者小屋約2350m  赤岳山頂は2899.4mです



行者小屋から見る横岳
 



阿弥陀岳




硫黄岳




行者小屋の営業は11月上旬で終了していますが 一つのトイレのみ使用可

立ち止まると寒すぎてトイレ休憩のみですぐに出発

朝のスタート時(赤岳山荘P)の気温は -5℃ぐらいだったと思いますが
行者小屋に着いた頃は非常に寒く -10℃でした











阿弥陀岳分岐  赤岳・文三郎尾根へ向かいます




阿弥陀岳










よく整備されていてとても助かり有難いのですが 私はこの文三郎尾根の連続の階段が結構きつく感じます  

行者小屋から上の積雪もうっすらで凍結も然程でなく 軽アイゼン無しでOK(登山靴は冬用)





そろそろいいかな~~ 振り返ると


北アルプスオールスターズのお出迎えがなんとも 嬉しい!!





嬉しくて何度も写真を撮ったり眺めたり … 本当は嬉しいだけでなくしんどくて
森林限界がとっくに過ぎた尾根の階段の端っこにザックを降ろし 
降ろしたザックが下に転がり落ちやしないかと足で押さえながら温かい珈琲を飲んだ

寒風吹くこんな場所で のんびり珈琲なんて飲んでる場合じゃないけれど
この先も続く階段を思うと休憩せずにはいられなかった … 疲れたなぁ

やっぱり苦手な文三郎尾根の階段の登り  そのうち鼻水が出てきた


続きます


ありがとうございます










ミヤマシオガマ・阿弥陀岳山頂へ(南八ヶ岳)

2018年07月17日 07時45分14秒 | 登山 - 八ヶ岳

6月30日に登った阿弥陀岳の最後の記事です


ミヤマシオガマ







コイワカガミ







小さな蕾は コケモモ






意外と広い阿弥陀岳山頂に着きました!! 標高 2,805m 


山岳信仰の山で 石碑や石仏が祀られています
阿弥陀岳の御小屋尾根(おこやおね)を下っていくと 諏訪大社の行事である有名な
御柱祭の御神木を切り出す御小屋山(御柱山)があります






それにしても 、、、真っ白ですね 、、、何も見えない
この日 天気はイマイチでしたが 上に一枚着ることもなく半袖のままでOK 
2,805mの山頂の気温は 22℃もありました


夏山は 山野草や高山植物が楽しめるので晴れていなくても救われるのですが
汗かきながら此処まで登ってくると やはり頂きからの景色が見たいものです!
阿弥陀岳も赤岳に匹敵するくらいの眺望の良さなのですが ...

せめて赤岳だけでも姿を現してくれないかなと少し粘っていたら ... !







阿弥陀岳から赤岳への登山道




一時 青空が見えて ... これは山頂からの眺めも!... と思いきや
やっぱり雲の多い一日でしたが こうして赤岳の姿だけでも見ることが出来て嬉しかったです






山頂をズーム  見える小屋は赤岳頂上山荘です




主峰は流石にカッコいいです





唯一みえた赤岳も この後は雲に隠れてしまいました
結局 阿弥陀岳のみにして同じコースを下り 美濃戸に着いて車を出した頃に雨が降ってきました
帰りに縄文の湯という温泉で汗を流し外に出ると 雨は上がっていて雲の間からまた青空が覗いていました

ありがとう!! 阿弥陀岳 



おまけ
昨年の11月上旬に赤岳から撮った阿弥陀岳 ↓ 載せちゃいます









天気が良ければ阿弥陀岳からも 中央アルプス 御嶽山 北アルプス
勿論 富士山や南アルプス等々 360度の大パノラマなのだ ...


おわりです

ありがとうございます 






イワベンケイ・阿弥陀岳登山(南八ヶ岳)

2018年07月13日 05時57分04秒 | 登山 - 八ヶ岳


ミヤマダイコンソウ












ほぼ垂直に近いような所もあり鎖も使いながら 三点支持で登ります
写真は岩に寄りかかるようにして撮っていますが 本当に危険な箇所での撮影はしていません
落石にも要注意! 握りこぶし前後の石を落としてしまったら大変です(小石もマズイです)





タカネグンナイフウロ( このアングルでしか撮れませんでした )




ミヤマオトコヨモギの蕾?




ツガザクラ







イワベンケイ

この色合いが好きです









一番 急峻な箇所は過ぎました( 距離は短い ) 
ですが ガレ場で山頂まで引き続き落石には要注意  一歩一歩 丁寧に ( 下りは更に集中して慎重に )



赤岳を振り返る  ガスってますね ... 山頂が見えない



もうすぐです




ミヤマハンノキ




キバナシャクナゲでしょうか  開花間近です




続く


ありがとうございます 


P.S
今夜から出かけてきます。金曜日の夜に出るのは正直キツイのですが
いつものように 二人で交代しながら運転して車中泊
帰宅は16日の月曜日になります。







コイワカガミ・阿弥陀岳登山(南八ヶ岳)

2018年07月12日 06時12分52秒 | 登山 - 八ヶ岳

コイワカガミ






この一枚のみ 行者小屋付近で撮ったコイワカガミです













ダケカンバ でしょうか




阿弥陀岳山頂付近(奥) ガスってます

中岳 ⇄ 阿弥陀岳のコルまで登ってきました



中岳の奥に赤岳なのですが ...

雲が取れて晴れてくるか!?と ほのかに期待もしていましたが ...



シロバナノヘビイチゴ?










ハクサンイチゲ










高山帯になりました  登山道は狭くなり傾斜もきつくなってきました





ハイマツの赤い花







コケモモ










続く

ありがとうございます 







ミヤマキンポウゲ・阿弥陀岳登山(南八ヶ岳)

2018年07月11日 06時22分26秒 | 登山 - 八ヶ岳

ミヤマキンポウゲ



阿弥陀岳登山の続きです( 登山日 6月30日 )






横岳と左に硫黄岳も見えてきました

硫黄岳ズーム




コバイケイソウかバイケイソウの蕾






ミヤマキンポウゲ






ハクサンシャクナゲでしょうか  もうすぐ開花ですね






ヤツガタケタンポポ?




キバナノコマノツメ






赤岳頂上  赤岳頂上山荘と登山者




ナナカマドの仲間も何種類かありますが ウラジロナナカマド?










ヤマハタザオ? ミヤマハタザオ?



植物の名前は特に困ったものです ... いつものことですが ...
似ているものも非常に多く・・・と言い訳しておきます



キバナノコマノツメ? ヤツガタケキスミレ?





ヤツガタケキスミレと キバナノコマノツメはとてもよく似ていますが
ヤツガタケキスミレは高山帯にしか咲かない 砂礫地だけに咲く・・・
亜高山帯と高山帯の境目 微妙な辺り ↑ どっちなんだろう?

後ろにいた何人かの方の ヤツガタケキスミレだという声が聞こえましたが
キバナコマノツメかなぁ ... ?



続く

有難うございます 






ミツバオウレン・阿弥陀岳登山(南八ヶ岳)

2018年07月10日 06時46分10秒 | 登山 - 八ヶ岳

行者小屋まで登ってきました。ここの標高は 2,350mです。


横岳 標高 2,829m 幾つかの峰があります




横岳の大同心と小同心




赤岳と中岳

赤岳(左)標高 2,899m  北峰と南峰 二つの峰があります



中岳と右に阿弥陀岳




ヤマガラシ? 葉っぱが違うような ...  ハルザキヤマガラシかもしれません

ハルザキヤマガラシはヨーロッパ原産とあります。繁殖力が高くちょっと厄介な植物のようですが 
ヤマガラシなのか?ハルザキヤマガラシなのか? ... どちらでもないのか?わかりません ...



赤岳山頂付近



行者小屋で遅めの朝食をとってから 久しぶりの阿弥陀岳を優先して登ることにしました

阿弥陀岳 標高 2,805m



写真は無いのですが登山者は多く 下山時には行者小屋のテント場も満杯になっていました


咲き始めたナナカマドの花  ウラジロナナカマドでしょうか







ミツバオウレン


















タカネザクラでしょうか?







コミヤマカタバミ



花はミツバフウロに似ていますが葉っぱが コミヤマカタバミと思われます ...







オサバグサ




続く


P.S

昨年の7月9日はブログ開設日でした。拙い記事ですが訪問してくださる皆様に感謝しております。
ありがとうございます。


6月の北アルプス燕岳へ
6月17日 北アルプス燕岳登山この日 天気は晴れ 風もなく穏やかで最高の登山日和となる空は何処までも深く青く 吸い込まれそうだ槍ヶ岳が相変わらずの勇姿を 惜しげもなく披露し続け......





白花の蛇苺・阿弥陀岳登山(南八ヶ岳)

2018年07月09日 19時12分59秒 | 登山 - 八ヶ岳

大雨による甚大な被害が出ています。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたすとともに 被災されている方々に心よりお見舞い申し上げます。



阿弥陀岳登山の続きです

赤岳
( 八ヶ岳連峰・主峰 )







まだ針葉樹林の中を登っていますが 標高が上がり明るくなってきました



 





マイヅルソウ



コイワカガミ
 
コイワカガミは阿弥陀岳山頂付近でも撮っているので 後日またUPします


白花の蛇苺(シロバナノヘビイチゴ)







あちらこちらに群落して咲いていました







美濃戸の赤岳山荘駐車場から 柳川南沢コースで行者小屋に向かっています


横岳の大同心が見えてきました



赤岳



横岳付近


南八ヶ岳は荒々しい岩稜帯です


赤岳展望荘



左に赤岳展望荘と主峰の赤岳



この時点ではまだ 赤岳に登るか?阿弥陀岳に登るかは決めていませんでした
天気が回復してきたのであれば両方に登りたくなります
だが 翌日の7月1日は午後からですが 用事があるので今日中に帰らなければならない ...
無理をして疲労度が増すのも困るし ... 予想外の青空が迷わせます

もうすぐ行者小屋です

続く



有難うございます